2005/09/14 佳村萠+大友良英+植村昌弘 @六本木SUPER DELUXE

行ってきました。昨日書くつもりだったんだけど、疲れて寝ちゃったので・・・

セットリストとかは以下のような感じだったと思います。

1曲目はアコギとシンバルを弓で擦りながらシンプルに。2曲目3曲目は大友さんのサントラからの演奏。3曲目は元々インストだったのを佳村さんが歌詞を付けたそうです。凄いメロディの綺麗な曲で、ここで聴けて良かったなぁぁと。

んでグダグダなトーク(どれくらいグダグダかというと、植村さんから「この二人、今日熱があるんです」とフォローが入るくらい)を挟んで、1部ラストで遠藤賢司の「オムライス」を演奏。1988/89年くらいにはほとらぴからっと遠藤賢司で共演しているようです。

休憩後の2部最初は、はっぴいえんどの「風をあつめて」(OZレコードの「はっぴいえんどかばあぼっくす」で大友さんがカバーしてる)

アコギの静謐な感じの演奏で一通り歌い終わった後に、フィードバック音が鳴って、急に轟音ポストロックのような音になります。轟音の中、佳村さんの鍵盤の音が心地良かったです。

次2曲は佳村さんの曲、「ピンク色の水は」アヴァンギャル色の強いフリーな演奏、ちょっとパンクっぽくも。

「終わらない曲」はこの日の演奏の中でも一番好きな感じ、佳村さんの鍵盤のフレーズ主導で大友さんのギターが寄り添うような感じ、中盤の展開とかちょっとカンタベリー色を感じる部分もありつつ。

んでラストがベルベットアンダーグラウンド(凄い選曲だなあぁ)

微妙な空気の中、一応アンコール。「風をあつめて」を今度はシンプルにもう一度演奏。

何が可笑しいって「歌う大友良英」ってのがもう。初めて見たよ。

(´・ω・`)←みたいな顔して歌ってました、テラカワイス・・・しかも歌ってるときギターミスるし。

平均年齢xx歳の人たちが出す音とは思えないような、ある意味、高校の文化祭みたいな甘酸っぱい感じの(書いてて恥ずかしい)雰囲気のするライブだったなーとか思いました。

  1. 風のうた
  2. BLUE
  3. おやすみ (女人、四十)
  4. オムライス (遠藤賢司)
  1. 風をあつめて (はっぴいえんど)
  2. ピンク色の水
  3. 終わらない曲
  4. Venus in Furs (Velvet Underground)
  1. 風をあつめて
  • [tag]佳村萠[/tag] (vocals,keyboards)
  • [tag]大友良英[/tag] (guitars)(vocals on 9.)
  • [tag]植村昌弘[/tag] (drums)

ちなみに書きっぱなしなので、後で修正するかも。

2005/09/10 unbeltipo solo,eEYO idiot @吉祥寺MANDALA-2

unbeltipo

今堀恒雄さんのアコギ一本でのソロ。途中から見たのですが、Method of Panicなんか曲はunbeltipo trioでの演奏と同じなのですが、足踏みのリズムとアコギ一本でのその音は何だかトラッドみたいな感じです。Bert JanschとかJohn Renbourn(どっちもPentagleっていうイギリスとトラッドの人)みたいな感じの演奏。

今堀さん好きな人は「アンファン2」ってオムニバスのアルバムで、今堀さんがPentagleの「Light Flight」って曲をやっているのを知ってるかもしれませんけど、そんな感じの演奏。

個人的にはtrioよりもこんな感じの方が好きかもしれないです。アコースティックギターでソロアルバムとか作らないかなぁ、とかそんなことを思いました。

  1. ???
  2. Method of Panic
  3. UBT#12
  • 今堀恒雄 (acoustic guitar)

eEYO idiot

昔RobinDiscからリリースされてた頃に聞いたことはあったのですが、それほど気に入ってなかったので今までナマで見たことは無かったのです。んで初めて見たのですが、不思議ちゃんっぷりに吃驚。あとRobinDiscの頃との変わりっぷりにもちょっと吃驚。

このミョーな編成(eEYO idiot NAVYと言うらしい、内橋さんの代わりにDennis GunnだとARMY)ではポップスとも即興ともつかない微妙な空間でした。何が飛んでくるかわかんないような隙間の多い空間で、それでもポップスをやっているってのが。ちょっと他では見られないようなバンドかも。

  1. eEYO (vocals)
  2. 内橋和久 (guitars)
  3. 中原信雄 (bass)
  4. 外山明 (drums)

そして帰りに寄ったラーメン屋さんで、某ももはちさんからeEYOさんの芸歴の結構長いことを教えてもらい驚愕。メンバー紹介で外山さんのことを「外山くん」と呼んでいたので「え?」とは思ってたんですけど・・・自分より年下に見えたので、ねぇまさかそんな。

