2004.1.22 Noche,ASTURIAS @ 江古田BUDDY

ライヴとしてはなんと15年ぶり!というASTURIASを見に行きました。

最初はnocheというバンド。piano + bass + clarinet + violin + percussion という編成のバンド。叙景的な感じの曲が多く、綺麗ななアンサンブルを聴かせてくれました。軽くプログレっぽくもあり、ニューエイジのような感じも、割と好きな感じの微妙さ。

ちょっと上品すぎっていうか音大生っぽいなーなんて思わなくもなかったり。「あじさい」ってタイトルの曲が可愛くてよかったです。CD出したら聴いてみたいな。

んで、ASTURIAS。オフィシャルの方にも大山さんによるレポートが上がっているので、そちらを見ていただければ大体の雰囲気がわかると思います。

っていうか、いきなり「Distance」(3rd収録、物凄く早いピアノのシーケンスの印象的な曲)生ピアノでこんな曲を弾くのを見るとは思いませんでした。「アコースティック編成」って話を聴いて、落ち着いたよーな音を想像していたのですけど、全然そんな気は無いようです。なんつーか躍動感が。特に北辻さんのバイオリンがアグレッシブで、とても良かったです。

その後は新曲を混ぜながら3rd~1stって感じの曲構成でした。個人的に特に良かったのが、ミニアルバムにも収録されている「Bird Eyes View」っていうこの編成用の曲。アコギの速弾きからクラリネットの主旋律に移るあたりとか、聴いててゾクゾクしました。

あとは、ラス曲「流氷」やっぱりイイ曲だなぁ~とかしみじみ思います。アンコール曲の「精神宮殿」はクラリネットの筒井さんの曲、これもASTURIASのナンバーと言われても分らないような感じの曲でした。

んで、一回限りの復活では無いので次回のライヴが決まってます。5月と6月にまた有るようです。とりあえずはオフィシャルの方をチェックしてみましょう。

(http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html)

  1. Distance
  2. Adolescencia
  3. Cryptogam Illusion
  4. Bird Eyes View
  5. 神の摂理に挑む者達
  6. Global Network
  7. Brilliant Streams
  8. Nostalghia
  9. 流氷
  10. 精神宮殿
  • 大山曜 (guitar)
  • 川越好博 (piano)
  • 北辻みさ (violin)
  • 筒井香織 (clarinet,recorder)

2003/12/20 大友良英「ANODE」 @ 法政大学大ホール

大友良英さんの「ANODE」ステージの真中にはマイクが立てられ、ちょっと距離を置いてその周りを演奏者が取り囲んでいます。(演奏者の並びは、下のリスト順に右→左でループ)
一部では「ANODE #2」と「ANODE #3」(どこが曲の切れ目だか全くわかんなかったけど)薄暗い照明の中からPA無しで、サイン波、シンバルを擦る音、ギターのハーモニクスなどが、色々な所から聴こえてきます。「演奏者が一つの音を立てると、その人はその音が消えるまでは次の音を出さない」っていう制限(だったよね?)の中でかすかに右の音と左の音が混じり合ってくよーな感じで・・・えーと・・・・・・すいません、前半ちょっと寝ました・・・・・

休憩を挟んで「ANODE #1」このセットでは、「観客に好きなよーに動き回ってください、ただしバスドラの中に頭を突っ込んだりしないように」と。一瞬照明が落ちるのと同時に、全員爆音での演奏が始まります。

ぐるぐる動き回っていると「一番近くの演奏者の音が聴こえる、でも隣の演奏者の音も聴こえる、遠くの演奏者の音は聴こえない」てな状況、当たり前だけど。

中央近くに行くと(ほぼ)全部の音がミックスされて聴こえます、ただ目で演奏者を見ちゃうと見ている演奏者の音を耳が追っかけてしまうみたい。目を閉じて音だけ聴いてると360°から聴こえてくる音が面白く混じって聴こえます。

初めて見たんですけど、秋山徹次さんはターンテーブルの上にシンバル、その上に針を乗っけて「ギギギギギギギギギギギ」と物凄いフィードバック。他にも自作楽器みたいなので色んな音出してました、すげぇ。

方法論っていうか、音の聴こえ方~云々っていうライヴでした。今回はもちろん全部インプロでの演奏なんですけど、こーいう方法論で作曲されたよーな音楽とかできないだろーかな?とか思いました。

あと、結構録音してる人がいましたけど、アレを録音した所でコンセプトの意味無くなっちゃうよーな気が・・・それ以前に録音してアレを後で聴くのかなぁ?

