2012/09/19 ギルゴンゴ(植村昌弘+清水一登+ナスノミツル) @渋谷Bar Isshee

という訳で、3回目のライブです。ユニット名が決まりました「ギルゴンゴ(Gilgongo)」という名前。由来はカート・ヴォネガットのSF小説の・・・確かある惑星の「絶滅!」という意味の言葉です。この小説昔読んだハズなのですが、どんな話だったかよく覚えてないです。何かわけわからない話だったよーな。

ライブ開始前に清水さんが中古のボリュームペダルを買ってきたようでしたが、ガリが酷くて・・・安物買いのなんとやらとか。ちなみにこのライブ中に宣言されていたのですが、清水さんがとうとう「新しい機材を買う」とか。「最新のシンセを使いこなす清水一登」っていうのはちょっと想像しづらいモノが有りますが、最近は音源の「KORG 01 R/W」とかのバックライトも切れて大変そうなので・・・是非新品を購入して頂きたいなーと思います。

そんなわけで前半ではインプロから開始して、植村さん新曲の「ish #2」を演奏。タイトなリズムの上に流麗な鍵盤の前半部とかがカンタベリーっぽくて素敵な感じで、後半は何かクリムゾンみたいな重さの盛り上がり方。後で演奏する「ish #1」もそうですがこのユニットでの植村さんの曲は MUMUの曲よりもダイナミズムの有る感じで面白いです。

後半では前回のアンコールで挑戦してた「ish #1」今回は完璧!とまでは行かなかったようですが、歪んだような変なリズムの上に妙なピアノフレーズでやっぱり非常に格好良いです。前回では3曲あると言っていた植村さんの曲ですが、今回時点ですでに8曲あるとか・・・今後も楽しみです。
そして最後にカチっとした「重量投げ」この曲は無茶っぷりを楽しむ曲だったような気がしてたのですが、かなりカッチリした演奏になってしまって。それはそれで凄いのですが。

アンコールは何だろ?インプロじゃないような感じに聴こえたんだけど?ちょっとミニマルな感じの短い演奏。
次回はまだ決まってないようですが、たぶん近いうちに見れるんじゃないかと思います。

1. improvisation
2. ish #2
3. 最低人

1. improvisation
2. ヒョーロク玉
3. ish #1
4. 重量投げ

1. ???

植村昌弘 (drums)
清水一登 (keyboards)
ナスノミツル (bass)

2012/09/09 重陽の節句を祝う @下北沢La Cana

「今年末に復活するかも」なんて噂を聞いていたので、年末くらいかなーとか思ってた「ほとらぴからっ」のライブ。
まぁ「ほとらぴからっ」というよりも張紅陽主催で色んな方が喋ったり演奏したりといった感じのライブでした。思いの外てんこ盛りでちょっとビックリしました。ちょっと色々すぎて書ききれないくらい。

ほとらぴからっ

というわけで最初は、張さんが出てきて色々話をした後「夢見るように眠りたい」から。2001年の復活の時もやっぱりこの曲からだったなーとか。
他のメンバーが出てきて「痛い時」「海ざる」「残夢」をゆるゆると演奏・・・やっぱりこのバンドの音の妙な多幸感って独特だなぁ、なんて思い出しつつ・・・「海ざる」の浦山さんのRobert Frippみたいなギターがまた聴けるのが嬉しかったです。

1. 夢見るように眠りたい
2. 痛い時
3. 海ざる
4. 残夢

佳村萠 (vocals, toy piano)
張紅陽 (piano, accordion, vocals)
浦山秀彦 (guitars)
バカボン鈴木 (bass)
向島ゆり子 (violin)
四家卯大 (cello)
横澤龍太郎 (percussion)

こまっちゃクレズマ

神楽の三上敏視さんによる神楽のお話、長野の方の神楽の実演とか。2つ目の不思議な増えの音がちょっと面白い。

今度はこまっちゃクレズマ(ドラム抜きですが)
3曲めでは会場外にいる横澤龍太郎さんがステージの横の穴(?)から無理矢理手と首を出してパーカッションで参加。右の写真のような不思議な絵面になっていました。
その「井戸の底の星」っていう関島さんの曲があまりに良かったので、帰りにこの曲の入ってるCD買っちゃいました。

1. 月猫
2. 山羊は笑う
3. 井戸の底の星

梅津和時 (sax, clarinet)
多田葉子 (sax)
松井亜由美 (violin)
関島岳郎 (tuba, recorder)

