2004/11/30 た*みや@高円寺ペンギンハウス

る*しろう、高円寺百景の金澤美也子さんと元ウルトラビデ、Ain Soph、Bellaphonのtaiquiさんのデュオで、ウルトラビデの曲をやるっていうライヴを見に行ってきました。

いやその何か予想通りというかもう。まぁウルトラビデ自体聴いたこと無いんですけど(ハルヲさんによるとウルトラビデのCDとは全然違うとの事)アバンギャルドっつーか無茶苦茶なパートの次の瞬間物凄く構築プログレみたいになったりとか。ジャンルの狭間を一瞬で飛び越えてくよーな感じで。

taiquiさんは今まで浪漫座とかAin Sophでしか見たことが無かったので、コレを見て意外なまでの幅広さにちょっとビックリしました。あーあと美也子さんのドラム、ブライアントの打席を思わせるような溜めが個人的には可笑しかった。

  • [tag]金澤美也子[/tag] (piano,voice,bass,drums)
  • [tag]Taiqui[/tag] (drums,voice,guitars)

後半はJOJO広重+能勢山陽生のギターデュオ(このライヴは「JOJO広重ギターインプロビゼーション十番勝負」の10回目)の1時間を超えるドローンの演奏中、3回は寝た。寝不足の頭にアレはつらい。

  • [tag]JOJO広重[/tag] (guitars)
  • 能勢山陽生 (diesel gutiar)

ちなみに帰りの中央線には機材を抱えたtaiquiさんがいらっしゃいました、何でも「これから(高円寺で23時くらい)京都へ帰って明日は仕事」とか、ちゃんと帰れたのかなぁ?

2004/11/27 Fernando Kabusacki @ディスクユニオン新宿JAZZ館

最近ちょくちょくやってる新宿ディスクユニオンでの閉店後の無料ライヴ。(行くの今回初めてだけど)

今回来日公演は見る機会無くって残念に思ってたFernando Kabusacki。mixiの日記経由でこの日あることを知って行ってきました。

Fernando Kabusackiはアルゼンチンの人で、Juana Molinaとの共演で有名かな?Robert Frippのギタークラフトにも入ってたとか。あとHermeto Pascoalとも共演歴が有るみたい。アルゼンチン音響派なんてシーンが本当に有るのか知らないですけど、今売ってるEsquireにちょっとだけ記事が有ります。

(http://www.kabusacki.com.ar/)

事前にあんまり情報無かったんですけど、この日はカブサッキ一人でのソロ。机の上にはLine6のループサンプラーやKaos Padや小さいサンプラーやCDプレイヤー(!)など並んでます。

CDプレイヤーとサンプラーの音源を少しだけ鳴らしながら、自分の音に自分の音を重ねてくよーな感じの演奏。即興みたいなモノではなくって、ある程度構成が有ってそれが飽和点になると、ゆっくり次の展開に進むよーな感じで。

聴いててなんだかCLUSTERのRoedeliusのソロを思い出しました。ちょっと淡い感じのエレクトロ+かすかに南米の雰囲気。でも、途中で笑っちゃうくらいのRobert Frippギターを炸裂させてて可笑しかったです。さすが門下生。

たぶん40分くらいの演奏だったんですけど、結構満足できました。ちょっとソロ作が欲しくなったよ。

あーでもカブサッキの使ってたLINE6のループサンプラー欲しいなぁ。

(http://www.korgonline.com/html/kid_product/line6_effect/dl4.html)

