最近買った架空のサントラみたいなの

なんとなく最近買ったCD(とか配信)でそんなのが多かったので。

bermei.inazawa / めくりめくるイメージサウンドトラック

bermei.inazawaさんのサイト見てたら「めくりめくる」とゆー漫画の初回版にイメージサントラが付いてくるとゆーことでamazonでポチり。1曲目のボーカルは茶太さんが担当、残り9曲はアコースティックな感触の可愛らしい音響インスト。「嘘つきみーくんと、壊れたまーちゃん」や「朗読少女 乙葉しおりの音楽日和」と似た系統ですけど、やっぱりこの方の異常に細かいエディットは凄いなーと思います。ちなみにストリングスは弦一徹ストリングス(元G-CLEFとかPryme Tymeの落合徹也さん)
あと、ずーっと廃盤だったstudioCampanellaの2003年の同人アルバム「/Campanella」もダウンロード販売していたので購入。

サイドプロテア / 夜明けのトロア滲む (2012)
サイドプロテア / コルドルアの異型 (2012)

これ買ったのは結構前だけど書いてなかったので・・・みらゐさんのサイトから、こちらもダウンロード販売。「ぱんださん幼稚園」とか「きりんさん女子大生」みたいな頭悪い系ではなくて(アレはアレで大好きなのですが)なんとゆーか不思議世界インスト。
「夜明けのトロア滲む」の「仔犬のラプソディア」って曲が凄い福原まりっぽい感じ・・・と思ってたらWong Wing Tsanのインスパイアみたい。ちょっとゲーム音楽っぽいですがM-2の「魔導士の見た夢」が一番好きです。DQ2でムーンブルクの王女を仲間にした時のような感覚を思い出すような。
「コルドルアの異型」は林美登利さんのサーニット人形(樹脂粘土の人形・・・?すいませんあまり詳しくなくて)からイメージされたアルバムみたいです。今までのみらゐさんの同人音楽系のアレンジとはちょっとイメージの違うアンビエントな作風。

AQ! / Septeme (2010)
AQ! / くまのおんがく (2012)

石井AQさんは、谷山浩子さんのほとんどのアルバムのアレンジを担当されてる方です(ドッペル玄関はAQさんの曲)2009年には橋本一子さんと Arc’d-X というアルバムもリリースされてます。最近だと豊崎愛生さんの曲なんかもやってるみたいですねー。
だいぶ昔なのですが、みずき健の「シークエンス」という漫画のイメージアアルバム(1991)で石井AQさんのインストが2曲入っていて、それが凄く気に入っていたので(ちなみにこのアルバム、他3曲歌モノが谷山浩子作曲、石井AQ編曲、上野洋子歌唱というモノです、Cotton Colorって曲が良いです)

「Septeme」は谷山浩子さんの音楽劇「第七官界彷徨」のインスパイアとのこと、キャリア相当長いハズですがAQさん名義でのソロは初めてみたいです。打ち込み主体の叙景的な曲が並びますが、個人的には「10月」「11月」というピアノの小曲が好み。「くまのおんがく」はNHK-FMのラジオドラマ用の音楽が元ネタになってるみたいです。どちらもちょっと一癖ある物語性の有る音楽。
ちなみに自主盤なので石井AQさんのサイトから直接購入、谷山浩子さんのライブとか行くと売ってたりするのかな?

La Máquina Cinemática/Música Para Pantallas Vacías (2010)

ちょっと前にザビエルレコードで試聴して即ポチった一枚。
アルゼンチンのExequiel Mantegaという方のプロジェクトみたいです。この方のピアノにflute/clarinet/oboeなどの木管楽器にストリングス、曲によってはリズム隊も入ります。
パスコアルを爽やかにした・・・というか日本のAcoustic Asturiasに似た雰囲気。バンド名のLa Maquina Cinematicaって「映写機」意味なのかな?その名の通り映像が視えるような音になってると思います。
特に4曲目の「intrusos」って曲の躍動感がすごく好きです。その曲のYouTubeのライブ映像。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=khSy9VGb8zA[/youtube]

amazonにはCDはなかったのですがmp3ダウンロードが有ったので、そちらをリンク。

野澤美香 / SERIOUS GARDEN (1996)

