2006/10/10 Salle Gaveau,Tristan Honsinger+向島ゆり子+今井和雄 @六本木Super Deluxe

Salle Gaveau

鬼怒無月さんのポストタンゴバンド。

「ポストタンゴ」って何の事だかですけど・・・個人的なプログレ耳で聴くとレコメンというかチェンバーというかLars Hollmerみたいな音に聴こえます。かなり物凄くとても好み。(ピアソラっぽいのかも知れないけど、詳しくないので比較できない)

奇妙な感じだけど綺麗な曲で、きっちりアンサンブル有る演奏。時々鬼怒さんがいつもの様にいつもの如くキチガイのよーなギターソロを突っ込むのですけど、いつもの事なので。喜多直毅さんのアクション大き目のバイオリンがダイナミックで良かったです。

本当は↓の編成に林正樹(piano)が入るみたいなのですが、本日はお仕事の為にお休み。

年内くらいにCDが出るとか出ないとからしいです。

  • 鬼怒無月 (guitars)
  • 喜多直毅 (violin)
  • 佐藤芳明 (accordion)
  • 鳥越啓介 (bass)

f:id:vacatonos:20061010084400j:image:w300

Tristan Honsinger

Tristan Honsingerはアメリカの即興チェロ奏者。っていうか実はこの人の事何一つ知らないのですけど。

えーとはい完全即興です。チェロ抱え歩きながらキピキピ演奏してます、向島さんがクラシックっぽいフレーズ弾いた時に凄い速さで合わせてきて面白かった。愛嬌のある変な人だなーとか。

即興ギター奏者の今井和雄さんも初めて見ます。高柳昌行とか小杉武久とかの関係の人でしたっけ?ミュート多目の演奏でボディの反響音がホワワワァって鳴らしてるのがイイ音だなぁ。

最後アンコールではSalle Gaveauのメンバーと千野秀一さんも合わせてみんなでセッション。

千野秀一さんがハコのアップライトピアノを弾いてたんだけど、途中でいきなり左手でグワっとピアノをステージの方に動かして(ピアノ弾きつつ)。照明割れるわ、観客引くわ、当人気にしないわで・・・やっぱしこの人ヤバイと改めて思いました(でも日本の即興鍵盤弾きの中では一番好き)

  • Tristan Honsinger (cello)
  • 向島ゆり子 (violin)
  • 今井和雄 (guitars)

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2005/09/16 MAGMA @渋谷O-NEST

てなわけで会社ぶっちぎって見てきましたよ!

もーマグママグママグマ最高!!!すげーよやっぱり。

特にK.Aの後半「ハレルヤ!ハレルヤ!ハレ!」に合わせて、ベースアンプ上部(ダイレクトボックスかな?)が煙を上げる(実話)

いやぁオーバーヒートでもしたんですかね?というかタオル巻いてすむ問題なのか?とりあえず大丈夫だったみたいだけど。

ちなみにメンバーは↓みたいな感じ(どっかからの拾い)

自分はVander一族とPaganotti一族しか名前と顔が一致しないのですけど。Himiko Paganottiは前回来てなかったんですよね。

  • Christian Vander (drums,vocals)
  • Stella Vander (vocals,percussions)
  • Isabelle Feuillebois (vocals)
  • Himiko Paganotti (vocals)
  • Antoine Paganotti (vocals)
  • James McGaw (guitars)
  • Philippe Bussonnet (bass)
  • Emmanuel Borghi (keyboards)
  • Frederic D’Oelsnitz (keyboards)

とりあえずコバイヤーな気分でお酒飲んで帰ってきました。自分は明日は行けないのですけれど、行く方は楽しんできてください~。

2005/09/03 tristeza @渋谷O-NEST

行った。6:30open/7:00startだったはずが一時間押し。

tristezaは2本のギターのフレーズがミニマルっぽいサンディエゴのインストポストロックです。

Album LeafのためにJimmy Lavelleが抜けて解散してたと思ったんですけど、いつのまにか再結成してたんですね。はじめて見るけど来日は3回目みたいです。

今の編成は↓みたいな感じ。

  • Christpher Sprague (guitars)
  • Jimmy Lehner (drums)
  • Luis Hermosillo (bass)
  • Alison Ables (guitars)
  • Sean Ogilvie (keyboards)

一人一人のパートはとてもシンプルなモノですが、2本のギターが寄り添ったり離れたりしてくのが面白いです。ミニマルっぽいんだけど微かにメロディも感じられて。あとドラムが元ハードコアっぽい音色で格好イイ。「brand new song~」とか言ってやってた新曲のリズムが不思議な感じで面白かったな。

そんでもってMCらしいMCも無く淡々と1時間半くらい(アンコール込み)で終了。まぁたまにはこんなサックリとしたのもイイかなとか思いつつ、ラーメン食って帰宅。

(http://www.trstz.com/)

2005/05/22 サボテン,EXPO,Ferdinand Richard @渋谷O-NEST

風邪気味(ってーか完全に風邪)でしたけど行ってきました。

Etron Fou LeloublanのベースのFerdinand Richardの来日、でも客の6割くらいはきっと11年ぶりのEXPO目当て。@渋谷O-NEST。

サボテン

最初はサボテン、80年代のアルバム(の再発盤)しか聴いたこと無いんですけど、あんまり印象変わらずで。ミョーな緊張感の3ピース。

実は結構好み、ボーカル有りの曲の方が好きでした。「島の生活」とか聴きたかったなぁー。

  • 松本里美 (guitars,vocals)
  • 宮川いづみ (bass)
  • 宮川篤志 (drums)

