2013/03/23 新●月プロジェクト @吉祥寺CLUB SEATA

というわけで、1979年デビューのプログレバンド「新月」の7年振りのライブに行って来ました。(新月プロジェクトというタイトルですが)

ボーカルの北山さんが抜けていますので、今回のメンバーは北山さん以外の4人と、ゲストボーカルに五十嵐”アンジー”久勝さんとA.m.u.さん。サポートにZIZZ Studioの磯江俊道さんとギターの安谷屋さんという方。
花本さんは当然のように白のメロトロン。あとハモンドオルガンと奥のはKORGのSV-1かな? 高橋さんのドラムセットはエレパッド沢山にシンバル沢山で要塞のよう。
ちなみに、今年まだ3月なのにAnekdoten,Anglagardに続けて生メロトロンを見るのは3回目です。

最初は花本さんが静かにピアノを弾いて(これだけでも既に新月っぽかった)ゲストボーカルのAmuさんと「牡丹」という曲を演奏、あまりにカッチリしてないので曲になる前の状態なのかな?
バンドメンバーが出てきて「不意の旅立ち」を演奏。「再会」という新曲はちょっと今までの新月のイメージと違う感じかな?一瞬なんとなくページェントっぽい感じがしました。

次の曲からはアンジーさんの登場。ノヴェラのボーカルという日本のプログレ界隈では一番有名な方ではないでしょうか?聴いたことの有る方ならわかると思いますが、非常にクセの有る歌い方で・・・新月の曲でアンジーさんのボーカルというのがどうしても想像できなくて。北山真さん以外の方が新月の曲を歌うとゆーことで、誰が歌ってもキビシイ(色んな意味で)そーいう事であれば独自の世界を持ってるアンジーさんで良かったのかなぁとか何とか思いました。
アンジーさん用の曲?80年台の演劇用とかいう曲は割とシェラザードとかで演奏しててもおかしくなさそうな感じ「雨上がりの昼下がり」はやっぱり北山さんのイメージが強すぎて違和感が残るのですが「白唇」なんかは良かったなーと思います。ちなみにシェラザードのライブが10月くらいに有るかもとか。

津田さん花本さんAmuさんの3人での「殺意への船出Part1」から全員で「殺意への船出Part2」、怒涛のプログレ曲です。個人的にPart2の中間の3拍子の所が凄い好きで好きで、なんかどこか遠く遠くへ向かってくような感じが。ボーカルは大体Amuさんで「まぁ素直に歌ったらこうなるよなぁ」と言うか、元々の北山さんのボーカルが変なのだと思います。
「殺意への船出」の余韻の冷めやらぬうちに続けて「鬼」を演奏。ひょっとしたらこの曲だけは演らないんじゃないかな?と思ってたのですが。何度聞いても最後のギター入る所でゾクッとする凄い曲です。Amuさんの低めの声も良かったです。
アンコールは新曲と「島へ帰ろう」で締め。新月の中ではシンプルな曲で、花本さんのMatthew Fisherみたいなハモンドオルガンが気持ち良い。

たぶんこの会場にいたほとんどの方が思っているんじゃないかな?「北山真さんの声が無い」ってのは大きいなぁと感じました。もう上手いとか下手とか関係なくて、あの方の声が新月というバンドの構成要素の一つだったんだと思います。
それでもやっぱり観に来て良かったなーと思います。本当に独特な世界観のプログレで・・・新曲にもやっぱりそんな雰囲気があって。

ともあれ5月くらいにまたライブをする?という話も有るようで、まぁ7年振りの次が本当に2ヶ月ぶりになるのかどうか?また見たいなと思います。

1. 牡丹(新曲)
2. 不意の旅立ち
3. せめて今宵は
4. 再会(新曲)
5. (アンジー用の曲?)
6. 斧
7. 雨上がりの昼下がり
8. 白唇
9. 殺意への船出Part1
10. 殺意への船出Part2
11. 鬼
12. (新曲)
13. 島へ帰ろう

津田治彦 (guitars)
花本彰 (vocals)
高橋直哉 (drums)
鈴木清生 (bass)

