2012/07/27 Lars Hollmer Tribute #2 @吉祥寺MANDA-LA2

2008年に亡くなったSamla Mammas MannaのLars HollmerさんのTrubuteその2。今回はSOLAとアコーディオン4人編成のBoevesというユニットの出演。

Boeves

アコーディオン四人組でLarsの曲を。
メンバーは向島さんに、先日の蛇腹姉妹でも「Svang Battre」を演っていたキキオン/Stella Lee Jonesの佐々木絵美さん、karak/zabadakの小峰公子さんと、ゴメンなさいAlan Pattonさんに関してはよく知りません(面白外人だということはこの日のMCで分かった)
曲目はたぶん以下のような感じ、過去の向島さんとのデュオで演奏してた曲がほとんどかな?「Svang Battre」では後半速くなってく辺りで崩壊気味(一番盛り上がったけど)
ちょっと意外だったのが「Hostvisa」と「理想の家族」での小峰さんのボーカル。いや歌うと思ってなかったんで、嬉しいサプライズでした・・・久しぶりに小峰さんのボーカル聴いた気がします(zabadakほとんど行ってないので、メインで歌うの見るのは本当にkarak以来かも)
最後はこのユニット名の由来にもなったLarsの代表曲「Boeves Psalm」を演奏、やっぱ良い曲だな・・・このユニットもまた観てみたいなと思いました。
(追記:1曲目、Augustins TemaじゃなくてPortaletydeでした…佐々木様ご指摘感謝です)

1. Augustins Tema Portaletyde
2. Pompen
3. Soon Song
4. Inte Quanta
5. Cirkus 1
6. Hostvisa
7. Svang Battre
8. Utflykt M.Damcykel
9. 理想の家族 (Hajar Du Idealfamiljen?)
10.Boeves Psalm

向島ゆり子 (accordion)
佐々木絵美 (accordion)
小峰公子 (accordion, vocals)
Alan Patton (accordion)

SOLA (Lars Hollmer’s Global Home Project)

ちょっと個人的なSOLAの思い入れをつらつらと。
2000年の初来日の時点では、Lars Hollmerというミュージシャンについてはあまり詳しくなくて(ZMMのFamilycracksしか聴いてなかった)どちらかと言うと、この時点では「日本座村」って名前のついてた日本人ミュージシャンの豪華さに釣られてライブに行った覚えがあります。KILLING TIME経由で清水一登さんのファンになり、おuとかパンゴで向島ゆり子さんを好きになって、シノラマもシカラムータもルインズも高円寺百景も好きだった自分にとっては何かもう「夢のスーパーバンド」みたいな勢いで。
んで実際に観たそのライブは、メンバー構成から期待される内容を遙かに超えるようなモノでして・・・特に「Now」という曲での向島さんのバイオリンを聴いた時に、比喩でも何でもなく本当に背筋がゾクッとなりまして。(ライブハウスには割と行ってる方だと思いますが、年に1度有るか無いかくらいの感覚)

その後も2001年のSOLA、2002年のSamla Mammas Manna、2003年のSOLA、2005年の向島ゆり子さんとのデュオなどで観ることができてたのですが、2008年の訃報・・・Lars Hollmerをもう見ることが出来ない事と一緒に、SOLAというユニットも見れなくなってしまうのかなーなんて思ってたりしたのですが。
2009年の追悼ライブで、またSOLAのメンバーでのライブを見ることが出来て凄く嬉しかったです。この時のライブの最後の曲が「Continue」って曲で、きっとまた演ってくれると思ってまして。

そんなわけで今回のSOLAは、前回のGOODMANでベースを弾いていたGideo Jukesさんの代わりにナスノミツルさんがゲスト扱いで参加。ゲスト扱いとは言っても最初っから最後までバッチリ弾きっぱなし・・・もうメンバーでもいいんじゃないかな。
3曲目で恒例の坂本弘道さんによるチェロの火花が炸裂。「Vaxeltango」なんかはナスノさんのベースのおかげて凄くタイトな演奏になっていました、今までで一番ロックっぽい演奏になってたんじゃないかな?
曲目は前回(と言っても3年前)のGOODMANとほとんど同じですけど、先日リリースされたLars Hollmerの未発表音源集から「Tivolimarsch」を演奏してました。何というかちょっとお馬鹿な運動会みたいな感じの曲で、清水さんの変なキーボードの音が面白かった。
個人的には叙情的な「Now~Novelty」がハイライト。やっぱり「Now」が何度聴いてもグッときます、何故この曲がSOLAのアルバムに入ってないんだろう・・・今からでも良いから向島さんのバイオリンでこの曲録音してSOLAの2ndアルバムを出してほしいとか思います。そしてアンコールでは清水さんの歌う「Continue」・・・本当に次回が有ることを願っています。

1. Nationsjazz
2. Ljuva Lagen
3. Trampumpa
4. Arioso Nearaway
5. Vaxeltango
6. Samma Zanzibar
7. Tivolimarsch
8. Now
9. Novelty
10.Parallell Angostura
11.Continue

清水一登 (piano, keyboards)
大熊ワタル (clarinet, accordion)
向島ゆり子 (violin, toy piano)
坂本弘道 (cello)
吉田達也 (drums)
伏見蛍 (guitars)
ナスノミツル (bass)


