2006/04/01 Asturias,Round House @初台DOORS

えーと高校の頃から思い入れのある日本のプログレ2つの対バンでした。21世紀になってこんな対バンのライブを見れるとは思わなかったなぁ。そんなわけでかなりフィルタのかかったこないだのライブの感想文を。

Acoustic Asturias

最初はZabadakとかの影響で聴き始めたのかな?新月の津田さん花本さんの参加でプログレの人には有名ですけど、初めてこのバンドを聴いたときには新月って知りませんでした(それ以前にMike Oldfieldも聴いたことなかった)
3枚のアルバムを出してその後音沙汰が無かったのですけど、何年か前にヘンなフランス人から自分宛に「AsturiasのYoh Ohyamaの連絡先を知らないか?」ってメールが来て(その頃 ‘Asturias’ で検索するとウチのサイトくらいしかなかったみたい)「よくわからんけど、日本シンセサイザー協会って所に所属してるみたいだから、そっちに連絡してみれば?」って返事をした覚えがあります。
それからしばらくして「Asturias Official Web-Site」ってのが出来ていて、見てみたらそのヘンなフランス人がそのサイトを作っていて「おぉぉ」とか思ってました。
そんなこんなでAsturiasは2004年にアコースティック編成で復活して、その後コンスタントに活動を続けています。今の音は「凄く爽やかな室内楽プログレ」って感じかな?
自分がライブを見るのは結構久々だったのですけど、バイオリンの藤本美樹さんが凄く良くなっていてビックリ。なんか細かい表現力が増したっていうかそんな感じで。そいえば大山さんがギターを弾くときに右手の親指を6弦に置いてミュートしていて、どう見てもベース奏者で可笑しかったなぁ。
アンコールには凄い好きな「Distance」という3rdの曲をやってくれて、とても嬉しかったです。

  • [tag]大山曜[/tag] (acoustic guitars)
  • [tag]筒井香織[/tag] (clarinet,recorder)
  • [tag]川越好博[/tag] (piano)
  • [tag]藤本美樹[/tag] (violin)

Round House

このバンドも初めて聴いたのは高校の頃、MADE IN JAPAN RECORDから出てた発掘モノの1枚で、今はなき新宿EDISONで買いました。70年代から80年代にかけて活躍した関西のインストプログレバンドです。最初は「音質悪いなぁー」とか思ってたんですけど、曲の良さとスリリングな演奏がそのウチ気に入るよーになりました。
そして2001年にまさかの復活。プログレの人は意外としぶといんですよ。その後もスローペースながらもコンスタントに活動を続けているのですが、最近メンバーチェンジをして5人でのバンド編成から「打ち込み+ギター+ベース+鍵盤」という編成に変りました。この編成になってから初めて見るライブです。
厚めの打ち込みはDOORSの音響ともあいまって、結構凄い音圧でちょっとビックリ。バンド編成での印象が強かったので、ミドルテンポの曲などでの打ち込みリズムはちょっと違和感が有ったのですが、人造人間とかロマンティックラリーとかの手数の多い曲では結構ハマっていたように思います。Super Warpなんかはバンド編成の時よりも格好よいかも。
新しいキーボードの方(すごい若い人みたい)は少し音色に違和感を感じたけど、ギターとユニゾンでガンガン弾いてる所は格好よかったです。ベースは流石というか何というか、この人のベースが凄い好きな事に気付きました。ギターの加藤さんは相変わらず、この人のギターのメロディーが凄く好きでこのバンド聴いてるようなモノで。でもギターシンセでの音よりも普通のギターの音色で弾いている時の方がイイのですけど。
個人的にはもうSquarepusherみたいなバキバキのリズムにしちゃっても面白いんじゃないかなーとか思います。ブレイクビーツプログレみたいな(いやプログレファンに受けるかどうかは知りませんが)。そーゆー意味では新曲のCarnival Nightのダンスミュージックっぽいのは結構面白かったです。

  • [tag]加藤正之[/tag] (guitars)
  • 上村義昭 (bass)
  • 石川紗宇良 (keyboards)