2010/08/20 ウズマキマズウ @新橋ZZ

ちょっと久々になりますが、小川美潮さんのライブに行ってきました。今回whachoさんは欠席ですが、最近はこんな感じのメンバーです。曲が良くて、歌が良くて、少しゆるーい感じの良いライブ。やっぱり何度来ても良いなと思います。とくに最近は「犬の日々」って曲が気に入ってます。
アンコールではソロ回しで客として来ていらっしゃった近藤達郎さんが飛び入りで参加。

  1. ウレシイの素
  2. Four to Three
  3. 良心力学
  4. きもちのたまご
  5. PICNIC
  6. 記憶
  7. ENSO
  1. 犬の日々
  2. 三月の水
  3. 12月21日
  4. 人と星の間
  5. ゆにてい
  6. やっとだね (アンコール)
  • 小川美潮 (vocals)
  • 大川俊司 (bass)
  • 川島BANANA-UG (keyboards)
  • Ma*To (synthesizers)
  • 青山純 (drums)
  • MAC清水 (percussions)
  • 近藤達郎 (keyboards on ‘やっとだね’)

2010/08/11 unbeltipo TRIO+岡部洋一 @高円寺JIROKICHI

昨日に引き続き、非常に濃ゆいライブです。今堀恒雄のunbeltipo TRIOに岡部洋一さんがゲストで加わります。
セットリストは以下の感じで、そんなにライブ通いしてませんが「UBT#4」とか珍しいんじゃないかな?とにかく一曲一曲長い上に密度が濃くて、面白いんだけど聴いてる側も相当疲れます。そいえば何の曲か忘れたけど、クリムゾンの「Indiscipline」のリズムを伸び縮みさせたよーな曲が有ったような。

特に2nd setの「Joujoushka」たぶんこの曲だけで20分以上やってたと思いますけど、凄い集中力と密度。アンコールの「The Grid Of The Wind」が物凄く聴きやすく感じるくらい。

今自分のBlogチェックしてみたら2004年のライブで「Joujoushka」の生演奏聴いてるなぁ・・・なんかだいぶ印象違うような気がする。

  1. The Tape Eater
  2. UBT #4
  3. Oil On The Pan On The Canvas
  1. UBT #26
  2. Joujoushka
  3. UBT #23
  4. The Grid Of The Wind
  • 今堀恒雄 (guitars)
  • ナスノミツル (bass)
  • 佐野康夫 (drums)
  • 岡部洋一 (percussions)

2010/08/10 Salle Gaveau+吉田達也 @新宿PIT-INN

「サルガヴォ+吉田達也」のライブです。サルガヴォはピアソラをよりプログレにしたよーな、構築度の高いちょっとアコースティックなユニット。最近の「いわゆるこのあたりの」のユニットの中でもかなり完成度の高いユニットだと思ってます。
で、その完成度の高いユニットに吉田達也さんとゆー無茶な人がゲストで参加するとゆーことで。
最初3曲は吉田さん抜きで通常の編成での演奏。4曲目のParadeから吉田達也さん入りとゆーことで喜多直毅さんと鳥越啓介さんはエレクトリック楽器に持ち替えます(ちなみにエレクトリックバイオリンを弾く喜多直毅さんは初めて見ました)
セットリストは以下の通り(自分では半分も分からなかったので、あちこちのサイトを見て確認)、「HELAKLION」はサルガヴォじゃなくて吉田さんの曲ですが、吉田「バルカンっぽいので合うかと思って…」 鬼怒「バルカンなバンドじゃないんだけど…」ってやりとりが。ちなみにアンコール曲では鳥越さんの「ぐちゃぐちゃな秩序」まぁコレ聴くとバルカンジャズだと勘違いしてもしょうがないような気もしますがー。この、とっちらかったプログレジャズロックみたいな曲が凄く好きだったのでアンコールで演奏してくれて嬉しかったです。
各メンバーがそれぞれ個性持ちつつも構成された音出すバンドですが、吉田さんが入ることによってより「ロックバンド」っぽくなってた感じ、曲によってはUnvers Zeroとかの暗黒チェンバーみたいな風にも聴こえてきました。コレがサルガヴォがと言われると、普段とはだいぶ違うのですがこんなのも是非またやって欲しいです。