2005/09/03 tristeza @渋谷O-NEST

行った。6:30open/7:00startだったはずが一時間押し。

tristezaは2本のギターのフレーズがミニマルっぽいサンディエゴのインストポストロックです。

Album LeafのためにJimmy Lavelleが抜けて解散してたと思ったんですけど、いつのまにか再結成してたんですね。はじめて見るけど来日は3回目みたいです。

今の編成は↓みたいな感じ。

  • Christpher Sprague (guitars)
  • Jimmy Lehner (drums)
  • Luis Hermosillo (bass)
  • Alison Ables (guitars)
  • Sean Ogilvie (keyboards)

一人一人のパートはとてもシンプルなモノですが、2本のギターが寄り添ったり離れたりしてくのが面白いです。ミニマルっぽいんだけど微かにメロディも感じられて。あとドラムが元ハードコアっぽい音色で格好イイ。「brand new song~」とか言ってやってた新曲のリズムが不思議な感じで面白かったな。

そんでもってMCらしいMCも無く淡々と1時間半くらい(アンコール込み)で終了。まぁたまにはこんなサックリとしたのもイイかなとか思いつつ、ラーメン食って帰宅。

(http://www.trstz.com/)

2005/08/20 荘園,Pentagram,Ain Soph @難波フラミンゴ

「関西インストプログレの逆襲」というライブ。

荘園

トリオ編成のややハードロック寄りのバンド。何か「ラッシュみたい~」とか聞いてたんでそんなのを想像してたんですけど、思ってたよりプログレしてました。何曲目かでクリムゾンのFractureみたいな曲があって可笑しかったっす。

何年かぶりに藤井様と再会できて嬉しかったです。

  1. 西尾ヤスヒロ (guitars)
  2. 藤井博章 (bass)
  3. 森功 (drums)

(http://www.showyen.com/)

Pentagram

もーコレは久しぶりに聴くプログレらしいプログレ。昔よくシルバーエレファントに行ってたのを思い出します。キーボードの方が4台のキーボードを凄く器用に操り、しかも何か微妙な表情してるのがちょっとツボ。あとベースの人がやたらと格好イイ。

ちなみに4曲目はJean-Luc Pontyの4thからの曲。

  1. AQUARIUS
  2. PARADOX(I’m confused)
  3. EMERALD FOREST
  4. Egocentric Molecules (Jean-Luc Ponty)
  5. KAAMOS
  6. PEGASUS
  7. ESCAPE FROM THE BLACKHOLE
  • 田村励武 (guitars)
  • 森田タカシ (bass)
  • 辻康三 (keyboards)
  • 泉谷賢 (drums)

(http://www.ric.hi-ho.ne.jp/pentagram/)

Ain Soph

以前にスターパインズカフェで見て以来かな?

いわゆるジャップスプログレの範疇で語られることの多いバンドですけど、いわゆるそーゆーの的な音ともちょっと違ったユニークなバンドだと思います。曲の端々にプログレ的なモノを感じることも多いのですけど、Yozoxさんと藤川さんの個性的なフレーズが全面に出てるくる感じで。

今回は特に藤川さんの鍵盤が凄い動きまくってて、もはやミニマル音楽に聴こえる瞬間があったり。

3曲目はサウンドオブミュージックのアレです。といってもアインソフにしか聴こえないけど。

  1. 白鳥の湖
  2. マジックカーペット
  3. 私の好きなもの
  4. ブライアンスミスの主題による変奏曲
  5. ルーサの谷間
  6. 処女航海
  • Yozox (guitars)
  • 藤川喜久男 (keyboards)
  • Taiqui (drums)
  • 鳥垣正裕 (bass)
  • 長尾ひさし (sax)

(http://www.musicterm.jp/poseidon/ainsoph/)

2005/08/20 松前公高 @心斎橋Club STOMP

んで心斎橋から風俗街を歩いて24時ごろに心斎橋のこちらへ移動。GOLDEN HOURっていうイベント。入ったら四方さんがDJしててビックリ。RECYCLE BROS出てたんですねぇ。

松前さんのライブはMS-20×2とサンプラーとipod shuffleでの演奏。音色/フレーズは確かにテクノポップなんですけど、曲構造はなんだかプログレっぽいなぁぁと思いつつ。

2時ごろ、流石に限界でまたもやネットカフェへ。

(http://www.matsumae.com/)