2012/07/22 蛇腹姉妹,オオフジツボ,Stella Lee Jones @吉祥寺Silver Elephant

蛇腹姉妹

Stella Lee Jonesの佐々木絵美さん(蛇腹姉)とオオフジツボの藤野由佳さん(蛇腹妹)によるアコーディオンデュオ、告知には特に情報無かったので見れてラッキーでした。演奏曲はルーマニアとかの変拍子トラッド等。Lars Hollmerと向島ゆり子さんとのアルバムにも入ってる「Svang Battre」なんかも演奏されました。初めて見ましたけどコレは結構面白い、この日はカバー曲だけだったみたいですけどオリジナルも聴いてみたいなとか。さっきちょっとYouTube検索してみたら蛇腹六姉妹なんてのもやってて、熊坂るつこさんも参加してるー。コレ観たかったな。
ちなみに佐々木絵美さんは今月27日のLars Hollmer Tributeのライブにもアコーディオン四重奏のバンドで参加されます(もちろん行きます)

佐々木絵実 (accordion)
藤野由佳 (accordion)

オオフジツボ

そうそう、壷井さんと一緒に演奏してる姿を見てようやく思い出したのですが、昔キルシェで藤野由佳さん観たことが有りました。確かくどうげんたさんもその時は一緒だったハズ。
そしてオオフジツボは初めて見るのですが、今回は会場の空気を読んで「変拍子多め」のセットみたいです。まぁそのせいかアコースティックプログレみたいでした…Eraよりはちょっとゆったりしてる感じで、普段はもーちょいトラッドっぽい感じなのかな?
個人的には太田さんの「雨の観覧車」って曲がしみじみと良かったなーと思いました。CD買ってみました。

1. yumenoato
2. 暁の地平
3. 秋霖
4. 天翔るもの
5. 菜の花
6. Alexandrite set
7. 雨の観覧車
8. Second Steps to Long Distance

藤野由佳 (accordion)
壷井彰久 (violin)
太田光宏 (guitars)

http://tsuboy.internet.ne.jp/oftb/

Stella Lee Jones

そしてStella Lee Jones。今回はバイオリンのテイセナさん参加の最後のライブと言うことですが、MCでチラホラ触れつつもいつも通りの感じで進んで行きます。
「夢の境界線」は前回演奏したポリリズムっぽい感じの新曲、その時は確か「春」ってタイトルだったような?曲前のMCで「分かりづらいのでちょっと変えた・・・結果より分かりづらく」とか何とか。前回は2曲分カットアップして繋げたような所が今回は融合してる感じ?もう少しカチっと嵌ると凄くなりそうな予感も。
「明日へ」も新曲。セナさんを送り出すための書下ろしなのかな?ゆったりとしたテンポのちょっとノスタルジックな曲、コレは今回限りなのかな?

このバンドの結成当初(2009年なので3年ちょい)からずっとこのバンドのフロントとしてバイオリンを弾いていて、ちょっと現在のところテイセナさん抜きのステラの音は想像付かない位なのですが・・・
MCなどではマイク振られても滅多に喋らないのですが、バイオリンを弾きだすと凄い存在感のある音で。最初観たときはそつなく弾きこなす感じかな?と思ってたのですが、インプロとかアドリブでのプレイを観た時に「この人すげーわ」と思ったりしました。
またエレアスとかアコアスとかを見に行くとは思いますが、3年間素晴らしい演奏を有難うございました。

1. かげろう
2. Jean pierre
3. Clouds
4. Ceaseless Memory
5. 夢の境界線
6. 明日へ
7. Synapse
8. Parallel railways
9. Stella Lee Jones

平田聡 (guitars)
佐藤真也 (keyboards)
佐々木絵実 (accordion)
テイセナ (violin)
瀬戸尚幸 (bass)
谷本朋翼 (drums)
くどうげんた (percussions)

2012/07/17 植村昌弘+仙波清彦 @渋谷Bar Isshee

仙波清彦さんと植村昌弘さんのデュオです。初期のはにわ隊辺りから一緒に演奏されていて、植村さんにとっては師匠に当たるようです。意外ですが2人だけの演奏は初めてとのことです。
植村さんは普通のドラムセットにノートPC1台。
仙波さんはアジア雑貨屋さんのようなパーカッション詰め合わせボックスを沢山と、電子パーカッション(RolandのHandSonicかな?)とバスドラ用のキックトリガー。

仙波さんのパーカッションを植村さんが追従して、仙波さんがわざとキッカケを外して「ウヘヘヘ」と笑う感じで。まぁもうこちらとしてはコレを見てるだけでも楽しいのですが、この2人によって繰り出される凄いバリエーションのリズムが凄くて。個人的はライブ中のドラムソロてあまりすきじゃないのですが、コレならいくらでも聴いいてられます。
いやでもステージ上の卑怯な振る舞い。というか大人げない振る舞いに関して仙波さんに勝る人がいるはずもなく…というかライブ見に来て「酢」を見たのは初めてだ。

各セット最後に「GU #4」「GU #2」とP.O.Nの頃の曲を演奏。ライブ終了後に仙波さんの譜面をチラリと見たのですが「バーン」「ドタタドタドタドドドタドタド」「テカレテカx5」とかそんな感じの…道で拾ったら小学生の落書きにしか見えないようなモノで・・・アレでいいんだ(いや普通は良くないのか)

どうでもよい話ですが、ちょうど植村さんのドラムセットの真向かいに座って見ていたら、バスドラを踏む度にバスドラの穴から涼しい風が当たって非常に快適でした。

植村昌弘 (drums)
仙波清彦 (percussions)