  1. Alloy
  2. 童話で書かれた生態系
  3. 悪魔にやられた悪魔
  4. Parade
  5. Tempered Elan
  6. La Cumparsita
  1. 影絵遊び
  2. Strange Device
  3. HERAKLION (吉田さんの曲)
  4. Weightless ZOO
  5. 行進するライナセロスヴァイパー
  6. ぐちゃぐちゃな秩序 (アンコール)
  • 鬼怒無月 (guitars)
  • 喜多直毅 (violin)
  • 佐藤芳明 (accordion)
  • 鳥越啓介 (bass)
  • 林正樹 (piano)
  • 吉田達也 (drums)

2010/08/08 Altered States with Guests plays King Crimson @渋谷NHK509スタジオ

NHK-FM「今日は一日プログレ三昧」13時間放送とゆー無謀な企画の中での生放送ライブでキング・クリムゾンをコピーという、これまた無茶な企画。
Altered Statesってことで太陽と戦慄~レッド辺りの曲をやるのかな?と思ってたのですが、なんと1stの全曲カバー。なんとゆー馬鹿で無駄な事を…この無駄っぷりがプログレといえばプログレですが。

前半(A面)1曲目はもちろん「21世紀の精神異常者」から、最初の変な「バホー」って音もちゃんとサンプリング。あまりの忠実なコピーっぷりに吹き出しそうになりました。特に内橋さんのギターのトーンがFrippまんまで。この曲の最後のフリーっぽく戻って終わるところもアルバム通り再現。
「風に語りて」ではデヴィッドさんが参加してアルバムのハモるパートもカバー、「エピタフ」に入る所とかもほんとにアルバムそっくりで。んでもこのアルバムの頃のロバート・フリップってもうちょいぎこちない所も有ったような気もしましたが。
ちなみにデニスガンのボーカル、Greg Lakeには似てないだろーとか思ってたのですが(どっちかっつーとPeter Hammilかなとか、Altered States plasy VdGGの時は是非)かなり健闘していました。

「エピタフ」終わってよーやく拍手。次はB面の「ムーンチャイルド」から、ここでも内橋さんのギターの音色があのアルバムのトーンそっくりで。「ムーンチャイルド」の即興パートは、ちょっと途中でいつものAltered Statesになりかけてましたけど、岡本さんの鍵盤のおかげでだいぶ抑制されてた感じでした。
そして「タタッツッタタツタツタ」とゆードラムから最後の「クリムゾンキングの宮殿」へ。木管系のお二人もバッチリ再現していたと思います。

いやまぁ本当よくこんな馬鹿なことするなー(褒め言葉)と思いました。個人的にこのLPは親父が持ってたせいもあって、かなり刷り込まれているのですが…本当に再現度高かったです。

ちなみに家に帰って録音してたのを聴いたら、ミックスのせいかラジオ音質のせいか、ナマで聴いてた時よりもよりクリムゾンそっくりに聞こえました。
このAltered States plays King Crimsonは11/26に新宿PIT-INNでまたやるそうです。

  1. 21st Century Schizoid Man
    including Mirrors
  2. I Talk To The Wind
  3. Epitaph
    a) March For No Reason
    b) Tomorrow And Tomorrow
  4. Moonchild
    a) The Dream
    b)The Illusion
  5. The Court of Crimson King
    a) The Return Of The Fire Witch
    b) The Dance Of The Puppets
  • 内橋和久 (guitars)
  • ナスノミツル (bass)
  • 芳垣安洋 (drums)
  • 岡本洋(key)
  • Dennis Gunn (vocals,guitars)
  • 塩谷博之 (flute, clarinet, soprano sax)
  • 吉田隆一 (flute, tenor sax, bass clarinet)
  • デヴィッド・マシコ (vocals)

