ZLETOVSKOのレコ発です。2002年結成ですが、たぶん数えるくらいしかライブやってないちょっとレアなプログレバンドです。シェルパ等でも演奏されてる堀越さんと元高円寺百景・ポチャカイテマルコの桑原さんを中心に、吉田達也さんとギターの伏見蛍さんの四人編成。堀越さんの所は右手にエレピ、奥の方に下からハモンドオルガン、キーボード、ムーグみたいなの、左手下からKORGのSV-1に更に2台積んで合計鍵盤7台という凄いプログレらしいセッティング。鍵盤の台数多いシルバーエレファントで一人で7台使ってるのを観た覚えは無いなぁ・・・
ZLETOVSKOのレパートリだけだと曲数が足りないとの事で、前半は高円寺百景の安紀さんを迎えて初期高円寺百景の曲を演奏。1996/9/4にココで高円寺百景と大陸男対山脈女を観ていて、当時のメンバーの3/4揃ってる訳ですね・・・しかしもう16年前か。MCで堀越さんが「大学生の頃聴きました~」と言うと伏見さんが「中学生の頃~」と、しかも中学の昼食の時間に校内放送で「Doi Doi」を掛けたとか。いやー素晴らしい中学校だな。
そんな訳で最近の高円寺百景ではやらない昔の曲を演奏。いやぁ昔の高円寺百景はバカっぽくて良いなぁとしみじみ。
そして後半はZLETOVSKOの4人に戻っての演奏。最初の「フタモンアシナガバチ」という曲は桑原さんが2回刺された所から、イントロは地震警報だったかな?そのまま続けて「THRASH」最後付近のピアノがとても格好良いです(この曲一番好きかも)
「Rat and Dragon」では「この曲Mountainじゃね?」みたいな話で、確かに言われてみると…聴いてる途中は森園勝敏みたいだなーとか思ってたのですが。
「The Golden Apples of the Sun Pt.1~2」は仰々しいタイトル通り中間にインプロを挟んでの堂々たるプログレ曲。アンコールではもう一度安紀さんが出てきて、アルバムにも収録されてる高円寺百景の「GEPEK」(桑原曲)を演奏して終了。
全体的に何処を切っても重厚なプログレなのですが、ポチャカイテマルコみたいにダークな感じではなく曲調自体は結構明るい感じです。リズム隊は非常にゴリゴリしてるのですが上モノは70年代っぽかったりもして・・・うーん似てる音がちょっと思いつかないなぁ・・・強引に説明するならTraceにMagmaをぶち込んだような。曲書いてるのは堀越さんと桑原さんですが、吉田達也さん関係のプロジェクトの中では一番プログレ度が高いのではないかなーと思います。滅多にライブしないのが勿体無いので、CDも出たことですし時々やって欲しいなと思います。
1. Ioss
2. Zhess
3. Sunna Zarioki
4. Doi Doi
5. Avedumma
1. 二紋脚長蜂~Thrash
2. 比丘尼
3. Rat and Dragon
4. Brainstorm (百姓一揆)
5. Zelot
6. The Golden Apples of the Sun Part 1
7. improvisation
8. The Golden Apples of the Sun Part 2
9. Camel Clutch
1. Gepek
堀越功 (keyboards, vocals)
桑原重和 (bass, vocals)
吉田達也 (drums, vocals)
伏見蛍 (guitars)
久保田安紀 (vocals)