A.m.u. (vocals)
五十嵐久勝 (vocals)
磯江俊道 (keyboards)
安谷屋真之 (guitars)

2013/03/17 Anglagard, Crimson ProjeKcts @川崎Club Citta’

Anglagard

スウェーデンのプログレバンドAnglagard今回初来日です。92年に1st 95年に2nd出したあとはあまり音沙汰無かったのですが、去年(2012年)復活して、すごく相変わらずプログレな新譜をリリースしたりしてました。
アルバムは非常に完成度高いのですが、ライブはどうなんだろ?と思ってたのですが、アルバムの音にほぼ忠実な丁寧な演奏。起伏の激しい長尺曲ばかりでライブでの再現難しいかと思ってたのですが・・・いやー凄い。
ほとんどインストのバンドなのですが、オリジナルメンバーのTord Lindmanのボーカルがとても良かった(いやほんとにちょっとしか歌う所無いのですが)ので、ボーカル入る曲がもっと有っても良いのではないかと思った。
Annaさんはフルートにサックスにメロトロンにキーボードなどなど大忙し。何の曲だったか風船膨らまして変な音出す所が有ったのですが一個目の風船割っちゃってて可笑しかった。ちなみに鍵盤のLinusさんの所にもメロトロン有り・・・1月のAnekdotenに続いて1年で2回もメロトロンの音を聴くとは。
セトリは多分以下のような感じかな、1曲目3曲目たぶん新譜の曲(Langtans Klockaかなー)だったと思うけど。想像以上に良かったです、再来日希望。

1.
2. Hostsejd
3.
4. Jordrok
5. Sorgmantel
6. Kung Bore

Anna Holmgren (flute, tenor sax, recorder, keyboards)
Johan Brand (bass)
Tord Lindman (guitars, vocals)
Erik Hammarström (drums, percussions)
Linus Kåse (keyboards, soprano sax)

Crimson ProjeKct

そしてこちらがメイン(個人的にはAnglagard目当てだったのですが)のCrimson ProjeKctです。
Adrian Belew+Julie Slick+Tobias Ralphの3人とTony Levin+Markus Reuter+Pat Mastelottoの3人のトリオ2つに分かれた編成で。まぁ曲にもよるのですけど6人での演奏時の破壊力は素晴らしいというかAnglagardの音量1.5割増しくらい爆音。
Julie Slickさんは最初見た時「何故ゴスペルの姉ちゃんがベースを持っているのだ?」と思った。あとTobias Ralphが凄い。Tony Levinは相変わらず格好良いハゲだなぁ・・・
NeuroticaでLevin弾いてくれー!とかVrooom VrooomでBelew弾いてくれー!など思いましたが、昨日一昨日のセトリ見る限りではこの最終日が一番お得なセットだったようでラッキー。
どっかの爺さんが居ないせいかBelewがやりたい放題、特にアンコールは酷かった(凄かった)。

ちなみに今回のライブの内容を3日分3枚のOfficial Bootlegとしてリリースするそうです。とりあえず記念に今日の分だけ注文してきちゃいました。ブート対策でもあるのでしょうが、今時ライブでお金儲ける方法としてちょっと納得行く方法かと思います。こーゆーのはどんどんやって欲しいな。

1. B’BOOM (Reuter+Mastelotto+Ralph)
2. Thrak
3. Dinosaur
4. Elephant Talk
5. Larks’ Tongues in Aspic pt.2 (Levin+Reuter+Mastelotto+Belew)
6. Neurotica (Belew+Slick+Ralph)
7. Industry (Levin+Reuter+Mastelotto)
8. Three of a Perfect Pair (Belew+Levin+Mastelotto+Ralph)
9. Frame by Frame
10.Sleepless
11.Vrooom Vrooom (Levin+Reuter+Mastelotto)
12.Indiscipline

13.Red
14.Thela Hun Ginjeet

Adrian Belew (guitars, vocals)
Julie Slick (bass)
Tobias Ralph (drums)

