2010/06/29 先カンブリアクラリネット四重奏団 @西荻窪音や金時

サッカー日本×パラグアイでしたが、最近コンスタントに見ているこのライブへ。清水さんと近藤さんのシャツが青っぽかったですが、あまりサッカーとは関係無いみたい。
ちょっと遅れて音や金時に着いたら、もう演奏始まってました。たぶんインプロからだったと思います。
前半は定番組曲。相変わらずややこしいけどユーモラスな感じの不思議な曲。以前に比べると随分こなれてきた感じ。「Duo+Duo」はAreposの「それそれ」とほぼ同じ曲ですが、この編成で聴くとフレーズがグルグル回る感じが面白い。

後半は変態曲の「重量投げ」からスタート。その次のブブセラってのは「アレってBbだよね~」とかいう話で、クラリネットでブブセラの音を再現。
「Do You Wanna Dance」はこないだのSleep Walkersでもやってたダンスナンバー…ダンスナンバー?「踊っても良いですよ」とか言われつつも「3/8+4/8+4/8+3/8で」とか「5/8の所もあるよ」とか。踊れません。

アンコールは梅津さんの「Belfast」最初は多田さんが何故か別の譜面を用意してやり直し。そのままでも面白そうだったけど。

個人的にはそろそろ録音物でも作って欲しいなぁなど思ってます。

  1. (インプロ?梅雨)
  2. 5番
  3. Duo + Duo
  4. 2番
  5. 3番
  6. 1番
  1. 重量投げ
  2. (ブブセラ)
  3. waltz #4
  4. インプロ
  5. Do You Wanna Dance?
  6. Belfast
  • 清水一登 (bass clarinet)
  • 梅津和時 (clarinet, bass clarinet)
  • 近藤達郎 (clarinet, bass clarinet)
  • 多田葉子 (clarinet, bass clarinet)

2010/06/26,27 Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷Pleasure Pleasure

2002年のTrue Peoples Celebrationの時は観れなかった(清水一登+鬼怒無月+芳垣安洋を観に行ってた)ので、実は生でパスコアルを観るのは今回が初めてになります。
会場は渋谷のpleasure pleasureという所、前まで映画館だったのかな?向かいではこないだ観た「パーマネントのばら」をやってました。ステージには何か木が沢山。左端にはYAMAHAのCP-80、右端のパスコアルはどうもDX-7を使ってたようです。
1st/2nd入れ替えの公演で、行ったのは1日目の1st/2ndと2日目の1st(ラストセット以外)

セットリストはちょっと分かりませんが、もう何と言うか演奏がどうとか、曲がどうとかを超越したような圧倒的なステージで。複雑な曲なハズなのに凄いスピード感での演奏。各人のソロ回しなんかもやりつつも、そのバック自体がすごい演奏してたり(特にItibere)、もちろんパスコアル爺のヤカンパフォーマンスもありつつ。1日目の2ndセットなんかは2回目のアンコール含めたら2時間近く有ったんじゃないかな(おかげで終電ギリギリだったけど)

ベースはもちろん Itibere Zwarg 最近新譜の出た(ついでにようやく1stを入手した) Itibere Orquestra Familia を聴きまくっていて、もうこの人見れるだけでも幸せだったり。 ベースプレイだけでなくこの人がバンド全体のコントロールしてるパートも多かったように思います。Itibere Orquestra Familiaも生で観てみたいなぁ。

鍵盤のAndre MarquesはCurupiraの方みたいです(Grupoに入ってたんですね)自分の席が3回ともこの人の前辺りだったので良く見えましたが、ツワモノ揃いのこの面子の中でもかなり弾きまくってました。パスコアルが彼を指さして「Crazy」とか言ってたりとか。

嫁さんのAline Morenaも、前のパスコアルとのDuoアルバムがちょっと緩めな内容だったので「どうかなー?」と思ってたのですが、存在感のあるボイスでバンドに溶けこんでました。

パスコアルは…なんというかAlineとダンスを踊ったり、首振り一つでキメの指示を送ったりと、お茶目なお爺さんなのですが。やっぱり鍵盤触ると何やら異常なフレーズを紡ぎ出してきます。パスコアルグループでパスコアルの曲なのですが、彼のソロだけ異彩を放つという不思議な状態。
あと生で見て気づいたけど…この人仙波清彦的というか、仙波清彦が日本のパスコアルみたいな感じなのか。はにわオールスターズで扇子をテキトーに振りながら全体をコントロールする感じなんかはほんと似た感じがします。