おおたか静流

「でんでらキャラバン」という東日本大震災の被災地に音楽やいろいろなモノを届ける活動をしている赤松千里さんという方のお話(おおたか静流さん、張紅陽さんも一緒に行かれてるとのこと)
おおたか静流さんはちょうど新譜の「IKOR」の発売日で「ここからレコ発ライブ」とかなんとか。その新譜から「めいなCo.」で作曲した「海眠る 嵐散る」を演奏。もう一曲は向島さんのバイオリンを加えて「The voice is coming」を演奏。

1. 海眠る 嵐散る
2. The voice is coming

ほとらぴからっ+こまっちゃクレズマ

最後はほとらとこまっちゃ全部ステージに上がって演奏。11人がLa Canaのステージに無理矢理収まって演奏。「峠の道」ではさらにおおたかさんも参加。「2022年七夕まで」はこまっちゃのアルバムに収録されてるんですね。アンコールでは「天女」を演奏して終了。

1. 重陽
2. 2022年七夕まで
3. 峠の道
4. 天女 (アンコール)

いろんなバンド有る中でもやっぱりこのバンドは特別好きだったりして・・・・・ほんと久々に見れて嬉しかったです。
ほとらぴからっの今回のライブは何だか「リハビリ」って事らしくて(何か2000年に復活した時の最初のライブもそんな事言ってたような)12/12に六本木Super Deluxeでライブがあります。
その12/12のフライヤーが入ってたのですが…今までほとらぴからっに関係した人全員集めたような大人数らしくて。

佳村萠 vocal
張紅陽 accordion
浦山秀彦 guitar
バカボン鈴木 bass
近藤達郎 harmonica, clarinet
清水一登 bass clarinet
斎藤ネコ violin
向島ゆり子 violin
高橋香織 violin
四家卯大 cello
whacho percussion
横澤龍太郎 percussion
仙波清彦 percussion
U-zhaan tabla
れいち chorus

・・・とまぁ凄いメンツです。期待せざるを得ない。

http://hotorapicara.net/

2012/09/08 林正樹+小林武文+山本達久 @下北沢Lady Jane

普段「林正樹+さがゆき」でレディージェーンで演奏されてるそうなのですが、この日は小林武文さんと山本達久さんを迎えての、ピアノ+打楽器x2のライブ。林正樹さんと小林武文さんは「シャバヒゲ」というユニットで一緒に(なんと新譜が出るそうで)演奏していて、小林武文さんと山本達久さんは吉祥寺Fox holeで定期的にライブを行なってます。当日twitterでこのライブの情報見かけて「コレは面白そう」と思って。

林さんの曲をメインに少しインプロ演奏も入る内容。林さんの曲にちょっと癖の有る2人のパーカッションがフリーダムに入る、思ってた通り愉快な内容、小林さんのなんか変な金属パーカッション(アレ名前あるのかな?)が効いていてちょっと不思議な雰囲気にも。
前半最後は確か林さんのソロに入ってた「Flight for the 21st」という21拍子の曲5+5+5+6で、「タツツタツx3+タツツタツツ」って感じの曲。この曲もそうですけど林さんの曲はメロディアスで爽やかな感じの曲なのですが、演奏する方は大変そうだなーとか。

後半は打楽器2人のデュオ。何度か見てますが、凄いシャープな山本さんと変な打楽器沢山の小林さんとだいぶタイプの違う2人の組み合わせが面白くて。
たまたまいらっしゃっていた、サックスの鈴木広志さん(小林武文さんとはよく一緒に演奏されてる方、あと清水靖晃&サキソフォネッツとか東京中低域とか)も飛び入りで1曲参加。鈴木広志さん、ナマでは初めて見ますが、何というか自分の行くようなライブではちょっと珍しいタイプの「カッコイイ」サックス(Jan Garbarekっぽい?)この方のグループでも一回見てみたいな。

アンコールでは再び鈴木さんも参加して全員でインプロ。

1. Teal
2. 「み」
3. improvisation
4. Flight for the 21st

1. 小林x山本Duo
2. Double Torus
3. Spirit of The Forest (w/鈴木広志)
4. 梅が香に
5. improvisation (アンコール)

林正樹 (piano)
小林武文 (percussion)
山本達久 (percussion)
鈴木広志 (sax)