Tony Levin (stick, bass, vocals)
Pat Mastelotto (drums)
Markus Reuter (touch guitar)

2013/03/03 ほとらぴからっ @下北沢La Cana

前回の大編成(15人)から今回は4人での「ほとらぴからっ」のライブでした。時間も短めのライブでしたが面白かったー。
最初3曲は張さん佳村さんのお二人での演奏「すきま」からwhachoさんと浦山さんも加わって「ウメヨ」からはシークレットゲスト?向島ゆり子さんも参加。ちなみにPAは前回と同じく宇波拓さん。

普段の編成だと張さんのキーボード(DX7)の音って聞こえづらいのですが今回はさすがに良く聞こえます。改めて聴くとヘンな音色だなぁ・・・んでも張さんのキーボードだけでほとんど曲の骨格としては固まってるような感じが。whachoさんは赤いwavedrumとパーカッション。浦山さんのギターは何故か蛍光コーティングの弦を張ってます。

「満月のひなた」(って曲名かどうかわからないのですが)は鬼怒無月さん勝井祐二さんとのライブの時にもやってた朗読の曲。この編成でやるとは思ってなかったのが「ウメヨ」という曲、アルバムに入ってないしライブでもそれほど演奏している曲ではないのですがとても好きな曲です。重厚な感じのバックに佳村さんの淡々とした朗読の重なる不思議な曲(ほとらぴからっの曲は大体不思議な感じですが)確かこの曲を聴いたのはちょうど10年前の3/3のライブで、その時もバイオリンは向島ゆり子さんでした。次に演奏した「フラミンゴ」もアルバムには入ってなくて。ライブでもいいから音源残してくれると嬉しいのですが。

まぁ何を置いても観に行きたいライブってのは有るもので(個人的にはコレとKILLING TIMEだけは絶対)また次も観に行きたいと思います。

1. さっちゃん
2. カメレオン・パーティー
3. 満月のひなた
4. すきま
5. 残夢
6. 海ざる
7. 天女
8. ウメヨ
9. フラミンゴ
10. 初恋のあとのあと
11. ダンスの楽園

張紅陽 (piano, DX7)
佳村萠 (vocals)
浦山秀彦 (guitars)
whacho (percussions)
向島ゆり子 (violin)

http://hotorapicara.net/

2013/02/21 Pascoal Project, Enigmatic Drive @吉祥寺Silver Elephant

平井庸一Pascoal Project

ギターの平井庸一さんによるエルメート・パスコアルの曲を演奏するプロジェクト。
私はPhonoliteとかで見てますけど色んな所で活躍してる太田朱美さん、元Quiの井谷亨志さんに、元IL BERLIONEの高野ヒロオさんなどプログレ的にも良く知られた面子。平井さんのギターだけブラジルっぽくなくてちょっと可笑しかったです、なんだかShawn Laneみたい?いや違うか。井谷さんのパーカッションが入ると急にブラジルっぽさが増す感じ。EMiKOさんのボイスがとても映えますね。
セトリは多分こんな感じ、適当にメモってDiscogとかで調べ。2曲目の「24 De Janeiro」はパスコアルの366日譜面集の1月24日、Itibere Orquestra Familiaの2ndに入ってます。「Tiruliruli」はスポーツ中継のラジオ音声にコードを付けた例のヤツ。まさかこの曲をナマで聴く日がくるとは思わなかった。
初めて観たのですが、非常に気持ちよかったです。ブラジル音楽というよりもロックよりの解釈なのかなー?など帰りながら思いました。5/23に沼袋オルガンジャズ倶楽部でまたライブが有るようです…あそこだと生ピアノかな?