  • [tag]大友良英[/tag] (guitars)
  • [tag]芳垣安洋[/tag] (drums)
  • [tag]Sachiko M.[/tag] (sine wave)
  • [tag]イトケン[/tag] (drums)
  • 恵良真理 (percussions)
  • 杉本拓 (guitars)
  • 西陽子 (筝)
  • 一楽儀光 (drums)
  • 秋山徹次 (turntables,selfmade instruments)
  • [tag]植村昌弘[/tag] (drums)
  • [tag]高良久美子[/tag] (vibraphone,percussions)

2003/11/29 chienowa 16 @ 渋谷NEST

#「chienowa」っていうイベント。とりあえずmachine and the synergetic nutsとNATSUMEN(BOaTの後継バンドみたいなのかなー?とか思って)を見たくて行ってきました。

machine and the synergetic nuts

えーと前に見たのも確かココ(NEST)だったよーな。

前回見たときに感じた少しバランスの悪い感じは随分良くなってました。Soft Machineの「Out-Bloody-Rageous」に似たようなシーケンスの曲が有ったりとか、カンタベリ色もかなり強く感じさせる内容。

ハードコアのリズムの上にDave StewartとElton Deanが乗っかってるよーな感じ。ってのは言いすぎかな?んでもNational Healthとか好きな人だったらかなりの確率で気に入るような気もしますが。

  • マヒマヒ (soprano sax)
  • 須藤俊明 (drums)
  • スズキヒロユキ (bass)
  • 岩田ノリヤ (keyboards)

music from the mars

ザクザクとしたリフが印象的なんですけど、実は七拍子の曲とかだったりしました。(しばらく変拍子な事に気付かなかった)

エレピの人が急にクラシカルなフレーズをひいたりとかしてて面白かった。

これでもーちょい歌メロが印象に残るとイイと思うんですけど・・・・

  • 藤井友信 (guitars,vocals)
  • 吉村祐司 (drums)
  • 大野慎太郎 (bass)
  • 坂井キヨオシ (piano)

NATSUMEN

で、今日の目当てはmsnじゃなくて、実はこっちなのです。AxSxEさんのBOaTの後継バンドのようなインストバンド。

キーボードのEigoってのはPanic Smileの石橋英子さんです。他は良く知らないのですけど、ベースはRUNTSTAR(ギターポップだっけな?)の人みたい。

えーとハードコアかロックかポストロックかプログレかエモか・・・もしくはその全部か。

曲の構造は結構難解。変なブレイクとか、不協和音とか色々、でもテーマはとても印象的なメロディー。轟音のギターリフが一瞬止んでフルートとアコギの繊細なパートが入ったりとか、ギターリフの裏のキーボードのシーケンスがとても格好よかったり、フルート+クラリネットのパートは一瞬チェンバーロックを思わせるような瞬間もあったりとか。

このバンドがポストロックかどーか知らないですけど、「ポストロック」とかで括られてる音に感じてた不満を吹き飛ばすような音でした。やっぱりロックってのはこーじゃないととか思ったり思わなかったり。

自分の期待値の数倍良かったライヴなんてそう滅多に有るわけじゃないんですけど(このバンドは予備知識あんまり無かったから余計)シビレルっていう昔の漫画みたいな言葉が出てきそーな感じ。

んでも、こんなに格好イイのに、あんまり音源をリリースしてないみたい。何かオムニバスにちょっとずつ入ってるみたいだけど・・・正式音源が早くリリースされることを祈ります。