2010/08/04 八月大くじら @代官山晴れたら空に豆まいて

中央線に乗るまで吉祥寺方面と迷っていたのですが、大編成の「くじら」を一度見てみたかったのでこちらへ。当時は観てませんが「くじらドラゴンオーケストラ」が好きだったので。
ちなみに開演ギリギリに会場についたのに最前列左端の席が空いていて、何故か吉良知彦さんの目の前の席。良かったんだろうか。
で今回の「大くじら」のメンバーは

  • 杉林恭雄 (vocals, guitars)
  • 楠均 (vocals, drums)
  • 青木孝明 (fretless bass)
  • 小峰公子 (vocals, accordion)
  • 関島岳郎 (tuba, trombone, trumpet)
  • 多田葉子 (sax)
  • 近藤達郎 (clarinet, piano)
  • 吉良知彦 (guitars, vocals)

とゆーメンバー。

「くじら」とゆーバンドはもう20年近くもずーっとシンプルな歌を歌い続けてるバンド(現在は杉林さん一人なのかな?)です。自分は歌モノのライブとかあまり観ないのですが、土台の部分から全部一つ一つ自分で作ったような素朴な音楽で。んで、個人的には何故だかちょっとパンクな感じもしてたりするような音。
この日の共演者も全員キャラクターのしっかりした音を出す人たちで、曲間のちょっとしたソロでも面白いなーとか思うのですが、コレが全員一緒に演奏するとまた不思議なまとまりのある大きな音になっていて。
特にやっぱりイイなーと思ったのが楠さんのドラム。難しいことやってるわけではないんだろーけど、この音楽にピッタリな何とも気持ちの良いビートを叩いてくれます。あと吉良さん、zabadakののれんわけ以来だから17年ぶりに生で見たのかも。前半セットでギター弦の張り方間違えてたってのは笑った。
松永孝義さんがちょっと病気してて(正確には病み上がり)みたいで不参加だったのですが、でも次やるときは参加されそうな感じで良かった(すごく好きなベーシストなので)。

セットリストはくじらの曲詳しくないので分かりませんが、「KAPPA」とか「ドラゴン」とか「ナガラリバー」とか「たまご」とか代表的な曲はだいたいやってたよーに思います。あとtwitterで見かけたのですが2nd setの最初の曲がzabadakっぽいなーと思ったらやっぱりzabadakの曲だったみたい。

あ、あと何故かドリンクと一緒に「鯨の竜田揚げ」が付いてきたのですが、すげー美味しかった。くじらバンザイ。

2010/08/03 One Shot @両国SUNRISE

DUGO

元HAPPY FAMILYの泉谷さんと平野さんとゆーギターの方のユニット。HAPPY FAMILY見たことなかったので、帽子かぶってギター弾いてるリリー・フランキーみたいな人が泉谷さんかと思った。アコギ弾いてPCいじってる方の方でした。ドラムの黒瀬蛙一(永瀬敬一)さんも元HAPPY FAMILYの方ですね。
ブレークビーツみたいな打ち込みにドラムもギターも取っても上手、アコギの音も良いアクセントになってましたけど…んーとゴメンナサイ、個人的には全然面白くなかった。

  • 泉谷隆洋 (acoustic guitar, keyboards, computer)
  • 平野友義 (guitars)
  • 黒瀬蛙一 (drums)