このアルバムの存在を知ってからずーっと探していたのですが、ようやくヤフオクで入手する事が出来ました。

野澤美香さんは現代音楽の作曲家の方みたいですが、80年代には「ばちかぶり」「原マスミ」「カトゥラトゥラーナ」などにも参加、1994年にはJOHN ZORN’S COBRAの近藤達郎部隊に参加したりとか。ちなみに最近CAVE(シューティングゲームの)のBGMを担当したりもしてるみたいです。たぶん全部同一人物だと思うんですが。
個人的には原マスミの「夜の幸」というアルバムでこの方が担当した「花のひかり」という曲が凄く好きでずーっと気になる存在でした。

このアルバムは1996年のダンスパフォーマンス用の音楽をCDにしたものみたいです。想像してたような音とはちょっと違っていてSimon Fisher Turnerにも似たような、不思議な音楽・・・特にミニマルなピアノとボイスから始まってだんだん壊れてくような3曲目の「Velvet Riot」に惹かれます。

Nozawa Mica / Serious Garden (1996)

  1. Oxygenator
  2. Lotus, lotus
  3. Velvet Riot



ちなみにこの映像は1993年くらいの田口トモロヲさんとのテレビでの共演。ギターは佐野史郎。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=0zPmyzMt-W8[/youtube]

で、コレが原マスミの「花のひかり」って曲
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=VIVSqelJd4w[/youtube]

M3-2011秋に行ってみた

というわけで、先日行われたM3-2011秋に行ってみました。
M3はいわゆる「同人音楽」の即売会。前から同人音楽方面とか若干気になってたので行って来ました。

適当にアタリをつけて視聴させてもらったり視聴コーナーで色々聴いてみたりはしたのですが・・・プログレ方面な感じではあまり収穫無かったかなぁ。事前にもーちょい調べていけばよかったのかもしれませんが。うーん。

Acoustic AsturiasがA.m.uさんのVidroBunnyのブースで生演奏するとゆーことで見てきました。なんと1.8m四方のブースの中、それも周りのブースも音出してる中でガットギターとバイオリンとクラリネットとパーカッションとボーカルの5人で・・・厳しそうだったなぁ。

「月読レコード」 ( http://www.tsukuyomi-rec.net/ )
・鏡星 / 銀霊譜
ワールドディスクなんかでも取り扱われたりしてるので、プログレ系の方にも結構認知されてるのかも。とりあえず新譜だけ買ってみました。40分1曲という・・・トータルアルバムというか何というか。こんな長い曲なのに冗長さを感じない、凄い構成されたアルバムになってます。26分くらいから急にUnivers Zeroみたいな展開に。いやでも今回のM3で自分が聴けた範囲の中では一番良かった。
そいえば月読レコード主催者の翡翠さんのブログをちょっと読んでみたのですが、ハニーフラッシュでの「新月セッション」なんかに参加されたりしてるんですね。

「雪蛍」 ( http://homepage3.nifty.com/tumaranaimonodesuga/ )
その月読レコードさんのお隣のブースの「雪蛍」(これがサークル名で良いのだろうか?)
・雪蛍 / Chronus
・雪蛍 / 戦乙女戦記
・雪蛍 / 月の踊り子
ちょっとRPGの音楽っぽい感じ(というか桜庭基っぽいのかな?)M3新譜の「Chronus」ってCDの1曲目が爽やかでファンタジックなプログレで良かった。
M3ごとにCD作ってるみたいですが、少しずつ良くなっていくのが面白いなぁ。

「Dragon Spiral Music」 ( http://www1.odn.ne.jp/~cbj91770/dragonspi.htm )
これは吉祥寺シルエレとかでもライブしている、MagnetnotezとかIgzit-nineってバンド関係のブース。
・Magnetnotez / Self Bootleg Vol.1 2010.03.11
・LITTLE DESKTOP MUSIC.5 ”Visions of changes’
・Dr.Aardvarks Works Vol.6 “FANGS”
でそのMagnetnotezのライブ音源と鍵盤の初坂恵美さんとギターの井上のぼるさんのそれぞれ打ち込み作品を1枚ずつ。井上さんのFANGSってのが結構良かったかも。ちょっとJadisを連想するような爽やかなギターメインのインストプログレでした。