2005/08/19 真夏の夜の特別興行「みやこの犯罪」 @十三ファンダンゴ

てなわけで、十三駅から風俗街の呼び込みを無視して歩いて行くファンダンゴへ。

大阪ライブ1つ目、こんなタイトルのおかしなイベント。

剱技衆かむゐ

最初は、殺陣によるパフォーマンス。このグループだけは関東の方みたい。

木刀の打ち合う音に見てるこちらの気持ちも引き締まっていきますが、MCの妙に可愛い声と微妙なトークに一気に緩んだ。

f:id:vacatonos:20050827001707j:image

(http://www.k-kamui.com/)

あらかじめ決められた恋人たちへ

えーと色々噂にも聞いてたのですが、センスの良いエレクトロ+ダブみたいなバックに鍵盤ハーモニカが乗っかるユニットです。最初聴いてるウチは、ちょっと単調かなと思ったんですけど、メロディーが気持ち良くてだんだん気にならなくなってきました。後半ではドラムも入ってきて面白かったです。

十分変わったバンドなのですけど、変態だらけのこのイベントの中では清涼剤みたいな雰囲気も。

(http://www.arakajime.com/)

溺れたエビとかむゐの検死報告書

で、次。溺れたエビの検死報告書の演奏とかむゐによるパフォーマンス。

エビ、初めて見ましたです。メタルパーカッションとかパッド沢山の音はジャーマンロックと言うよりもインダストリアルっぽい印象を受けました。

そして先ほども出てきたかむゐが今度は魚とエビのマスクをつけて登場。ステージはエビ!サカナ!剣!ベース!パーカッション!ノイズ!とかいう凄い状況に。

あーでもやっぱしナマ演奏の方がかっちょええわな。

(http://www.d-shrimp.com/)

ストロベリージャンラオーケストラ+金澤美也子

んで、大阪最初の夜の最後の出し物はコレ。演劇とお笑いと音楽のビミョーに入り混じった何とも形容しがたいモノ(つまりなんて書いてイイかわかんないって事)

まぁそれはさておきとして、自分としては美也子さんのスカートのスリットの深さにただただ感心→関心→歓心。見てるこっちが緊張。

そんなわけで前半は寸劇というか、そんな感じの出し物。凄く面白かったんだけど俺が書くと面白くなくなっちゃうんでヤメときます。

後半ではなんと「をーりーすーる」を演奏。Djamra+美也子さん+ストロベリーソングオーケストラのコーラスで演奏されるこの曲は、普段る*しろうの3人で演奏してるのと全然違ってて面白いぃ。宮悪座長の捨て鉢ボイスもカッチョイイ。

そしてラストはアレでした。「吐き気がするほどロマンチックだぜ!」(あれ曲のタイトル何だっけ?)ミチロウですよミチロウ。もう↓こんなかんじでもう。

f:id:vacatonos:20050826232241j:image

(http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/6937/)

(http://park8.wakwak.com/~djamra/)

2005/08/15 CICALA-MVTA @六本木ヒルズ

六本木ヒルズ「カバレットアリーナ」というイベント。無料ライブ!だったので行ってきました。

シカラムータ見るのは久々なのですけど、またなんかメンバーが変わってる・・・坂本弘道さん抜けちゃったんですね。佐藤芳明さんのアコーディオンにワウ通した音が効果的で良かったです。上モノが増えて、とてもカラフルなバンドになったみたい。

この日は大道芸人とのパフォーマンスと一緒でパントマイムとかジャンピングロープと一緒に演奏してました。サーカスのBGMっぽいのって林海象の昔の映画みたいなイメージでちょっとイイなぁとか思いました。ただやっぱりその頃に篠田昌已さんが鳴らしてた音とはちょっと違ってて、良くも悪くも洗練されてるよーにも思いました。

(http://www.cicala-mvta.com/)

  • [tag]大熊ワタル[/tag] (clarinet)
  • [tag]太田惠資[/tag] (violin)
  • [tag]桜井芳樹[/tag] (guitars)
  • [tag]佐藤芳明[/tag] (accordion)
  • 渡辺明子 (trombone)
  • [tag]関島岳郎[/tag] (tuba)
  • [tag]吉田達也[/tag] (drums)
  • こぐれみわぞう (チンドン太鼓)

f:id:vacatonos:20050815193844j:image

2005/08/07 高円寺百景 @初台DOORS

前回の「変拍子で踊ろう」で物凄く良かった新編成の高円寺百景のレコ発です。

買ってきた4枚目の「ANGHERR SHISSPA」をさっそく聴きながら書いてるのですが、物凄く格好イイです。1st超えたかも。

ちなみに最近の高円寺百景を知らない方向けに書いておくと現在の編成は↓です

  • [tag]吉田達也[/tag] (drums,voice)
  • [tag]坂元健吾[/tag] (bass,voice)
  • [tag]金澤美也子[/tag] (keyboards,voice)
  • 山本響子 (vocals)
  • [tag]小森慶子[/tag] (sax,clarinet)

