2011/11/29 Giulietta Machine, MUMU @荻窪ルースター・ノースサイド

Giulietta MachineとMUMUという、何か妙にも思える対バンを見に行って来ました。アニメ「輪るピングドラム」のやくしまるえつこさんの曲で「江藤直子+大津真+植村昌弘(あとナスノミツルとか青木タイセイとか)」で共演したりしてますね。

Giulietta Machine

ボサノバのよーな、ちょっと体温低めの小洒落た音楽なのですが・・・時々見せる黒い部分が魅力。あと大津さんのギターも時々ちょっと変で面白い。
セットリストはゴメン・・・覚えきらなかった。

  • 江藤直子 (keyboards, vocals)
  • 大津真 (guitars)
  • 西村雄介 (bass)
  • 藤井信雄 (drums)

http://www.o2-m.com/g-machine/

MUMU

相変わらずのMUMUです。ライブに何度か通ってると、この頭のおかしい曲が妙にポップに聞こえてくる時が有ったりして。
アンコールの代わりに、本職クラシックピアニストの本間さんによる「火祭りの踊り」というファリャというスペインの作曲家の曲を演奏して終了。
ちょっと期待してたんだけど合体演奏は無し。

  1. 2011 #7
  2. 2011 #11
  3. 2011 #10
  4. 2011 #9
  5. 2010 #3
  6. 火祭りの踊り (Falla)
  • 植村昌弘 (drums)
  • 中根信博 (trombone)
  • 本間太郎 (keyboards)

La Máquina Cinemática/Música Para Pantallas Vacías (2010)

ちょっと前にザビエルレコードで試聴して即ポチった一枚。
アルゼンチンのExequiel Mantegaという方のプロジェクトみたいです。この方のピアノにflute/clarinet/oboeなどの木管楽器にストリングス、曲によってはリズム隊も入ります。
パスコアルを爽やかにした・・・というか日本のAcoustic Asturiasに似た雰囲気。バンド名のLa Maquina Cinematicaって「映写機」意味なのかな?その名の通り映像が視えるような音になってると思います。
特に4曲目の「intrusos」って曲の躍動感がすごく好きです。その曲のYouTubeのライブ映像。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=khSy9VGb8zA[/youtube]

amazonにはCDはなかったのですがmp3ダウンロードが有ったので、そちらをリンク。

2011/11/11 山本達久+小林武文+仙波清彦+高橋香織 @吉祥寺the Foxhole

吉祥寺の「the Foxhole」っていうジャズバーみたいな所で月イチでやっている、山本達久さんと小林武文さんのデュオにゲストを加えたシリーズ。
今回はのゲストは仙波清彦師匠と高橋香織という事でパーカッションx3にバイオリンという編成。
前半最初は山本達久+小林武文デュオでの演奏。次はこの2人に高橋香織さんを加えての演奏、高橋香織さんでこんな完全即興なんて見たこと無かったのですがエフェクター使ったエレクトリックバイオリンで多彩な音を出してました。
前半最後は「山本達久+小林武文+仙波清彦」という、パーカッション3台での演奏。やっぱりこう仙波清彦さんが演奏に参加した瞬間の空気の変わりっぷりが凄かったです。

ちょっと休憩挟んで後半戦は4人での演奏、何かこう「太陽と戦慄」のクリムゾンからRobert FrippとJohn Wetton抜いてJamie Muirをもう一人入れたよーな感じ?
一番最後では仙波師匠が煽るだけ煽って「ワン・ツー・スリー」と叫び、他のメンバーをクライマックス状態にしておきながら一人で煙草を吸いに行くという・・・もう流石というしか。

  • 山本達久 (percussions)
  • 小林武文 (percussions)
  • 仙波清彦 (percussions)
  • 高橋香織 (violin)


野澤美香 / SERIOUS GARDEN (1996)

このアルバムの存在を知ってからずーっと探していたのですが、ようやくヤフオクで入手する事が出来ました。

野澤美香さんは現代音楽の作曲家の方みたいですが、80年代には「ばちかぶり」「原マスミ」「カトゥラトゥラーナ」などにも参加、1994年にはJOHN ZORN’S COBRAの近藤達郎部隊に参加したりとか。ちなみに最近CAVE(シューティングゲームの)のBGMを担当したりもしてるみたいです。たぶん全部同一人物だと思うんですが。
個人的には原マスミの「夜の幸」というアルバムでこの方が担当した「花のひかり」という曲が凄く好きでずーっと気になる存在でした。

このアルバムは1996年のダンスパフォーマンス用の音楽をCDにしたものみたいです。想像してたような音とはちょっと違っていてSimon Fisher Turnerにも似たような、不思議な音楽・・・特にミニマルなピアノとボイスから始まってだんだん壊れてくような3曲目の「Velvet Riot」に惹かれます。

Nozawa Mica / Serious Garden (1996)

  1. Oxygenator
  2. Lotus, lotus
  3. Velvet Riot



ちなみにこの映像は1993年くらいの田口トモロヲさんとのテレビでの共演。ギターは佐野史郎。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=0zPmyzMt-W8[/youtube]

で、コレが原マスミの「花のひかり」って曲
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=VIVSqelJd4w[/youtube]

2011/10/29 minoke?, KTG, 水鏡 @吉祥寺Silver Elephant

というわけで久々のシルエレ

minoke?