1. Pintando O Sete (Montreux Jazz Festival)
2. 24 de Janeiro (Itibere Orquestra Familia / Calendario do Som)
3. Depois Do Baile (Festa Dos Deuses)
4. Surpreasa (Brazil Universo)
5. Tiruliruli (Lagoa Da Canoa Municipio de Arapiraca)
6. Musica das Nuvens E Do Chao (Cerebro Magnetico)

平井庸一 (guitars)
太田朱美 (flute)
高野ヒロオ (flute, tenor sax)
浅川太平 (piano)
トオイダイスケ (bass, vocals)
山田玲 (drums)
井谷亨志 (percussions)
EMiKO VOiCE (vocals)

http://d.hatena.ne.jp/l7-songib/

Enigmatic Drive

たぶんここ(シルエレ)で以前見てます。サックスの六角屋雄介さんとギターの國田大輔さんのバンドです。鍵盤は高円寺百景なんかもやってる矢吹拓さん、ドラムはCOILとかスフォッフォとかの田中栄二さん。
「フュージョンもやり過ぎるとプログレ扱いされる」というような音です、音圧凄くて耳がやられた。ドラムの田中栄二さんが非常にはっちゃけていて楽しかったです。アンコールの曲(曲名違ってたらスイマセン)が楽曲指向な感じで良かったです。

1. Stars-Venus
2. Superhero in Car Accident
3. Show Me The Way
4. High Above
5. 遺伝子核構造の恐怖
6. Enigmatic Drive – Theme
7. Begin Before You Finish

六角屋雄介 (sax, EWI)
國田大輔 (guitars)
矢吹卓 (keyboards)
二家本亮介 (bass)
田中栄二 (drums)

http://www.realx3.com/3divisions/enigmaticdrive.html

2013/02/11 空気公団 @渋谷WWW

「空気公団ゲスト山本精一」という文字を見て条件反射でチケット購入してしまいました。空気公団のライブを見るのは・・・2000年の「空間」以来なので13年ぶりかな?CDはだいたい買ってたのですが、普段プログレのライブばっかり行ってるので・・・そういえば完全に歌モノのライブ行くのって超久しぶりかも。
13年前のその頃とはメンバーも曲も変わってます。なんだか初々しいと言うか・・・初めて曲作ったみたいな感触みたいなモノが感じられて。もう結構長いこと活動しているバンドなのですが、やっぱ不思議な人たちだと思います。ちなみにボーカルの山崎さんは舞台袖辺りで歌ってました。いつもあそこなのかな?

ゲストの山本精一さんは数曲でギターとボーカルで参加(下に書いたより参加してたかも)新譜の最後の曲でもあるアンコール最後「これきりのいま」はちょっと羅針盤っぽい感じも有り。あと何て無いフレーズのギターですが音色ですぐ山本精一さんと分かる感じ。そしてアンコールのメンバー紹介でドラムが山口ともさんな事にようやく気付く。

セトリは歌詞の歌い出しを携帯にメモったものなので間違ってるかも。アンコールの「レモンを買おう」(1stの曲)はちょっと嬉しかった。

1. 旅をしませんか
2. 天空橋に (w/山本精一)
3. きれいだ
4. グラデーション
5. あかり (w/山本精一)
6. ???(流れている昨日はもう)
7. つむじ風のふくろう(インスト)
8. 元気ですさよなら

1. こんな日 (w/山本精一)
2. 壁に映った昨日 (w/山本精一)
3. 雨音が聞こえる (w/山本精一)
4. あさの弾み
5. 街路樹と風
6. あなたはわたし
7. 夜と明日のレコード

1. レモンを買おう
2. 青い花
3. まとめを読まないままにして
4. これきりのいま (w/山本精一)

山崎ゆかり (vocals)
戸川由幸 (bass, guitars)
窪田渡 (keyboards)

山口とも (drums)
山本精一 (guitars, vocals)

2013/02/06 nasuno February @渋谷LUSH

ナスノさん関係で3バンド。渋谷LUSHは久々に行きました。

tene-proto

映像のササキヒデアキサんとのデュオ、tene-protoはtenelevenのprototypeとゆーことかな?
VJには興味ないのでちょっとアレなのですが、ほぼベースのインプロです。音の雰囲気はインダストリアル(MinistryとかじゃなくてCabaret VoltaireとかThrobbing Gristleみたいな)感じかな。