前半戦は1st~3rdの旧曲を演奏。「SUNNA ZARIOKI」なんて凄く懐かしい感じです。(セットリストは省略・・・というか全部聴きなおさないとわからない)

小森さんの加入と山本さんの強烈なボーカルで、だいぶ印象が変わって聴こえます。

あと何というかその、小森さんのずれた肩ヒモを直すのが気になって気になって気になって気になって気になって、もー。

あ、でも新曲での演奏が余りに良かったせいもあるのか、この編成での旧曲は少し違和感を感じたりもしました。

そして圧巻の後半戦。新譜の曲ですがコレが半端なく、今までの高円寺百景の要素を基に全て再構築したよーな感じがしました。

特に美也子さんのピアノ+小森さんの管で見せるチェンバーロック風の演奏は今までの高円寺百景には無かった所かと思います。

昔の「全員ユニゾン気合一発」みたいなモノとは完全に別物でした(いやアレはアレで好きだったんだけど)無茶な曲構成やインプロ風の部分が有ってもきっちり落としどころを考えてあるような感じで。

アンコールでは、山本さんのボイスをきっかけに(何かテキスト持ってたな)インプロ。

とにかく圧倒されました。そしてビール飲んで帰ってきました。

2005/08/04 シャクシャイン @新宿PIT-INN

このバンドが現役の頃は見ることができなくて、後になってちょっと悔しい思いでいたシャクシャインです。梅津5daysの3日目、一夜限りの復活ライブ。

やっぱりこんだけのメンツでドカスカやってくれると満足です(ソロ回しは嫌いなんだけど)よくこんな個性の違いすぎる人たちでバンドやっていたよなと、改めて不思議に思います。そりゃ解散もするわな。

んで、こんな個性キツすぎる人たちの中でも特にオカシイなと思ったのが今堀さんと清水さん。今堀さんはリズム面、清水さんはコード面でアンサンブルを崩しにかかるところとか。明らかに他のメンバーとベクトルが違うように思いました。

困ったことにセットリストがちっともわかりません。個人的に聴きたかった「Belfast」は残念ながらやりませんでした。でも2nd setの3曲目の梅津さんのソプラノサックスがとても綺麗だったので良かった。清水一登ファンとしては「タイスキ」っていう曲のシンセがとても可愛く変テコで、とても嬉しかったです。

聴いてて少し懐かしい感じがしたのは、4~5年前にこの手の音楽ばっかり聴いてたからかなと思います。もう一回くらい見たいけど、やらないだろーなぁ。

  1. シャクシャインの戦い
  2. (わかんない)
  3. タイスキ
  4. ヤキトリ
  1. (わかんない)
  2. (わかんない)
  3. (わかんない)
  4. ナビゲーター・ブーガルー
  1. (わかんない、アンコール)
  • [tag]梅津和時[/tag] (sax)
  • [tag]今堀恒雄[/tag] (guitars)
  • 三好功郎 (guitars)
  • [tag]清水一登[/tag] (piano,keyboards)
  • 水野正敏 (bass)
  • 新井田耕造 (drums)
  • [tag]八尋知洋[/tag] (percussions)

2005/07/29 「モ ュレ シ ン」 @六本木P-HOUSE

会社終了後9時ちょどくらいに六本木P-HOUSEに到着。

コレは飴屋法水さんの「バ  ング  ント展」という展覧会のオープニングライブ。大友良英さんのCathodeってアルバムにの「Modulation#1」って曲、石川高さんの笙とSachiko Mのサイン波だけの曲。 大友さんのこの手の音がとても好きなので。

サイン波の「ピィィィイィィイィィ」って音と笙の「ファァアァアァアァ」って音が揺らめく不思議な世界。Sachiko Mさんはストップウォッチを手に、凄く細かく音の出し方をコントロールしてたっぽいです。特に音を止めるタイミングにかなり気を使ってたようで。

ライブは面白かったんだけど・・・ちょっと後ろの方の客がうるさい。本当はこーゆーのは物凄く静かな環境でライブを見てみたいと思うんだけど。

  • Sachiko M (sine wave)
  • 石川高 (笙)

展示の方は・・・まぁよく分からない事について書くのはやめときます。飴屋法水さんは展示期間中(20日間)会場の箱の中で生活してるそうです。即座に「電波少年の企画みてーだなぁ」と思った僕には現代美術を鑑賞する資質は無いのかもしれません。

あーでもあーゆー雰囲気(現代美術の展示のオープニングパーチー)は苦手だな。とりあえず凄い混んでたんで展示はあんまり見ないで帰りました。