2013/05/05 ジャック・ブルースの音楽を愛でる夕べ @吉祥寺MANDA-LA2

佐藤研二さんとアレポスのお二人による「ジャック・ブルースの音楽を愛でる夕べ」という、元クリームのベース弾きジャック・ブルースの曲を延々と演奏するイベントへ。どうも佐藤研二さんと清水一登さんでジャック・ブルースの話で意気投合してしまったようで、クリームではなくジャックブルースのソロの曲とかを演奏するイベントをやろう!という運びになったようです。
個人的にはジャック・ブルースの事は殆ど知らなかったのですが(クリームは何とか分かるが、ソロは一枚も聴いたこと無い)「久々にれいちさんのドラムが聴けるかも?」と思って行って来ました。
曲目は全部は聞き取れなかったのですが、ジャック・ブルースの1st「Song for Tailor」から「Never Tell your Mother She’s Out of Tune」「Weird of Hermiston」あと「Rope Ladder to the Moon」は何か聴いたことあると思ったらCOLOSSEUMのアルバムで聴いてたみたいです。あと清水さんの大好きという「Harmony Row」から「The Consul at Sunset」「Can You Follow?」「Escape to the Royal Wood」「Folk Song」「Where’s a Forest」「A Letter of Thanks」など。CREAMの曲では「As You Said」「Politician」アンコールで「White Room」など。曲間のMCではジャック・ブルースに関するマニアックなお話が・・・正直全く分かりません。
まぁそんな訳で原曲全然知らなかったのですが、清水さんのピアノとボーカルだと何となくカンタベリー調に聴こえたりもして。「Folk Song」とゆー曲が凄い良い曲でした、ちょっとソロアルバム聴いてみようかなーと思いました(John MarshallだのChris SpeddingだのJon HisemanだのJohn McLaghlinだのDick Heckstall-Smithだの参加してるみたいなので)
あと期待通りに久々にれいちさんのドラムをたっぷり聴くことが出来て嬉しかったです。fishermen tit totの後は小川美潮さんのウズマキマズウで少し叩いてたくらいで、なかなか聴ける機会がなかったので。

佐藤研二 (bass, cello, vocals)
清水一登 (piano, bass clarinet, vocals)
れいち (drums, vocals)

2013/04/28 Mauro Pagani, Area @川崎Club Citta’

という訳でイタリアンロック・フェスティバル、2日目は飛ばして(HAPPY FAMILY観にシルエレ行ってたので)3日目を観に再び川崎へ。

Mauro Pagani

Mauro Paganiはバイオリンよりもギター弾きながら歌うパートが多かったように思います。曲によってはブズーキやフルートなども演奏。鍵盤の方は左手でベースパートも担当、凄い器用な方だとは思うのですが専任ベース欲しかったなと、ちょっと思いました。
そもそも1stしかちゃんと聴いたことがないのでセトリは全然分かりませんが基本的には歌モノがメインの印象でちょっと地味だったかも(というか次のバンドがアレすぎ)しかし「Europa Minor」はやっぱり盛り上がります、コレ聴けただけでも良かった。あとはPFMの曲(CelebrationとかDolcissima Mariaとかハンスの馬車とか)も演奏、何故かKing CrimsonのMoonchildも。

Mauro Pagani (violin, guitars, bouzouki, flute, vocals)
Eros Cristiani (keyboards)
Joe Damiani (drums)

Area

ちょっとトイレ行ってて会場に戻ったら幕が開いてました。ステージには高座に座る深緑の袈裟を来たお坊さんが変な琵琶を持っていました。ギターのPaolo Tofaniソロパフォーマンスだったのですが、最近の姿を全く知らなかったので、何でステージに鑑真が居るのかと一瞬本気で思いました。ちなみに琵琶に見えたのはTrikantaというハープとギターとが組み合わさったような変態楽器の模様。
その変態ソロが終了してから他のメンバーが登場、見た目はTofaniみたいにおかしくは無いのですが、演奏は十分過ぎる程変態でした・・・特にFariselliの鍵盤が変な音色で中東っぽいフレーズを弾きまくるのが凄かったです。
セトリはやっぱり覚えてないのですが「Arbeit Macht Frei」「7月8月9月(黒)」「オデッサの林檎」「Nervi Scoperti」などは演奏してました(1978の曲は無かったけど、あのアルバムはTofani居ないのか)
想像していたよりも即興的な部分も多くて、現役の(変態)ミュージシャンたちだなぁと本当に思いました。「デメトリオが居ないアレアかー」とかちょっと軽く思っていたのを猛省したいと思います。
アンコールではMauro Paganiも加わって、CRAC!収録の「Gioia e rivoluzione」というカントリーっぽい曲を演奏してエンディング。まぁオマケ的な感じではありましたが、共演は無いかなーと思ってただけにちょっと嬉しかったです。

Patrizio Fariselli (piano, keyboards)
Paolo Tofani (guitars, vocals)
Ares Tavolazzi (bass)
Walter Paoli (drums)

2013/04/26 Maxophone, Museo Rosenbach @川崎Club Citta’

「イタリアン・プログレッシブロック・フェスティバル最終楽章2013」とゆー事で、3日間6バンドの来日公演の初日。

Maxophone

最初はMaxophone、1975年に出たアルバムはアコースティック楽器のアンサンブルとイタリアンロックらしいメロディーの気持ち良いアルバムでした。当時はこのアルバム一枚のみの活動で、2005年に再結成。今回の来日でのオリジナルメンバーはSergio LattuadaとAlberto Ravasiniの2人。
アルバムでは生楽器が沢山入っていたのですが、現在の編成ではほぼシンセで代用(1曲ドラムの方が立ち上がってバイオリン弾いてた)アルバムのイメージしか無かったのでちょっと違和感感じる所も有りましたが、メンバー全員でハモる所とか良かったと思います。テクニカルな事するわけでは無いですがギターもじんわり良かったなぁ。
最後が「C’e’un Paese al Mondo(Life Can Be Like Music)」で締め。

Sergio Lattuada* (keyboards, vocals)
Alberto Ravasini* (guitars, vocals, keyboards)
Marco Croei (bass, vocals)
Carlo Monti (drums, percussions, violin)
Marco Tomansini (guitars, vocals)

Museo Rosenbach

Museo Rosenbachも1973年に「ツァラトゥストラ組曲」というアルバム一枚のみのバンド。アルバムタイトルからして仰々しいのですが、内容もまぁ・・・非常に暑苦しいアルバムです。個人的には何故か高校の頃にキングのユーロロック再発シリーズで買ってしまって。2000年くらいに再結成して「EXIT」というアルバムを出しています。今回の来日ではオリジナルメンバー3名、ツインギター+ツインキーボードの編成です。
なんだかガラの悪い外人にしか見えないオッサンが、ちょっと格好悪いエアギターとかしながら朗々と歌い上げるのですが、コレがまぁ迫力のある良い声で…Maxophoneもそうだったけどボーカル良いなぁ。
圧巻だったのがやっぱり「ツァラトゥストラ組曲」の無駄な熱量!スタジオ盤を今聴くとあまりに仰々しくて笑ってしまうのですが・・・ココまで本気で演奏されるとダサかっこいいを突き抜けて本当に凄いなと思ってしまいます。思わず会場でオフィシャルブートレッグを予約。

Stefano “Lupo” Galifi* (vocals)
Giancarlo Golzi* (drums)
Alberto Moreno* (keyboards)
Fabio Meggetto (keyboards)
Max Borelli (guitars)
Sandro Libra (guitars)
Andrea Senis (bass)