One Shot

フジロックのMAGMAは法事で行けなかったので、せめてコレだけはと思って。実はOne Shotのアルバムは全然聴いたこと無かったのですが。
いやー来て良かった!!!もーちょいジャズっぽいかなと思っていましたけど、思ってた以上にZeuhl(MAGMAっぽい音のこと)で、圧倒的なテンション。そもそもJames McGawとPhilippe Bussonnetは現MAGMAメンバー、Emmanuel Borghiも元MAGMAですし、これでMAGMAっぽくない訳は無い。
MAGMAと比べると、当然コーラスが存在しないのと。ちょっとモダンな・・・というかポストロックとかマスロックっぽい感覚が有って。強迫的な反復だけじゃなくてギターも鍵盤も多彩な演奏でした。
メンバー重なってるからって訳でも無いですけど、MAGMAにも負けないくらいの迫力のある演奏だったんじゃないかなと思います。とりあえず再発1stと2ndのCD買ってきちゃいました。
(追記)ゴメンなさい、鍵盤奏者はEmmanuel Borghiじゃなくて現MAGMAのBuruno Ruderさんでした。

  • Bruno Ruder (fender rhodes)
  • James McGaw (guitars)
  • Philippe Bussonnet (bass)
  • Daniel Jeand’heur (drums)

http://www.myspace.com/oneshotrock

2010/08/02 福原まり @吉祥寺MANDA-LA2

ここ最近何かとタイミングが悪くて見に行けなかった福原まりさんのライブ。(矢口博康ユニット、戸田誠司ユニットと一緒のライブなんてのもあったのに)「福原まり+戸川純」ってのは見たけど、福原さんのソロは2年ぶりくらいに観ます。
ライブ見に行けない間に「食堂かたつむり」「パーマネント野ばら」の2つの映画音楽を担当されてました。何曲かナマで聴いてみたいなーとか思ってて、そんなことも期待しつつ。

最初の2曲はトイピアノのフルヤンとの2人での演奏。
次の曲から中原信雄さんとグレード栄田さんが参加して、「パーマネント野ばら」から「子供時代」を演奏。これサントラでは1分くらいの短い曲ですが、ライブではコレ1曲だけでも物語があるよーな感じの曲になっていて。だいぶ印象変わりました。

後半はパーカッションの川瀬さんも参加しての演奏。リズム楽器入ると締まって良いです。ちょっとバンドっぽい雰囲気も。
で、後半1曲目がReal Fish(というか「陽気な若き水族館員たち」)の「遊園地」 ・・・これは発表1983年かぁ、なんか幸せな80年代のイメージなとても好きな曲。
ほぼ毎回聴いてますが「常習者のごとく」の中原信雄さんのベースラインが物凄く好きで。fishermen tit totの頃から凄い好きだったのですが、今回改めて中原さんのベース好きだなぁと再認識しました。演奏的にはそんなに変な事してるわけでは無いのですが印象に残るフレーズが多くて、音でかくても邪魔じゃない感じ。不思議な存在感。

アンコールは「パーマネント野ばら」のメインテーマ「秘密」。こっちは本当に短い曲ですが、サントラで聴いたときにそれでもすっごく福原まりさんらしい曲だなーと思ってて。アンコールにこれ聴けて嬉しかったです。

  1. ??? (なんか凄く短い曲)
  2. ロシア鉄道 (octave)
  3. dancer (pieta)
  4. 子供時代 (パーマネント野ばらサントラ)
  5. 夜想 (あまつきサントラ)
  6. La Lune (pieta)
  7. pasear (pieta)
  8. Romance (無問題サントラ)
  9. Baroque (pieta)
  1. 遊園地 (Real Fish)
  2. 風の影
  3. les pas d’amour (pieta)
  4. 白の夜
  5. 森へはどうやって帰るの? (octave)
  6. pieta (pieta)
  7. 婚礼の日 (食堂かたつむりサントラ)
  8. 常習者のごとく (octave)
  9. 忘れられた少年 (octave)
  10. 帰還 (pieta)
  11. 秘密 (パーマネント野ばらサントラ)
  • 福原まり (piano,vocals,computer)
  • フルヤン (toy piano)
  • 中原信雄 (bass)
  • グレート栄田 (violin)
  • 川瀬正人 (percussions)

http://www.marifukuhara.com/

ちなみに↓の動画は2006年のライブでの「Romance」です。