いやでも本当に何か別次元のパフォーマンスが繰り広げられていました。2日目のラストステージもチケット取れば良かったな。あの化物のようなお爺ちゃんは、御歳74歳との事で。呆れるやら感心するやら…いまだにあの濃密な音が頭の中を反復してる感じです。

Hermeto Pascoal (keyboards,bandoneon,voice,色々)
Itibere Zwarg (bass,voice)
Marcio Bahia (drums)
Fabio Pascoal (percussions)
Vinicius Dorin (saxes,flute)
Andre Marques (electric piano,flute)
Aline Morena (vocals,guitars)

Hermeto Pascoal

2010/06/11 小川美潮+林栄一+吉森信+大川俊司+湊雅史 @新大久保EARTHDOM

「小川美潮+林栄一」との事で気になっていたのですが、追加情報として「ドラム湊雅史」と聞いて、久々に新大久保EARTHDOMへ行ってきました。ライブハウスに着いたのが丁度9時くらいでこのユニットの始まるところでした。

最初は美潮さん抜きの4人でセッション風、林さんのサックス聴くの久々ですが、この堂々たる感じが格好良いです。
美潮さんが出てきてスプラゥトの「Make Ourselves」を、次が林さんの「North East」パワフルなジャズロック。
その次の曲が分からなかったけど(誰かのカバー)、5曲目に物凄く和風な「月の裏側」コレも林さんのサックスが凄くマッチしてました。
美潮さんのアカペラから吉森さんのピアノがゆっくり入ってきて「窓」最後に「水」とゆー流れは圧巻でした。
あと、新大久保EARTHDOMの雰囲気が音圧高いわ照明ショボイわやたらと暗いわで、昔のライブハウスみたいで凄く良かったです。「親の仇(何人いるんだ?)」みたいにスネアをバチバチ叩きまくる湊さんも、このライブハウスの感じにナカナカ合っていて。

まぁ「面白そう」と思うからライブハウスに行くわけですが、やっぱその予想以上に面白かったりすると何だか嬉しくなっちゃいますね。

  1. (美潮さん抜き、ブルースっぽい進行の)
  2. Make Ourselves
  3. North East
  4. 月の裏側
  5. やっとだね (encore)
  • 小川美潮 (vocals,shaker)
  • 林栄一 (alto sax)
  • 吉森信 (piano)
  • 大川俊司 (bass)
  • 湊雅史 (drums)

( http://www.mishio.com )

TracWikiのPDF化プラグイン、日本語の改行対応

先日のTracWikiをPDF化する件ですが、どうも日本語で長文を書いたときに自動的に改行されずに、ページをはみ出してました。
英語の長文を適当に突っ込んでPDF変換するとちゃんと単語間(スペースの部分)で改行されるので、どうもコレはwordWrap辺りの問題ではないかと。
「linebreak」でpisaの下のソースを当たってみると reportlab_paragraph.py というファイルの925-929行目に

if style.wordWrap == 'CJK':
    #use Asian text wrap algorithm to break characters
    blPara = self.breakLinesCJK([first_line_width, later_widths])
else:
    blPara = self.breakLines([first_line_width, later_widths])

とゆー記述が。
reportLabのドキュメントによると、たぶんParagraphStyleってclassのwordWrapを「CJK」に書き換えれば良いと思うのですが、pisa経由でソース追っかけて行ったら良くわかんなくなってきて・・・結局。

if style.wordWrap == 'CJK':
   #use Asian text wrap algorithm to break characters
   blPara = self.breakLinesCJK([first_line_width, later_widths])
else:
   blPara = self.breakLinesCJK([first_line_width, later_widths])

と言うベタな対応(まぁ基本的に日本語でしか書かないし)。
禁則処理とか右端の揃い方にちょっと不満はあるのですが、その辺はもうちょい時間のある時にでも。

2010/06/08 Sleep walkers @吉祥寺MANDA-LA2

2月に同じMANDA-LA2でやった「大熊ワタル秘宝館」で演奏した新ユニットに名前がついての初ライブです。
まぁその「Sleep walker」っていう同名のジャズバンドが日本(吉澤はじめのヤツ)にも海外にもあるみたいですが・・・

前半(というか最初30分ちょい)は清水さんのソロ。MCでは自分の好きな音楽について、とゆーことで珍しく結構おしゃべりされていました。清水ソロに「Epistrophy/Variations」というアントン・ウェーベルン+セロニアス・モンクという曲が有りまして、ウェーベルンって人がシェーンベルグの12音階技法をくそまじめに継承していて・・・とか、それでセロニアス・モンクと通じるものがあるのではないか!とか。あとBill Evansでも12音階の曲が有ってなどなど、実演付きで。
で、実践編とゆーことでTheronious Monkの「Friday the 13th」とAnton Webernを合成した曲を演奏。ある意味想い出波止場の「Larks’ Tongues in Aspic+Sex Machine」みたいな。