ナスノミツル (bass)
ササキヒデアキ (映像)

copper beats

d.v.dやDe De Mouseなどでも活躍されてるJimanicaさんとナスノさんのデュオ。
ビートにならないように絶妙に積み重ねてくドラムに、やっぱりエフェクト的なナスノさんのベース。これにゲストのsachikovskyさんのボイスが乗っかるような感じ・・・やっぱりコレもインダストリアル色が。

jimanica (drums)
ナスノミツル (bass)
sachikovsky (voice)

Gilgongo

という訳でお目当て、渋谷Bar Issheeから生まれた変なバンド。前の2バンドとは全く雰囲気が違います。
ヒョーロク玉では KILLING TIMEとかでもやってたよーな「リズムをズラして遊ぶ」的なヤツを(ただでさえ13拍子なのに)ただKILLING TIMEとかだと引っ掛けあいみたいな感じですが、植村さんのはテンポ一緒で3連とか5連とかで何拍か抜いてる感じ…なのかな?何か理詰めでズラしてるように感じました。植村さんがナスノさんの方を見ながらニヤニヤ。
流石にライブハウスなので、Bar Issheeで聴いてた時よりも非常に聴きやすいです。凄いバンドになりつつ有るなと思いつつも清水さん曰く「目指す方向性はZZ TopとResidents」との事で…やはりマヌケ道を行くのか。
ちなみに次回は 4/25(木)荻窪ルースター・ノースサイドにて。恒例の合体バンドやるかな?MUMUの曲を演奏する清水さんとナスノさんを見れるかも。合体バンド名はムムゴンゴとか???

1. ish #1
2. 最低人
3. ヒョーロク玉
4. ???
5. 重量投げ

清水一登 (keyboards)
植村昌弘 (drums)
ナスノミツル (bass)

2013/02/04 Zletovsko @吉祥寺Silver Elephant

ZLETOVSKOのレコ発です。2002年結成ですが、たぶん数えるくらいしかライブやってないちょっとレアなプログレバンドです。シェルパ等でも演奏されてる堀越さんと元高円寺百景・ポチャカイテマルコの桑原さんを中心に、吉田達也さんとギターの伏見蛍さんの四人編成。堀越さんの所は右手にエレピ、奥の方に下からハモンドオルガン、キーボード、ムーグみたいなの、左手下からKORGのSV-1に更に2台積んで合計鍵盤7台という凄いプログレらしいセッティング。鍵盤の台数多いシルバーエレファントで一人で7台使ってるのを観た覚えは無いなぁ・・・

ZLETOVSKOのレパートリだけだと曲数が足りないとの事で、前半は高円寺百景の安紀さんを迎えて初期高円寺百景の曲を演奏。1996/9/4にココで高円寺百景と大陸男対山脈女を観ていて、当時のメンバーの3/4揃ってる訳ですね・・・しかしもう16年前か。MCで堀越さんが「大学生の頃聴きました~」と言うと伏見さんが「中学生の頃~」と、しかも中学の昼食の時間に校内放送で「Doi Doi」を掛けたとか。いやー素晴らしい中学校だな。
そんな訳で最近の高円寺百景ではやらない昔の曲を演奏。いやぁ昔の高円寺百景はバカっぽくて良いなぁとしみじみ。

そして後半はZLETOVSKOの4人に戻っての演奏。最初の「フタモンアシナガバチ」という曲は桑原さんが2回刺された所から、イントロは地震警報だったかな?そのまま続けて「THRASH」最後付近のピアノがとても格好良いです(この曲一番好きかも)
「Rat and Dragon」では「この曲Mountainじゃね?」みたいな話で、確かに言われてみると…聴いてる途中は森園勝敏みたいだなーとか思ってたのですが。
「The Golden Apples of the Sun Pt.1~2」は仰々しいタイトル通り中間にインプロを挟んでの堂々たるプログレ曲。アンコールではもう一度安紀さんが出てきて、アルバムにも収録されてる高円寺百景の「GEPEK」(桑原曲)を演奏して終了。