あとはプログレとは全然関係ないけど、DJ TECHNORCHとか(Ove-Naxxとか参加してた)前買った「ぼくたちの変拍子」ってのが気に入ってたStudio-kurageなんかのCDを買って帰りました。

Electric Asturias / Fractals (2011)

先日のレコ発ライブで入手したElectric Asturiasの新譜「Fractals」についてアレコレ。メンバーにFLAT122の平田さん(現Stella Lee Jones)と田辺さんが入ると聞いてからずっと楽しみにしてました。

1曲目「Double Helix」たぶんこのアルバムの中で一番ややこしい曲。ちょっとサムラみたいな変態アンサンブルも有りつつ全体的にはメロディアスという曲。ちなみに山下洋輔トリオの1975年の名作「キアズマ」の1曲目も「Double Helix」ってタイトルだったりします(たぶん関係ない)「闇からの声」はちょっと昔のAsturiasをちょっとダークにした感じのイメージの曲、ギターとバイオリンの掛け合いが格好良い。1st~3rdはこんなインタープレイみたいな事は無かったので。ちょっと新鮮。
「Castle in the Mist」前半はアコアスで演奏してもおかしく無いような感じですが、ベースソロを挟んで後半ではギターの泣きメロが炸裂します。アルバム中一番長井10分近い曲。
「Moondawn」は「静かなるMoonSign」ってボーカル曲が元ネタですが、元ネタ知ってるとすっかりバンドサウンドに変わっているのが面白いです。中間部のジャズっぽいギターが平田さんっぽいかな?
「聲無キ涙~Cyber Transmission」は塵骸魔京の曲と3rdのCyber Transmissionを繋げた、というより融合させたような曲。ロングトーンのギターから入ってしっとりとしたバイオリンが重なって、プログレ演歌風かな?なんて思ってるといつの間にかCyber Transmissionに繋がってます。

ラストが「Return To Zero」というFate/Zeroのイメージアルバムに収録されてた3曲(The Berserker, The battle field, The Lancer)のエレアス版。
最後の「The Lancer」はFate/Zeroのイメージサントラ聴いた時、最初「カッコイイ!」と思って、次にこんなにプログレのイメージに近い曲を大山さんが作ったことにちょっとビックリしたものでした。以前のAsturiasも復活後のAcoustic Asturiasのイメージも「いわゆるプログレ」のイメージとはちょっと違うモノだったので…何かこう開き直ったような、プログレの緊張感と流れるよなメロディーの上手く組み合わさった曲だと思います。

あ、ちなみにFate/Zeroのイメージサントラはアコアスの筒井さんも3曲程参加してます。後半の組曲FATEのバンドアレンジと聴き比べてみるのも面白いかなと思います。

全体的に田辺さんの骨太ドラムと大山さんのドライブの掛かったベースが効いていて、思ってたよりもバンドの音になっています。「いわゆるプログレ」的なイメージを凝縮したようなアルバムですが、どのバンドの何かに似てるとかいう事も無く…まぁそのAsturiasのロックとしか表現できないのですが、そのような音です。
プログレな方は買って頂いて損することは無いと思います、というか古いのにしか興味の無い方も是非買いましょう。

しかし2006年のアコアスの「Marching Grass on the Hill」から2008年の多重録音「In Search of the Soul Trees」ついこないだの「Legend of Gold Wind」と、どのアルバムも充実した内容で…いやホント凄いなぁと。

1. Double Helix
2. 闇からの声
3. Castle in the Mist
4. Moondawn
5. 聲無キ涙~Cyber Transmission
6. 組曲FATE: i. 嘆きのフーガ
7. 組曲FATE: ii. アーガス最後の戦い
8. 組曲FATE: iii. The Lancer

大山曜 (bass)
平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
川越好博 (keyboards)
田辺清貴 (drums)

川崎タカオ / FOREVER, Matsukura Snow 1963

そんなわけで、6/12のライブ会場で購入したKTG,FLAT122の川崎タカオさんのCD-R2枚。3月のライブの時に「FOREVER」の方を売ってたのですが、買い逃していたので本日2枚とも入手。

「FOREVER」の方はピアノソロ集。最初聴いたときはMono Fontanaとかみたいな感じかなとも思いましたが、あそこまで音響的なモノではなく、映像の浮かんでくるような曲。

