2013/11/10 MUMU,Gilgongo @荻窪ルースター・ノースサイド

MUMU

最初はMUMUの演奏。相変わらずイカれた譜割りの曲を淡々と演奏していきます。リズムはともかくとして鍵盤とトロンボーンだけ聴くとわりとポップな音楽なようにも思えるのですが。
植村さんのドラム日記を見てみたら、もうMUMU結成して14年でオリジナル曲が166曲になるとか。この間にアルバム1枚だけという・・・毎月新曲が有る(最近はsub含めて月2曲)ハズなので、毎年アルバム作れる程の活動はしているのですが。うーむそんなに需要が無いのかなぁ。

1. 2013 #10
2. 2013 #11
3. 2013 #11(sub)
4. 2013 #9
5. 2013 #8

植村昌弘 (drums)
中根信博 (trombone)
本間太郎 (keyboard)

Gilgongo

そして意外と順調に(?)ライブをコンスタントにこなすGilgongo。「最低人」「ish #5」なんかはバンドとしてこなれた演奏になってきたような感じがします。ナスノさんの「リバー」はなんというかGolden Palominosをインダストリアルにしたような感じ?の不思議な感じ。最後の「重量投げ」はかなり遊びが入ってきて…なんつーか崩壊しかけの演奏が可笑しかったです。

1. 最低人
2. ish #4
3. リバー
4. ish #5
5. 重量投げ

清水一登 (keyboards)
植村昌弘 (drums)
ナスノミツル (bass)

MULGONGO

で、今回の本編(?)であるMUMU+Gilgongoの合体バンド。「ワールドサング」は前回のMUMU+Gilgongoでも演奏した清水さんのメカニカルな曲。
前回の3人で演奏したナスノさんの「ソフト」は5人での演奏だとより楽曲指向でちょっとプログレ度上がった感じ?「曲名の由来はソフト・マシーンではない」と仰ってましたが、ちょっと後期ソフト・マシーン(Alive and Well辺り)の感触に近いような気がしました。
清水さんの「マンボミー・ルンバユー」では元ネタの「収容所」のテーマっぽい部分が中根さんのトロンボーンで演奏されて、不穏な雰囲気のチェンバーロックを無理矢理ダンスミュージックにした得体のしれない感じが。なんだかある意味凄い曲になってしまっているのですが、この曲で一体どこへ向かうのだろうか?
アンコールでは本間さんと清水さんのピアノデュオ…というか前半清水さんは歌いっぱしでしたが。

1. ワールドサング
2. 2013 #3
3. ソフト
4. マンボミー・ルンバユー
5. improvisation (清水一登x本間太郎)

植村昌弘 (drums)
清水一登 (keyboards)
ナスノミツル (bass)
中根信博 (trombone)
本間太郎 (keyboard)

ちなみに次回のGilgongoは来年1/17に吉祥寺foxholeにて。あと清水一登さんのソロライブ(前回見逃した)が12/9(月)に吉祥寺MANDA-LA2にて。

2013/11/08 鬼怒無月 @稲毛Candy

そんなわけ近所でもある稲毛Candyにて鬼怒無月さんのソロギターのライブが有るみたいなので行ってきました。
私が普段は是巨人とかボンデージフルーツとか(最近やってないけど)オパビニアなどエレギギターを弾きまくるようなライブでしか見ないので、アコギ一本でのソロライブはちょっと新鮮でした。
セットリストはたぶん以下のような感じ・・・MCを適当にメモったのを後でググったので間違ってるのが有るかも。トラッドから始まって、ビートルズやアラブ音楽などなどを演奏。
2nd setでは最近良く参加されているzabadakの「遠い音楽」を(余興とか仰ってましたけど)をギター一本で披露、明日のEra+吉良知彦でも演奏されるとか。
色んな曲やってましたが個人的にはこの日唯一演奏した鬼怒無月さんの曲でも有る「Blessed」が一番好きでした。

1. Danny Boy (Traditional)
2. Noweign Woods (The Beatles)
3. Manha de Carnaval (黒いオルフェ)
4. Lemma Bada Yatathanna
5. Blessed (鬼怒無月)
6. Greensleeves

1. Love Me Tender (Elvis Presley)
2. My Back Pages (Bob Dylan)
3. Three Views of A Secret (Jaco Pastorius)
4. Amazing Grace
5. 遠い音楽 (zabadak)
6. Saga of Harrison Crabfeathers (Steve Kuhn)
7. Waltzing Matilda

8. With a Little Help From Friends (The Beatles)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=lrgzm5qo4Ks[/youtube]

2013/10/13 IMAGO @東京倶楽部本郷店

何度か書いてますが、IMAGOは元FLAT122の川崎タカオさんが2012年に結成されたピアノ/フルート/オーボエ/ベース/ドラムという編成の「マイクロオーケストラ」バンド。5/25にこの会場で行われたライブは自分のライブ体験の中でもベストに入る程の素晴らしい内容だったので楽しみにしてました。このライブハウスではオーボエの音とグランドピアノの音が凄く良く聴こえるので、非常にこのバンド向きな会場かなと思います。

「湖に行きたい」は分かりやすいテーマを持った(このユニットにしては)ポップな曲。
「Signs 02」は5/25にココで初披露、ちょっとUnivers ZeroのRhythmix辺りの音に近いような雰囲気の音、後半のドラムの疾走感が気持ち良いです。個人的にはこの日のベストでした。
「Neo Classic Dance」ではドラムの大菊さんがスリップビートというか…なんかもうヴィニーカウリタみたい?まぁ良く演奏できるモノです。

2セット目(ココのライブハウスは3セット制なのです)は川崎さんの出身の岩手県釜石をモチーフにした3曲。この3曲はKTGでも演奏されている曲ですが、向うのユニットの演奏での意地悪な面は抑えられてリリカルな面が良く出ていると思います。今までFLAT122,KTGとちょっと難解な印象だったのが、このユニットではメロディの良さや気持ちの良いハーモニーが前面に出てきてるように思います。ただ演奏する方は逆に大変なのかもしれませんが・・・

3セット目は長い曲2つで「Signs 01」と名曲(と呼んでも良いと思います)「Spiral」を演奏。「Spiral」は前回の演奏時に何か涅槃へ連れてかれそうになるようなアレンジでの演奏だったのですが、今回はちょっとFLAT122の頃に少し戻した感じのアレンジに・・・いやコレも良いのですが、前回のバージョンがちょっと吹っ切れたような印象で凄く気に入ってたので、アレを捨てるのはちょっと勿体無いように思いました。
アンコールでは「”M”理髪店の不思議」という新曲、短めのシンプルでメロウな感じの曲。複雑なアレンジだけじゃなく、やっぱ魅力的なメロディー書くなぁと改めて思います。

更にアンコールのアンコールでは再び「Neo Classic Dance」1部での演奏も笑える意味で凄かったのですが、アンコールでのこの演奏はドラムのやり過ぎ感が更にアップ。大菊さんの引き出しの多さには感心しました。
次回は年の瀬、12/29にまたこの場所でのライブになります。

1. 湖に行きたい
2. Signs 02
3. Neo Classic Dance

1. 屋上にて
2. 真冬のテレビ塔
3. Matsukura Snow

1. Signs 01
2. Spiral
3. “M”理髪店の不思議
4. Neo Classic Dance

川崎タカオ (piano)
鳥谷部良子 (flute)
堀子孝英 (oboe)
上田哲也 (bass)
大菊勉 (drums)

http://imago.han-be.com/IMAGO/IMAGO.html

映像は6/13の吉祥寺Silver Elephantでの演奏。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=Ynj_si6H2cI[/youtube]