全体的に何処を切っても重厚なプログレなのですが、ポチャカイテマルコみたいにダークな感じではなく曲調自体は結構明るい感じです。リズム隊は非常にゴリゴリしてるのですが上モノは70年代っぽかったりもして・・・うーん似てる音がちょっと思いつかないなぁ・・・強引に説明するならTraceにMagmaをぶち込んだような。曲書いてるのは堀越さんと桑原さんですが、吉田達也さん関係のプロジェクトの中では一番プログレ度が高いのではないかなーと思います。滅多にライブしないのが勿体無いので、CDも出たことですし時々やって欲しいなと思います。

1. Ioss
2. Zhess
3. Sunna Zarioki
4. Doi Doi
5. Avedumma

1. 二紋脚長蜂~Thrash
2. 比丘尼
3. Rat and Dragon
4. Brainstorm (百姓一揆)
5. Zelot
6. The Golden Apples of the Sun Part 1
7. improvisation
8. The Golden Apples of the Sun Part 2
9. Camel Clutch

1. Gepek

堀越功 (keyboards, vocals)
桑原重和 (bass, vocals)
吉田達也 (drums, vocals)
伏見蛍 (guitars)
久保田安紀 (vocals)

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2013/02/02 Stella Lee Jones @吉祥寺Silver Elephant

テイセナさんが脱退して新しく入山ひとみさんが加入してStella Lee Jonesの初ライブ。堂々のシルエレワンマン。
最初の曲から今までのイメージと違うファンキーなジャズロック曲でちょっとビックリ、なんだか70年台のMichal Urbaniakみたいな感じかなーとか。なんだか昔平田さんがラジオのジングル?用に作った曲が元になってるとか。
前半はこの曲含め新曲ばかりでした、この大編成のややこしい曲で新曲沢山って・・・何やらメンバーの方のtwitterとかを見て「やたらとリハやってるなぁ~」と思ってたらこういう事だったんですね。
「8月の雨」は珍しくポップなで可愛らしい曲。個人的にはこんな感じの結構好きです。ボーカル乗っかったらGutevolkみたいになるかもとか。
「鏡~Salar de Uyuni」(ボリビアのウユニ塩湖のことみたい)は前半のハイライトな感じで、平田さんの作る曲のミニマルな所とドラマチックな所が組み合わさった太曲でした。曲途中の入山さんの高速ピチカートなんかも面白かった。
後半ではギターの本吉大我さんがゲストで参加、中々ライブハウスで見かけないスタインバーガーのKleinってギターで3曲参加。ソロでホールズワースのように弾きまくる時よりバッキングで妙なコード弾いてるのが面白かったなぁ。会場限定のCD-Rは帰りに買おうと思ったら無くなってた(10枚だけだったみたい)その後は映画音楽的2曲で締め。アンコールのParallel Railwaysでは入山さんが京急のドレミファインバーターをバイオリンで再現。今まで機関車のイメージだったこの曲が何となくEF66になったような気が。

バイオリン奏者の交代と、本吉さんのゲスト参加も有って今回はかなりジャズロック色が強かったように思います。この先どこまで進化してくのかライブ見る度に本当にワクワクしてます。
Stella Lee Jonesの次回ライブは未定ですが、Electric Asturiasで5/5にアメリカのRoSfestに出演されるとの事(The Flower KingsとかShadow GalleryとかPain of Salvationとか出る)その前の4/13に吉祥寺Star Pine’s Cafeでエレアスのライブが有るとのこと。
あと、先日のNegasphereで凄い鍵盤を披露してた木田さんと工藤さんとのライブが4/1に西荻の奇聞屋にて。こっちも気になります。