「Matsukura Snow 1963」の方は打ち込みあり歌モノありピアノありの、色んな音源を集めたモノ。FLAT122のライブ音源(地下鉄)なんかも入ってます。
ちょっと面白かったのが「夕暮れ」っていう打ち込みの曲。AQ石井(谷山浩子さんのアレンジとかやってる人)みたいな箱庭迷宮的な曲で凄く面白かったです。

http://www.myspace.com/orae

Wagner Tiso / Manu Carue: Uma Aventura Holistica(1988)

で、Wagner Tisoの1stをゲットした時に同じ棚を探してたら有ったのでついでに買ってきました。何枚目か分からないけど、1988年のアルバム。今聴くとちょっとチープな打ち込みとオケの上をWagner Tisoの鍵盤。

曲は良いですけど、演奏の緊張感は無いのでうーん…なんだかPCエンジンのゲーム音楽に聴こえてくるんだよな。4曲目のバッハの後の展開の多幸感は凄い素敵でした。

  1. 1º baile antropófago transracial de Santa Cruz (Geraldo Carneiro-W.Tiso)
  2. Mandu Çarara (Villa-Lobos)
  3. Memória [Pra Dona Walda] (Wagner Tiso)
  4. a) Sol Féggio (C. P. E. Bach)
    b) Manu Çaruê (Wagner Tiso)
  5. Fantasia holística (Wagner Tiso)
  6. A lenda do boto (Wagner Tiso)
  7. Alegria (Wagner Tiso)
  8. 1ª Missa no Brasil – 4º Movimento do descobrimento do Brasil (Villa-Lobos)
  • Wagner Tiso (piano, keyboards)(vocals on 3.)
  • Robertinho Silva (percussions)
  • Mingo (percussions)
  • André Sperling (percussions)
  • Victor Biglione (guitars)
  • Ari Sperling (electronic drums, vocal)
  • Cazuza (vocal on 1.)
  • Ritchie (vocal on 1.)
  • Giancarlo Pareschi (violin)
  • Vidal (violin)
  • José Alves (violin)
  • Bernardo Bressler (violin)
  • Michel Bessler (violin)
  • Eduardo Hack (violin)
  • Aizik (viola)
  • Stephany (viola)
  • Murilo Loures (viola)
  • Hidenburgo (viola)
  • Penteado (viola)
  • Alceu (cello)
  • Márcio Malard (cello)
  • Yura (cello)
  • David Chew (cello)

Wagner Tiso / Wagner Tiso(1978) + Trem Mineiro(1981)

ずーっと探してたCDです。千葉disk unionのワールドコーナー(わかりずらい場所にある)をチェックしたら発見。1stを探してたのですがコレは1st+2ndのカップリング盤です。

Wagner TisoさんはMilton Nascimentoの音楽を一緒に作ってきた作曲家/鍵盤奏者です。Som Imaginarioというジャズロックバンドもやっていました。その他色々なMPBに参加されてる方です。プログレ視点でもHermeto PascoalやEgberto Gismontiなんかと同じよーに並べられても良さそうな気がするのですが、あまり有名じゃないみたいですね。まぁ自分も最近までこの方の事は知らなかったのですが。

1stの方はブラジルっぽい…というかこういう音をミナス音楽って言うのかな?クラシックっぽくもブラジルな音…色々な要素が渾然となっていて、自分には説明付かないのですが凄いアルバムだと思います。3曲目の「Choro De Mae」が名曲だと思う。

2ndの方はもーちょい洗練されたクロスオーバーっぽい感じになってます。1stはクレジット載ってたのですが2ndはクレジット無い上にググッても全然情報無いなぁ…Nivaldo OrnelasとかNascimentoとか参加してそうなんだけど…こちらは少しPascoalっぽい感じもしますが、やっぱりテンション高くて面白いです。

この方のアルバムはまだCDになってないのが結構ある…のかな?そもそもディスコグラフィーを把握してないのですが、割と新しめのアルバムを買ってみたら打ち込みっぽくてイマイチだったのですが、70年代から80年代初期辺りのアルバムをまた見つけたら買ってみたいなと。

Wagner Tiso (1978)