そしてそれまではライヴで、12/14高田馬場PHASE,12/31秋葉原GOODMAN。→http://boat.d4k.net/

  • AxSxE (guitars)
  • Aine (miming guitar)
  • Yashyro (acoustic guitar)
  • 石橋英子 (keyboards,xylophone,flute)
  • Maseeta (drums)
  • Shige (bass)
  • Izu (clarinet)

sugar plant

えーと実はコレの最初だけちょっと見て帰っちゃったのですが(仕事が残ってたの)

Klaus Schulzeみたいな感じのシンセ+アンビエントなエレピ+Manuel Gottschingにしか聴こえないギター+ちょっと落ち着いた感じの女性ボーカル。っていう音でした、Ash Ra TempelのStarring Rosiみたいだなぁ(あんなにサイケじゃないけど)とか何とか、ちょっと聴いただけなので。すんません、でもこの前のNATSUMENのインパクトがデカ過ぎて。

2003/11/20 えとうなおこSESSION @ 西荻窪アケタの店

これはGiulietta Machineのライヴではないのですが、メンバーは一緒です。前々から(UBiKの頃)から見たいなーとか思ってたんですけど、あんまり沢山ライヴをやる方では無いので今までずっと見れずにいたのです。

ちなみに、えとうなおこさんは最近だと大友良英blue bandとかNOVO TONOとか、昔だとUBiK(NaO2)とかSunset Kidsで活動されてた方。自分はこの人の曲がちょっと(かなり)好きなのです。

そんな訳で、satomilkさんとかとアケタの店に行ってきました。大津さんのPowerBookからエフェクト音に乗っかる柔らかな感じのゆっくりとしたピアノの曲。こーゆーのを聴きたかったのです。(大友さんのバンドとかだと、あんまり前面に出てくること少ないし)

曲によっても振れ幅大きいんですけど、エレクトロニカとも似たような/違うような不思議な音、大津さんの曲なんかはちょっとボサノバのようでも有り、アンビエントみたいな音にも聴こえるし。んでもMUMとか好きな人とかに受けそうな感じもするんですけど、どうなんでしょうか?

ラストにはGiulietta Machineのアルバムの「Tudo」(シンセのループは生ピアノでやってました、かなり無茶な感じで)

やはりCDよりもナマの方が全然良かったです。この日は告知も少なかったせいか客少なかったですけど、もっと頻繁にライヴやってほしいなーと思いました。

(http://www.o2-m.com/g-machine/)

  • えとうなおこ (piano,synthesizer,vocals)
  • 大津誠 (guitars,computer)
  • 藤井信雄 (drums)

2003/11/14 壷井彰久+鬼怒無月,おU @江古田BUDDY

POSEIDON RECORD主催のポセイドン祭り。一日目の江古田BUDDYでは、超久々のおUと壷井+鬼怒デュオ。とにかくおUが見たくて、会社を定時で脱出。

壷井彰久+鬼怒無月

#えーとこの組み合わせで見るのは初めてかな、「Era」ってCDをPOSEIDONで出してます。壷井さんの弾くフレーズはどーしてもプログレ、鬼怒さんの参加してる数多いグループの中でも一番いわゆるプログレに近い音だと思います。アコギとバイオリンだけなのに二人の手数の多いこと。「Crawler-A」とかやってました。
そして、凄まじくかみ合わないMC。これがプログレ。
→壷井さんのサイト内、壷井/鬼怒Duoのページ

  • [tag]壷井彰久[/tag] (violin)
  • [tag]鬼怒無月[/tag] (guitars)

おU

#8年ぶり!!!