1. Jigsaw Cats
2. 8月の雨
3. 鏡
4. Salar de Uyuni
5. Winter Song
6. 夢の境界線

1. Synapse
2. Clouds
3. 目眩
4. Jean-pierre
5. Stella Lee Jones
6. Parallel Railways (アンコール)

平田聡 (guitars)
佐藤真也 (keyboards)
佐々木絵実 (accordion)
入山ひとみ (violin)
瀬戸尚幸 (bass)
谷本朋翼 (drums)
くどうげんた (percussions)
本吉大我 (guitars on Synapse, Clouds, 目眩)

http://www.stellaleejones.com

2013/01/27 imago @東京倶楽部 千駄ヶ谷

東京倶楽部 千駄ヶ谷店という初めて行くライブハウスでした。アクセスマップに何か見覚えが有るなーと思ってたら、元loop-lineの場所でした。テーブルとかは変わってましたが、内装もあんまり当時と変わらず。
これは多分PAの問題だと思うのですが、キーボード強めに弾くとバリバリ音割れしてました・・・それ程全体的に大きい音ではなかったと思うんだけどなぁ。

Silence System

ギターとパーカッションの半分即興みたいなデュオ。音数少なめなアコギと金物系メインのパーカッションでクラシックの独自解釈+即興なのかな?嫌いでは無いけど、ちょっと地味すぎるかな・・・2人だけの演奏なのに相手の音にあまり反応無いというか。

imago

FLAT122~KTGの川崎さんの新ユニットの2回目のライブです(前回行けなかった)
FLAT122はギター+鍵盤+ドラム、KTGはクラリネット+鍵盤+ベース+ドラム、imagoはフルート+オーボエ+鍵盤+ベース+ドラム。1人ずつ増えてきてますね。
リズム隊の2人は軌道共鳴とか黒沢ダイスケさん辺りで吉祥寺シルエレで見ています。オーボエの堀子さんはクラシック系の方かな?そしてフルートの鳥谷部さんは面白い人でした。っていうか皆上手い。
曲はとりあえずKTGで演奏しているレパートリーですが、KTGやFLAT122の頃と比べても一番聴きやすいように思いました。川崎さんの曲ってややこしい曲でありながら、凄い印象的なメロディーも併せ持っていたりしていて、このユニットはとてもメロディーが分かりやすく伝わってくるなーと思いました。特にフルートのハマり具合はすごかったなと。
このユニットで特に違って聴こえた曲は「On The Roof」で、ジンワリとした間のリズムとオーボエフルートのアンサンブルが何だかポストロックっぽいような。個人的にもこの日のベストでした。

まぁその次回以降も可能な限り見に行こうと思いました。

1. Neo Classic Dance
2. On The Roof
3. Sign
4. 真冬のTV塔
5. Spiral
6. Neo Classic Dance (encore)

川崎タカオ (piano)
鳥谷部良子 (flute)
堀子孝英 (oboe)
上田哲也 (bass)
大菊勉 (drums)

http://imago.han-be.com/IMAGO/IMAGO.html

2013/01/26 HONTATEDORI @明大前Kid Ailack Hall

HONTATEDORI (宇波拓+佳村萠+秋山徹次) のレコ発。「レコ発」の文字通り本当にアナログレコードのリリースなのだそうです。
ですがこの日発売予定のLPが税関で止まってるとか何とかで、本日は間に合わず・・・
まぁとりあえず上記の3名にシンセの庄司広光さん(大島輝之さんとSNOとかやってる方)とドラムに菅沼雄太さんが参加してのライブ。

以前一度この3人のライブは見たような・・・そしてその時には実験的な音だなーと思ったのですが。今回このメンバーでまさかのポップミュージックでした。宇波さん秋山さんの爪弾くギターで音響的な感じの曲に佳村さんの声がフワっと入ってく感じで、時々スーっとアヴァンギャルドな方向へも行きかたりもするのですが、きちんと曲に戻ってきます。
即興とか実験音楽とか一度いろんなモノを解体した上でのポップミュージックなのかなーとか思う所もあるのですが、本当に意外なくらい聴きやすくてちょっとビックリしました。ちょっとマヘルとかテニスコーツっぽい感じも有るかな

soundcloudにアルバムの秋山徹次さんによるremixが上がってましたので是非聞いてみると良いと思われます。

佳村萠 (vocals, guitar)
宇波拓 (guitar, bass)
秋山徹次 (guitar)
庄司広光 (MS-20, guitar)
菅沼雄太 (drums, guitar)