  1. A Igreja Majestosa
  2. Os Cafezais Sem Fim
  3. Choro De Mae
  4. a) Seis Horas Da Tarde
    b) Mineiro Pau
  5. Rapsodia Trespontana
  6. Indinha Do Bichinho
  7. Monasterak
  8. Zagreb
  9. “Desfeixo”
  • Wagner Tiso (piano, organ, accordion)
  • Otavio Burnier (Spanish guitar, guitars)
  • Luizao Maia (bass)
  • Nelsinho (drums)
  • Chico Batera (percussions)
  • Marku (percusions)
  • Altamiro Carrilho (flute, piccolo)
  • Celso Woltzenlogel (flute)
  • Braz Limonge (oboe)
  • Swab (trumpet)
  • Geraldo Melo (trumpet)
  • Parteschi (violin)
  • Vidal (violin)
  • Ze Alves (violin)
  • Alzik (violin)
  • Ze Lana (violin)
  • Walter Hack (violin)
  • Faini (violin)
  • Penteado (viola)
  • Murilo (viola)
  • Marcio Mallard (cello)
  • Peter Dauelsberg (cello)
  • Sandrino Santoro (contrabass)
  • Maria Lucia Godoy (vocals)
  • Milton Nascimento (vocals, concertina)

Trem Mineiro (1981)

  1. Banda Da Capital
  2. Cello Caribe
  3. Trem Mineiro
  4. Os Passaros
  5. Sobe Serra, Desce Serra
  6. Mata Burro
  7. Trem Torto Musica Incidental: Cicade Do Sol (Andre Tiso)
  8. Armina
  9. Armina – Vinheta I

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=PBrveRjufwU[/youtube]

Moebius&Beerbohm / Strange Music (1982)

ちょっと前に中古で買ってました。Clusterの片割れDieter Moebiusとなんかその友人Gerd Beerbohm(誰?)のアルバム。1981年録音の1982年リリースなのでClusterの「Curiosum」をリリースた後、名作「Zero Set」の前とゆー事になります。エンジニアもConny Plankだしね。
ですがZero Setの奇跡を期待しても、Clusterの緊張感を期待してもちょっと違うというか、ジャーマンエレクトロらしい、緩くてだらしのない変な音を垂れ流してる感じのアレです。
まぁアルバムタイトルも「Strange Music」ですしね。うん。1曲目のハンマービートなんかはちょっとNeu!ぽかったりもしますが。基本的にはClusterからRoedeliusの微妙な叙情を抜いた感じの相当変な作品です。

  1. Subito
  2. White House
  3. Fortschritt
  4. Clarks Shiraz
  5. Ying Yang
  6. 833
  7. Glucose
  • Dieter Moebius
  • Gerd Beerbohm
  • Conny Plank (mix)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Qy-tw-SlMow[/youtube]

Yezda Urfa / Sacred Baboon (1989)

アメリカのプログレバンド。発表は1989年ですが録音は1976年らしいです。ちなみに「Sacred Baboon」って何の事かと思ったらマントヒヒの事らしいです。

結構アメリカプログレの中では有名なバンドだと思いますが、実は初めて聴きました。しょぼいジャケットがB級臭い感じですが…YesとGentle Giantを足して2で割って控え目さを無くしたようなせわしない音楽です。
プログレでしかありえないよーな無駄に展開しまくる感じが素敵です。いきなり脈絡もなく4人でコーラスしたり、急にアコースティックアンサンブルになったりとか。この変な曲を明るく演奏するのがアメリカっぽいというか何というか…毎日聴く気にはなれませんYezda Urfa / Sacred Baboonが、笑える音楽ではあるかと。

  1. Give ‘em Some Rawhide Chewies
  2. Cancer of the Band
  3. To-Ta in the Moya
  4. Boris and His Three Verses
  5. Flow guides Aren’t My Bag
  6. (My Doc Told Me I Had) Doggie Head
  7. 3, Almost 4,6, Yea
  • Brad Christoff (drums, percussions, metalaphone, glockenspiel)
  • Rick Rodenbaugh (vocals)
  • Mark Tippins (guitars, vocals)
  • Marc Miller (bass, marimba, cello, vibraphone, vocals)
  • Phil Kimbrough (keyboards, recorder, flute, accordion, mandolin, vocals)