もー、このメンツが一つのステージで一緒に演奏するってだけで嬉しいです。全員ファンみたいなモノですから。
一人一人の音がとても癖の強いまま、きっちりアンサンブルとして成立ってるってのが凄かったですね。矢口さんのサックスはやっぱりReal FishやFishermen tit totで聴いてたアノ音だし、向島さんのバイオリンもSOLAとかで聴いた艶やかな感じで、今堀さんのギターは今堀さんでしかない音だし、久々に聴いたれいちさんのドラムも相変わらずタメの効いた感じで。

そんな訳で最初は定番「Blivits」(KILLING TIME/BILLおUに収録)おUのアルバムに近い感じの演奏です。「若者もどき」は清水+今堀+れいちのトリオでの演奏、なにやら音源をバックにしたスピード感の有る演奏で確かに若者っぽいのかも。
「タンゴもどき」は2000/6/4 清水一登+向島ゆり子+今堀恒雄 @ 大泉学園 in Fで一回だけ聴いた曲です。他でやった事あるのかな?この「タンゴもどき」から「収容所」(KILLING TIME/SKIPのOne for Each Sentiment)へ続けて一部終了。収容所後半はとてもテンションの高い演奏、あんなに気合の入った「収容所」を聴くのは久々。

休憩をはさんで最初は清水さん1人での演奏。相変わらずミョーな音源を重ねていってピアノソロ、随分前の新宿ロフトプラスワンでの清水ソロを思い出しました。
そしてメンバーがゾロゾロ出てきて「Minerals~Tasmania」を演奏。オパビニアでも聴けますけど、やっぱり当たり前ですけど全然印象の違う感じで。
「Gymnesia」(yet somehow…収録)では清水さんxylophoneの演奏、この曲聴くのはほんとに8年ぶりかも。「Johnson Blues」と続けて、ラス曲はやっぱり「Habanerege」ボーカルの所を向島さんが入り損ねてたけど、相変わらず無茶なこの曲をビシッと演奏するのはやっぱりこのメンツならではかも。
アンコールでは「Epistrophy/Variation」をソロ回し付きでやってくれました。れいちさんは何故か「Habanerege」のボーカルパートを歌ってたり。

MCで清水さんが「久しぶりにみんなで集まって演奏して、やっぱりみんなで演奏してる感じだなー」とか言ってました。その言葉に尽きるような気がします。「これからは一年に一回くらいはやりたい~」との言葉を信じて次回を待つことに。

  1. Blivits
  2. Epistrophy/Variation
  3. Waltz #4
  4. 若者もどき
  5. Contrarily
  6. タンゴもどき
  7. 収容所 (One For Each Sentiment)
  8. (清水一登ソロインプロ)
  9. Minerals
  10. Tasmania
  11. Gymnesia
  12. Johnson Blues
  13. Habanerege
  14. Epistrophy/Variation (アンコール)
  • [tag]清水一登[/tag] (piano,keyboards,bass clarinet,xylophone)
  • [tag]向島ゆり子[/tag] (violin)
  • [tag]渡辺等[/tag] (bass,11-strings fretless guitar)
  • [tag]矢口博康[/tag] (soprano sax,alto sax,baritone sax)
  • [tag]松本治[/tag] (trombone,tuba)
  • [tag]今堀恒雄[/tag] (guitars)
  • [tag]れいち[/tag] (drums)

2003/10/06 佳村萌+坂本弘道@下北沢LADY JANE

行ってきました。「チェロ+声」とゆーシンプルな編成でのライヴでしたけど密度は濃かったよーに思います。

二部の途中でほとらぴからっの「さっちゃん」という曲で佳村さんがピアノ弾きながら歌ってました。淡々とした調子のピアノに伸びたり縮んだりする、割り切れないテンポのボーカルの対比が凄く面白くて。また知らない一面を見た感じが。

Robert Wyatt/Elvis Costeloの「Shipbuilding」もLeonard Cohenの「Hallelujah」もココではとても不思議な色に染まっていて。

「何々みたい」って説明出来ないんだけど、とても美しい音楽。って一緒に見た友達が言ってた。ん。

次は11/6に新宿の「ナジャ」って飲み屋でほとらぴからっの張さんと2人でやるみたいです。

(mixi日記と同内容・・・ごみんなさい)

