2003/12/20 大友良英「ANODE」 @ 法政大学大ホール

大友良英さんの「ANODE」ステージの真中にはマイクが立てられ、ちょっと距離を置いてその周りを演奏者が取り囲んでいます。(演奏者の並びは、下のリスト順に右→左でループ)
一部では「ANODE #2」と「ANODE #3」(どこが曲の切れ目だか全くわかんなかったけど)薄暗い照明の中からPA無しで、サイン波、シンバルを擦る音、ギターのハーモニクスなどが、色々な所から聴こえてきます。「演奏者が一つの音を立てると、その人はその音が消えるまでは次の音を出さない」っていう制限(だったよね?)の中でかすかに右の音と左の音が混じり合ってくよーな感じで・・・えーと・・・・・・すいません、前半ちょっと寝ました・・・・・

休憩を挟んで「ANODE #1」このセットでは、「観客に好きなよーに動き回ってください、ただしバスドラの中に頭を突っ込んだりしないように」と。一瞬照明が落ちるのと同時に、全員爆音での演奏が始まります。

ぐるぐる動き回っていると「一番近くの演奏者の音が聴こえる、でも隣の演奏者の音も聴こえる、遠くの演奏者の音は聴こえない」てな状況、当たり前だけど。

中央近くに行くと(ほぼ)全部の音がミックスされて聴こえます、ただ目で演奏者を見ちゃうと見ている演奏者の音を耳が追っかけてしまうみたい。目を閉じて音だけ聴いてると360°から聴こえてくる音が面白く混じって聴こえます。

初めて見たんですけど、秋山徹次さんはターンテーブルの上にシンバル、その上に針を乗っけて「ギギギギギギギギギギギ」と物凄いフィードバック。他にも自作楽器みたいなので色んな音出してました、すげぇ。

方法論っていうか、音の聴こえ方~云々っていうライヴでした。今回はもちろん全部インプロでの演奏なんですけど、こーいう方法論で作曲されたよーな音楽とかできないだろーかな?とか思いました。

あと、結構録音してる人がいましたけど、アレを録音した所でコンセプトの意味無くなっちゃうよーな気が・・・それ以前に録音してアレを後で聴くのかなぁ?

  • [tag]大友良英[/tag] (guitars)
  • [tag]芳垣安洋[/tag] (drums)
  • [tag]Sachiko M.[/tag] (sine wave)
  • [tag]イトケン[/tag] (drums)
  • 恵良真理 (percussions)
  • 杉本拓 (guitars)
  • 西陽子 (筝)
  • 一楽儀光 (drums)
  • 秋山徹次 (turntables,selfmade instruments)
  • [tag]植村昌弘[/tag] (drums)
  • [tag]高良久美子[/tag] (vibraphone,percussions)

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