2004/11/24 今堀恒雄UBT Trio @新宿PIT-INN

#えーと未だに何てコメントしていいのか迷うようなライヴです。何か物凄く密度の濃いライヴでした。
佐野康夫がガッチリ骨格を固めた上に、今堀とナスノが暴れまくる、という。だけどしかし曲が尋常でない、即興に聴こえる部分も有ったんだけどきっとほぼ全部書いてあると思われ。特に印象に残ったのが「Desert for Dessert」基本三拍子っぽい曲なんですけど、あんな切迫した雰囲気の三拍子って無いよな。
2nd set頭の2曲は「ストリングの為に書いた曲で~」とか言ってたけど、全然他の曲と印象が変わらん。
そもそも「あの宇宙人のロックバンドみたいなアルバム曲をライヴでどう再現するのか?」と思って行ったんですけど、アルバム曲も既にアレンジが変わっててもう何が何だか。
結局何のレポにもなってないなぁ、説明不能(投げた)。

1st set

  1. UBT1
  2. Method of panic
  3. Desert for dessert
  4. JDVer3

2nd set

  1. (?)
  2. (red eye?)
  3. Joujoushka
  4. UBT3(の最後のリフ)
  5. D.V.Bleach (UBT10)

encore

  1. In Organic
  • 今堀恒雄 (guitars,sampler)
  • 佐野康夫 (drums)
  • ナスノミツル (bass)

Kim Hiorthoy/hopeness ep (2004)

そんな訳でライヴが意外と良かったので、会場でKim Hiorthoyのミニアルバムを買ってきました。買ってきましたけどー、んーライヴアルバム買えば良かったかなぁ。ちょっとメランコリックな感じの繊細なエレクトロニカ、やっぱしライヴの感じとは全然違うー。(asin:B00024X376)

(追記)家帰ってから今ちゃんと聴きなおしてるんだけど、やっぱりイイかも。何かナマ音の乗っけ方とか地味だけど凄く効果的で。

f:id:vacatonos:20041119004722:image

2004/11/18 Kim Hiorthoy (Smalltown Supersound Japan Tour)

Kim Hiorthoyが出るっつーんで、行ってきました。「Smallsound Supersound」ってノルウェーのレーベルのツアー。after hours主催。メガネ女子多めな感じ。

8時過ぎに着いたらYuichiro Fujimotoって日本人が演奏してました。フィールドレコーディングみたいな音の上にピアノとかカリンバとかドラム(ドラムは何か別の女の人)の音をパラパラと乗っけてくような感じ。音の印象としてはマヘルとかに近いんだけど、マヘルで感じるようなハッとする瞬間は全然無くて。んーと…駄目。音のスキマを聴かせる訳でも無いし、大体ステージであんまりニヤニヤすんな。

次はJoakim Haugland、この「Smalltown Supersound」っていうレーベルのオーナーみたいです。何か妖しい機器を弄りながら強烈なノイズと変なビート。最初面白かったけど、後半飽きた。

ラストが、Kim Hiorthoy(Hiorthoyの2個目のoは斜め線入るヤツね)アルバムは繊細な感じのちょっとポップなエレクトロニカだったので、コレ系はライヴどーなんだろ?とか思ってたんですけど、1曲目からノリノリ。とにかくこの人は頭を振る。拍子の頭に合わせて頭を振る。テンポが上がれば更に早く頭を振る。デカイ音になれば更に激しく頭を振る。長髪な人なのでもう前は全く見えてなだろーなと。

いやもーバカですよこの人、バカ。でも楽しかったなぁアレ。この日でた3人の中で一番分かり易くて、かつ楽しかったです。

unbeltipo / Joujoushka (2004)

うわー何このキチガイ音楽は。ザッパの音楽をサンプリングしまくった上にザッパがギター弾きまくってるみたい。んでもザッパじゃなくて今堀の音になってるのがまた。凄い。11/24の新宿PIT-INNのライヴ絶対行こうと思った。

Ziplock / Prime Correctives Vol.1 (SMAC Records)

っていうCDがネットラジオで聴いて以来とても欲しいのだけれど、いくらググっても出てこない。

唯一英語でレビューがあるのがコレ(http://umbrellamusic.com/cdreview.php?id=722)だけだからなぁ。

中の人はJ C Roddyって人みたいんなんですけど、どなたか知りませんせんかと、広く世間に聞いてみようと思って。
知りませんかそうですか。