追記:セットリスト教えてもらったので訂正しました。

  1. 風のうた
  2. 「冬の夜空」
  3. カメレオン・パーティ
  4. 朗読~うさぎのくらし
  5. Shipbuilding (Robert Wyatt/Elvis Costelo)
  6. 行こ。
  7. さっちゃん
  8. 「真昼のひなた」
  9. Walking on the Moon (Police)
  10. ハレルヤ (Leonard Cohen)
  11. 「おやすみなさい」
  • 佳村萌 (vocals,toy piano,piano)
  • 坂本弘道 (cello,effectors)

2003.10.5 佳村萠+坂本弘道+松永孝義 @ 下北沢LADY JANE

佳村萠さん、今回は坂本弘道さん(シノラマ,シカラムータ,SOLA・・・などなど)と松永孝義さん(MUTE BEAT,Ring Links,カルメンマキ&サラマンドラ)を迎えてのライヴです。以前下北沢で鬼怒無月さん勝井祐二さんと演奏したヤツのメンバーを変えたような感じです。
1曲目はほとらぴからっの「カメレオン・パーティ」声以外の楽器が、cello+bassという低音ばかりな編成ですけど、坂本弘道さんのすばらしいギミックの数々であちこちから色んな音が出てきます。

その次が何とRobert Wyatt/Elvis Costelloの「Shipbuilding」(坂本弘道さんの選曲とか)まーさかこんな曲が聴けるとは思わなかった。ちなみに一部ではその後Brian Eno/By This River(Before And After Science収録)まで演奏されてました。

ちなみに「夜とみみずく」はシノラマ/3つのウソと5時の鐘に入っている坂本弘道さんの曲。ライヴは見たことなかったんだけどシノラマは大好きで。まさかこの曲を聴けるとは・・・と言った感じ。

二部の頭では「またシノラマ?」というベースラインでしたけど、これはシノラマの曲に外間隆史さんの詩を乗っけたモノ。坂本弘道さんのノコギリ演奏が気持ちイイです。

今まで坂本弘道さんを見たのはシカラムータとかSOLAの時ばかりだったので、こんな感じでじっくり坂本さんの音を聴くのは初めてでした。それでこれが物凄く面白い音を沢山出していて。チェロのまわりにはエフェクター類とかカオスパッドとかが置いてあって、一人でTangerine Dream/Zeitみたいな音出したりとか、エレクトロニカみたいな音響を出したりとか。うーん、こんなに面白いとは思わなかった。こんどソロを買ってみよう。

松永孝義さんは流石の演奏、一人だけでゆったりとしたリズムを作りだしてました。松永さんのベースの上を坂本さんのチェロ(とか)と佳村さんの声がフワフワ浮かんだり沈んだりするような感じ。

歌もイイんですけど、とくに朗読してるのが凄く好きです。佳村さんの声にフキダシ付けるとしたら、絶対に淡いピンクで色を付けると思います。そんな色彩感とちょっとストーリーの有る音+朗読。この朗読でCDとか作ってくれないかなぁー。

  1. カメレオン・パーティ (ほとらぴからっ)
  2. Shipbuilding (Robert Wyatt)
  3. ?? (朗読)
  4. 初恋のあとのあと (ほとらぴからっ)
  5. 夜とみみずく (シノラマ)
  6. By This River (Brian Eno)
  7. ? (シノラマの曲に外間隆史の詩)
  8. ? (外間隆史の曲)
  9. ???
  10. うさぎの短い詩
  11. うさぎのくらし
  12. Hallelujah (Leonard Cohen)
  • 佳村萠 (vocals,voice)
  • 坂本弘道 (cello,musical saw)
  • 松永孝義 (wood bass)