Soft Machineの5th-7th辺りのちょっとミニマルなジャズロック。変に大げさな展開入れない辺りは好感持てるのですが・・・何か毎回もう一捻り欲しいなぁとか思ってしまいます。
ベースの川口さんの曲が浮遊感有って良かったけど何故にイントロがKing CrimsonのPieceだったのだろうか・・・

  • カワグチヤスシ (stick, bass)
  • タカハシカツノリ (drums)
  • カヤマコウセイ (sax)
  • セキドクニヒコ (keyboards)

( http://www.d1.dion.ne.jp/~kosec/ )

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=QCXF69pjYuo[/youtube]

KTG

元FLAT122川崎さんのバンド。だいたい毎回見てますが、全体的に今までで一番完成度が高かった気がします。
最初の方からインプロパートの割合が大きめな曲「屋上にて」「真冬のテレビ塔」を演奏してたのですが、テーマ部分とインプロ部分のイメージが上手く繋がっていて。インプロ部分の筒井さんのクラリネットも冴えてて良かったです。
川崎さんのシンセが今までのMS2000からモジュールタイプのものに変更、シンセの割合もちょっと増えてて良かったのですが・・・Blue MSのイントロだけはシンセでピロピロ弾くよりピアノ音で弾いたほうが良いかなと思いました。
色々と詰め込み過ぎな部分が薄れたせいか、安心して聴けるようになったような気がします(それにしても普通の音楽よりは情報量は多いと思いますが)
KTGでは次のライブは決まってないそうですが、12/24のStella Lee Jonesのライブに川崎さんがゲスト参加されるそうなので、ちょっと楽しみだったりします。

  1. 屋上にて
  2. 真冬のテレビ塔
  3. Stay from new world
  4. Blue MS
  5. サイン
  • 川崎隆男 (keyboards)
  • 谷本朋翼 (drums)
  • 中島洋隆 (bass)
  • 筒井香織 (clarinet)

http://music.geocities.jp/ktgsc2009/
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=CqoN5CY872E[/youtube]

水鏡

いわゆる女性ボーカルのジャップスプログレのイメージ。セットリストは鍵盤の阿南さんのブログから拝借。
新月みたいな進行の曲は結構好きなんだけど・・・リズム隊はもう少し頑張った方が。アンコールの曲が何故かちょっとスカみたいで面白かった。

  1. 理宇
  2. 科戸の風
  3. 流転-雨-
  4. 八咫烏
  5. 水の鏡
  6. 月の草 露の草
  7. 雪虫
  8. 狐月(アンコール)
  • 双葉 (vocals, flute)
  • 阿南順也 (keyboards)
  • 柳川圭市 (bass)
  • 朝倉靖雄 (guitars)
  • 神山敬太 (drums)

http://www.mizukagami.jp/
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=DF-e-k8jBKk&feature=player_embedded[/youtube]

M3-2011秋に行ってみた

というわけで、先日行われたM3-2011秋に行ってみました。
M3はいわゆる「同人音楽」の即売会。前から同人音楽方面とか若干気になってたので行って来ました。

適当にアタリをつけて視聴させてもらったり視聴コーナーで色々聴いてみたりはしたのですが・・・プログレ方面な感じではあまり収穫無かったかなぁ。事前にもーちょい調べていけばよかったのかもしれませんが。うーん。

Acoustic AsturiasがA.m.uさんのVidroBunnyのブースで生演奏するとゆーことで見てきました。なんと1.8m四方のブースの中、それも周りのブースも音出してる中でガットギターとバイオリンとクラリネットとパーカッションとボーカルの5人で・・・厳しそうだったなぁ。

「月読レコード」 ( http://www.tsukuyomi-rec.net/ )
・鏡星 / 銀霊譜
ワールドディスクなんかでも取り扱われたりしてるので、プログレ系の方にも結構認知されてるのかも。とりあえず新譜だけ買ってみました。40分1曲という・・・トータルアルバムというか何というか。こんな長い曲なのに冗長さを感じない、凄い構成されたアルバムになってます。26分くらいから急にUnivers Zeroみたいな展開に。いやでも今回のM3で自分が聴けた範囲の中では一番良かった。
そいえば月読レコード主催者の翡翠さんのブログをちょっと読んでみたのですが、ハニーフラッシュでの「新月セッション」なんかに参加されたりしてるんですね。

「雪蛍」 ( http://homepage3.nifty.com/tumaranaimonodesuga/ )
その月読レコードさんのお隣のブースの「雪蛍」(これがサークル名で良いのだろうか?)
・雪蛍 / Chronus
・雪蛍 / 戦乙女戦記
・雪蛍 / 月の踊り子
ちょっとRPGの音楽っぽい感じ(というか桜庭基っぽいのかな?)M3新譜の「Chronus」ってCDの1曲目が爽やかでファンタジックなプログレで良かった。
M3ごとにCD作ってるみたいですが、少しずつ良くなっていくのが面白いなぁ。

「Dragon Spiral Music」 ( http://www1.odn.ne.jp/~cbj91770/dragonspi.htm )
これは吉祥寺シルエレとかでもライブしている、MagnetnotezとかIgzit-nineってバンド関係のブース。
・Magnetnotez / Self Bootleg Vol.1 2010.03.11
・LITTLE DESKTOP MUSIC.5 ”Visions of changes’
・Dr.Aardvarks Works Vol.6 “FANGS”
でそのMagnetnotezのライブ音源と鍵盤の初坂恵美さんとギターの井上のぼるさんのそれぞれ打ち込み作品を1枚ずつ。井上さんのFANGSってのが結構良かったかも。ちょっとJadisを連想するような爽やかなギターメインのインストプログレでした。

あとはプログレとは全然関係ないけど、DJ TECHNORCHとか(Ove-Naxxとか参加してた)前買った「ぼくたちの変拍子」ってのが気に入ってたStudio-kurageなんかのCDを買って帰りました。