  1. それそれ
  2. MC (清水一登の12音階技法講座)
  3. Fridays the 13th/variations
  4. 夢で会いましょう

後半・・・というか本編。いきなり「重量投げ」ザッパみたいな変なキメから入る無茶な曲。
個人的には日本一好きな鍵盤奏者とバイオリン奏者がいるバンドになってしまってるので…いやもう最高でした。
「ヒョーロク玉」はKILLING TIMEでも演奏してますが、初めて聴いたのは「清水+向島+今堀」の時(その時はWaltz#11とかって名前だったよーな)その時のワクワクした感じが再来した感じ。大熊さんのバスクラも非常にピッタリで…でも何かフツーに13拍子でソロ取ってるよなぁ。「Sub-continental Tango」でも向島さんのバイオリンが冴えてました。
「Dusk」も数回聴いてますけど、こんな緊張感ある感じだっけな?とか、この曲の後半はなんかのサントラで聴いたフレーズが(凍りつく夏のQ Signだっけな?)「Do You Wanna Dance」での小林武文さんのドラムも良かったです。なんかフロアタムにティンパニみたいなペダルが付いててブイブイ言っていて面白い。

全篇、清水一登さんらしい「ポップでヘンテコなインスト」に満ちていて充実したライブでした。プログレ度も高かったような。
コレ続けてくれればもう「おUが観たいー」とか思わずにすむかも。早くも次回が楽しみです。

  1. 重量投げ
  2. Fall
  3. ヒョーロク玉
  4. Improvisation
  5. 大赤斑
  6. Sub-continental Tango
  7. Improvisation
  8. 地底人vs最低人
  9. Party Swing
  10. Dusk
  11. Do  You wanna Dance (surdo balkan steps)
  12. Friday 13th/variations (encore)
  • 清水一登 (piano,keyboards)
  • 向島ゆり子 (violin)
  • 大熊ワタル (clarinet,bass clarinet)
  • 小林武文 (percussions,tabla)


2010/06/08 Sleepwalkers @吉祥寺MANDA-LA2
2010608ShimizuKazuto

行きたいライブ

とりあえず今月(すでに2本行ってるけど)行きたいライブとか。

06/08 Sleepwalkers (清水一登+向島ゆり子+大熊ワタル+小林武文) @吉祥寺MANDA-LA2
06/08 植村昌弘ドラムミーティング(臼井かつみ+吉村由加+金澤美也子+かわいしのぶ) @荻窪ルースターノースサイド
06/11 小川美潮+林栄一+大川俊司+吉森信 @新大久保EARTHDOM
06/13 秋元きつね「 俺♡劇場」 @お台場カルチャーカルチャー
06/16 ル・インチ(三田超人+坂出雅海+泉水敏郎+iWah/ゲスト:清水一登) @南青山CAY
06/16 NATSUMEN,sgt. @下北沢GARDEN
06/20 中野テルヲ @高円寺HIGH
06/25 福原まり+中原信雄+越川歩 @西麻布星条旗通り Bar DAYS
06/26 Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷Pleasure Pleasure
06/27 Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷Pleasure Pleasure
07/03 Cluster @代官山UNIT

6/8のバッティングが痛い・・・別の日だったら絶対両方行くんだけどなぁ。とりあえずSleepwalkers予定です。

GoogleCalendarのATOMフィールドを右側に表示してみたんだけど、日付順に並ばないのは何故。何かプラグイン使った方が良いのかなー。

ブログを再開

WordPress3.0RC1 が出てたのでちょっと試しつつ、ブログ書くことを再開してみようかなと思ってます。まぁ音楽ネタくらいしか書いてなかったので仕事系のプログラムの話とかもちょっと書いてこうかなとか。
そんなわけで↓にTracWikiの話と、最近行ったライブ3本分の話をちょこっと。

続くかなぁ・・・

TracWikiのPDF化プラグイン

今まで趣味の事と下らない事しか書いてなかったので、これからはちょっとプログラム系のネタも一緒に載せてみようかなと。

で、仕事でプロジェクト管理とかにTracとゆーソフトを使ってるのですが。これにプロジェクト管理用のWikiがくっついてまして。仕様とか議事録とかメモとかを書いとくのに重宝してまして。
で、コレをそのまんまPDFにできないかなーと思ってググった所。
http://d.hatena.ne.jp/penguin_niisan/20100209/1265674139
でバッチリ紹介されてました。
http://trac-hacks.org/wiki/TracWikiPrintPlugin から TraicWikiPrintPluginとゆーモノを使えば良いようで。