2003/09/26 変拍子で踊ろう vol.9 @吉祥寺STAR PINE’S CAFE

吉田達也叩きまくりイベント「変拍子で踊ろう」に行ってきました。もう9回目になるこのイベント、今日はほんとにドラムは吉田達也一人です。

開場時間ギリギリに吉祥寺STAR PINE’S CAFEに行くと「本日、佐々木恒の出演は有りません」との張り紙。ってーかRUINSどーすんだ?という事と、他の面白いモノが見れるかも!というミョーな期待を。

そいえば、友達のバンドのギターの人が来てたなぁ。

是巨人

一個目は、是巨人。自分が見るのは2000年の9月以来。というかあんまりライヴやってないですけど。

1曲目は新曲、鬼怒さんが同じループを弾き続けて、ドラムとベースはちょっとずらした所に入れたりするような感じの曲。面白い。

後はアルバムの曲とか、前のライヴでやった鬼怒るさんがボーカルを取る曲とかを演奏しました。アルバムに入ってない新しい曲の方が安定してるよな感じかな。

鬼怒さんがあんまり弾きまくるパートはこのバンドだとあんまり面白く思えませんでした(他のパートも一緒に崩しちゃうよーな感じなので・・・)、もっとガチガチに譜面書いてキッチリ演奏するのを聴いてみたいなぁ。

  • 吉田達也 (drums)
  • 鬼怒無月 (guitars)
  • ナスノミツル (bass)

吉田達也+CDプレイヤー

RUINSだったハズが佐々木さん欠席(なんかケガしてるらしい)の為、急遽CDに合わせてRUINSの曲を吉田達也一人でやる事となりました。

ドラムセットの横にCDプレイヤーを置いて叩くので、音が飛んで非常にズレます。っていうか音飛んでなくてもズレてるよーな気が(普段いかに無理矢理合わせてるかという事が良く分かった)

ま、可笑しかったからイイや。吉田達也さんはなんだかセブンイレブンの98円の紙パック麦茶(烏龍茶かも)とか飲んでます。

吉田達也+金澤美也子

急遽穴埋め、vol.2。っていうか「佐々木恒欠席」の時にかすかに期待したのはこの組み合わせなんです。「る*しろう」の金澤美也子さんとのデュオでのRUINS曲。「クラシックメドレー」とかは(いつもはベースで弾いてるけど)この編成だとほんとにクラシックに聴こえます。

編成変えただけでこんなに変わるのかと言うほど、RUINSっぽくなくってプログレに聴こえます。このデュオはもーちょい曲数増やしてまた聴いてみたいなぁと。

高円寺百景

高円寺百景ではキーボードに「る*しろう」の金澤美也子さんと、ボーカルに山本響子さんを加えての新編成。

コレがまたなんつーか強力っつーか、凶力っつーか、狂力っつーか。

金澤美也子さんは「る*しろう」で見て一発で好きになって期待してたんですけど、演奏も顔も表情豊かに。やっぱこの人サイコーだわ。山本響子さんは初めて名前を聴いたんですけど、オペラチックな良く伸びる迫力有る高い声。ものすごく高円寺百景に適役な感時でした。(ついでに2人とも可愛いってのがイイよな)

曲目はたぶん↓みたいな感じだったと思う。アンコールでは1枚目1曲目の「IOSS」を途中から演奏、久々に聴いたけどスゴイ。何曲目だったか忘れたけど、金澤美也子さんがテンション高くなりすぎてキーボード叩きすぎ、しばらく「ピー」とか言ってました。可笑しかった。

ギターの佐々木さんの不在でちょっと音圧物足りない部分も有りましたけど、その分キーボードとボーカルが全面に出てきて聴きやすかったです。ベースの坂元さんは現在沖縄在住だそうであんまりライヴできなさそーですけど、この編成でこの音なら佐々木さんベースで高円寺百景やって欲しいなーとか。

  1. VISSQAUELL
  2. BECTTEM POLT
  3. NIVRAYM
  4. ?
  5. MEDERRO PASSQUIRR
  6. ?
  7. SUNNA ZARIOKI
  8. GUOTH DAHHA
  9. IOSS (後半のみ)
  • 吉田達也 (drums,vocals)
  • 坂元健吾 (bass,vocals)
  • 金澤美也子 (keyboards,vocals)
  • 山本響子 (vocals)

#4日前のAbu Dhabiも合わせてなんだか変態音楽祭りが続いてる感じ。特に高円寺百景はカッチョ良かったなぁぁ。客も結構入っていて良かったと思います。徐々に日本の変態音楽好きの人口が増えているのかしら。

2003/08/14 CONVEX LEVEL,大友良英blue band @ NHK-FM公開録音

CONVEX LEVEL

Robin disc(福岡知彦さんのレーベル)からEPが何枚か出てるくらいの事しか知らなかったです。えーとプログレとギターポップを折衷したような3ピースバンド。

なんだか最後の方でホールトーン(全音階)+7拍子っていう、非常にわかりやすいプログレインストが有って可笑しかったです。その他は結構ビミョーで、複雑な曲展開のバンドとラウドなギターバンドを行ったり来たりな感じでした。

あとMCが変、っていうかアマチュアバンドみたいなMC。むしろ喋らない方がかっこいいのでは。

大友良英blue band

えーと、あんまりライヴをやってないこのバンドの音が公共の電波に乗るなんて思わなかったです。

内容は以前CAYでやったヤツの縮小版みたいな感じで、どーにも大友さんの映画音楽好きとしては結構たまらない感じ。「painting」では三拍子パーカッションチームとか言って、素人な方々がステージへ上がって色々な打楽器を叩いてました(大友さん何故かノリノリ)

この日は結構前で見れたので、久々にえとうなおこさんの御姿もきっちり見ることが出来て嬉しかったです。(コノ人の音も好き)

魚喃さんの叩くプリミティブな感じのボンボが、アヴァンギャルド系の演奏者達の雰囲気を少し違うモノにしてて良かったです。存在が他の人たちに与える影響っていうか、この人が居るのと居ないのでは、随分印象が違うんじゃないかなと思いました。(第一、可愛いし)

  1. blue
  2. ピアス
  3. アイデン・ティティ
  4. スタント・ウーマン
  5. painting
  6. the sea
  • 大友良英 (guitars)
  • えとうなおこ (keyboards)
  • 芳垣安洋 (drums,percussions)
  • 西村雄介 (bass)
  • 栗原正己 (recorder)
  • 魚喃キリコ (percussion)

2003/08/09 SOFT WORKS @恵比寿ガーデンホール

#えーとSOFT MACHINEの歴代の面々からテキトーにチョイスしたような(マネージャーが作ったバンドらしい)メンバーですが、とりあえず見に行ってみました。
マターリとしたジャズロックでした。Elton Deanがエレピ弾くたびに「やっぱり鍵盤奏者(≒Mike Ratledge)が欲しいな~」などと思いつつ。

新譜買ってないんで、セットリストは分かりません。ゴメンなさい。SOFTSの曲でやったのは「Kings and Queens(4th)」「Facelift(3rd)」「As If(5th)」でした。やっぱナマでコレ聴けたのは嬉しい。
John Marshallは初めて見たんだけど、ジャズ寄りのイメージを覆すよーな感じのプレイ。ちょっと意外だった。Hugh Hopperのファズかけたベースは相変わらずズピーって鳴ってて。Elton Deanも渋いけど良かった、お腹が出てたけど。
そしてAllan Holdsworth!超眠かった!!。もーなんだか完全にバンドとは遊離したソロイストって感じのプレイで、凄いのはイイんだけどどーにも自分にはアレが駄目で、眠くてしょーがなかったです。

あと、チケットにもチラシにも何故か「SOFT WORKS」の上に「ソフトマシーン」ってルビふってました。まぁみんな知ってて来てるんだろうけど、全くの別バンドなんだからさ。(Ratledgeが来るならイイけど。ってまた言ってみる)

  • Hugh Hopper (bass)
  • Elton Dean (sax,electric piano)
  • John Marshall (drums)
  • Allan Holdsworth (guitars)