ウチの環境はCentOS5.4+Python2.4.3+Trac0.11で。大体こちらのサイトに書いてある通りで問題なかったのですが、
http://www.daionet.gr.jp/~knok/trac/trac.cgi/wiki/pisa-l10n
から持ってきたPatchがeasy_install でインストールしたPISAとのバージョン違い(pisa-3.0.32)で通らなかったので、パッチの内容を見ながら直接
/usr/lib/python2.4/site-packages/pisa-3.0.32-py2.4.egg/sx/pisa3/pisa_context.py
を修正しました。

で、先のサイトでも書かれてる通りHeiseiKakuGo-W5だと、英数字がズレる。(普通にReportLabでHeiseiKakuGo-W5使うときはこんなにズレないんだけどなぁ・・・)
なので http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/ からIPAフォント系を取ってきて、/usr/share/fonts/ja/TrueType/ の下にごそっとコピー。loadTTFontを組み込んでOKかなーと思ってたんですが、ここでちょっとハマリ。どうもReportLabにフォントパスが通ってないみたいで・・・結局
self.loadTTFont(['ipag','ipag'],’/usr/share/fonts/ja/TrueType/ipag.ttf’)
self.loadTTFont(['ipamp','ipamp'],’/usr/share/fonts/ja/TrueType/ipamp.ttf’)
self.fontList['helvetica'] = ‘ipamp’

と、フルパスでフォントの設定したら上手く行きました。

ちなみに設定は trac.ini に
[components]
wikiprint.* = enabled

[wikiprint]
toc_title = “{ ブックで出力する時のタイトル }”
#CSS and content files (or URLS, using http://…)
#css_url=c:/path/to/file.css
#article_css_url=c:/path/to/article.css
#book_css_url=c:/path/to/book.css
#frontpage_url=c:/path/to/frontpage.html
#extracontent_url=c:/path/to/extracontent.html

みたいな感じでokでした。
まだやってないけど、PDF出力のフォーマットやヘッダフッタ設定は上記のcssとかhtmlで出来るみたい。書式は
http://www.xhtml2pdf.com/doc/pisa-en.pdf
を参照で。

2010/06/03 ロイヤルハンチングス,先カンブリアクラリネット四重奏団 @湯島Sea Garage

えーと2日続けての清水一登さん。

ロイヤルハンチングスは初めて見たのですが、ちんどん通信社の瀬戸信行さんとコントラバスの熊坂義人さんの2人バンド。愛嬌のあるクレズマーみたいな音楽、結構好きかも。
( http://www.myspace.com/royalhuntings )

次が、清水一登さんの先カンブリアクラリネット四重奏団。メンバーは

清水一登 (bass clarinet)
梅津和時 (bass clarinet, clarinet)
多田葉子 (clarinet)
近藤達郎 (clarinet)

とゆー(一部の物好きには)錚々たる面子。
このメンバーで清水一登さんの作るヘンテコな曲を一生懸命演奏するバンドです。 全然ジャズでもクラシックでもポップスでも無いので、なんて説明すればよいか難しいですが…個人的には Aksak Maboul に似た触感の音だなーと思ってます。マーチ(行進曲)みたいな曲もあるのですけど、アレで行進したら必ず足がもつれそーな。
ちなみに曲名も「1番」とか「3番」とか…「Duo Plus Duo」は原曲はAreposの「それそれ」かな?

ちなみに後半は再びロイヤルハンチングスの曲をクラリネットカルテット交えて演奏したり。あとこの日は瀬戸信行さんの誕生日だったようで、最後の方まで延々とハッピーバースディの曲のモチーフが。

2010/06/02 喜多直毅+清水一登+外山明 @大泉学園 in F

in F のスケジュール見て久々に「この組み合わせは!」と思って行ってきました。喜多直毅(Salle Gaveau,黒田京子などなど)、清水一登(KILLING TIME, ヒカシュー, 新大久保ジェントルマンなどなど)、外山明(Tipographica, Mull Houseなどなど) の組み合わせ。

うん…ちょっとは曲やってくれることを期待してたんだけど、この日は全編即興演奏。
それでも好きなミュージシャンばかりなので見てられるのですが…外山さんギターばっか弄ってないでドラム叩いてよー。