(http://www.saboten.co.uk/)

EXPO

で、お目当て。この日はエキスポのエキさん(山口さん)スポさん(松前さん)の他に、近藤研二さん(元ハイポジ)とイトケンさんがサポート。
演奏時間は30分程と短かったのですけど、脱力マヌケテクノポップを堪能しました。こーゆー流れで聴くとポップなチェンバーに聴こえるような気もするようなしないような。

6月くらいにまた有るとか~、また見たいな。

  • [tag]山口優[/tag] (synthesizers,pianica)
  • [tag]松前公高[/tag] (synthesizers)
  • [tag]近藤研二[/tag] (banjo)
  • [tag]イトケン[/tag] (drums)

Ferdinand Richard+横川理彦+イトケン

Eltron Fou Leloublanってのはフランスの変なバンド。かなりイカレポンチな演奏をする素敵なバンドなのですが、今回の来日はそのベースの人。エトロンフー以降はよく知らなかったのですけど、ソロとか色々やってるみたいです。

まぁそのえーと、ちょっと予感はしてたのですけど、インプロでございました・・・風邪薬効いてたせいもあって、寝ちゃったよ。

  • Ferdinand Richard (bass)
  • [tag]横川理彦[/tag] (violin,computer)
  • [tag]イトケン[/tag] (drums)

2005/03/11 Red Krayola,Thermo,テニスコーツ @ 横浜Thumb’s Up

えーととりあえず、ヘロヘロなのでメモ程度に。

Thermo

途中から見ました、ドラムとエフェクト。まるでボーカルの無いSilver Apples。んでもあんなズンドコしたドラムでなくって、小技が効いてて面白いの。アルバム聴いてみたくなったな、山本直樹のジャケのヤツ買ってみようかしらん。

  1. [tag]君島結[/tag] (effects,electronics)
  2. [tag]須藤俊明[/tag] (drums)

(http://www.viscolab.com/thermo/)

テニスコーツ

こないだ買った1stがとても良かったのでライヴを見てみたかったのです。マヘル絡みって事しか知らなかったんだけど。

ライヴでは稚拙さと純粋さとって感じ、ちょっとそーゆーのを演出してる所も感じたけど、やっぱり好きかもしれない。

  1. [tag]植野隆司[/tag]
  2. さや (vocals,keyboards)
  3. ??
  4. ??

(http://www.tenniscoats.com/tennis.html)

Red Krayola

実はよく知らなかったりもするのですけど。3ピースでギターがザクザクしてて、もー。

少なくとも60過ぎのオッサンの音楽では無いと思うのですけど、どーなんですか?すげぇ。

  1. Mayo Thompson (guitars,vocals)
  2. Tom Watson (guitars,vocals)
  3. George Hurley (drums)

あ、一緒のテーブルに座った外人が面白かった。なんか25年前にRed Krayolaをイギリスで見たとかそーゆー。話してみたらやっぱりマニアックなの、全くもー。

工作舎のスタッフでコラム書いてるとか。

2004/11/27 Fernando Kabusacki @ディスクユニオン新宿JAZZ館

最近ちょくちょくやってる新宿ディスクユニオンでの閉店後の無料ライヴ。(行くの今回初めてだけど)

今回来日公演は見る機会無くって残念に思ってたFernando Kabusacki。mixiの日記経由でこの日あることを知って行ってきました。

Fernando Kabusackiはアルゼンチンの人で、Juana Molinaとの共演で有名かな?Robert Frippのギタークラフトにも入ってたとか。あとHermeto Pascoalとも共演歴が有るみたい。アルゼンチン音響派なんてシーンが本当に有るのか知らないですけど、今売ってるEsquireにちょっとだけ記事が有ります。

(http://www.kabusacki.com.ar/)

事前にあんまり情報無かったんですけど、この日はカブサッキ一人でのソロ。机の上にはLine6のループサンプラーやKaos Padや小さいサンプラーやCDプレイヤー(!)など並んでます。

CDプレイヤーとサンプラーの音源を少しだけ鳴らしながら、自分の音に自分の音を重ねてくよーな感じの演奏。即興みたいなモノではなくって、ある程度構成が有ってそれが飽和点になると、ゆっくり次の展開に進むよーな感じで。

聴いててなんだかCLUSTERのRoedeliusのソロを思い出しました。ちょっと淡い感じのエレクトロ+かすかに南米の雰囲気。でも、途中で笑っちゃうくらいのRobert Frippギターを炸裂させてて可笑しかったです。さすが門下生。

たぶん40分くらいの演奏だったんですけど、結構満足できました。ちょっとソロ作が欲しくなったよ。

あーでもカブサッキの使ってたLINE6のループサンプラー欲しいなぁ。

(http://www.korgonline.com/html/kid_product/line6_effect/dl4.html)

2004/11/18 Kim Hiorthoy (Smalltown Supersound Japan Tour)

Kim Hiorthoyが出るっつーんで、行ってきました。「Smallsound Supersound」ってノルウェーのレーベルのツアー。after hours主催。メガネ女子多めな感じ。

8時過ぎに着いたらYuichiro Fujimotoって日本人が演奏してました。フィールドレコーディングみたいな音の上にピアノとかカリンバとかドラム(ドラムは何か別の女の人)の音をパラパラと乗っけてくような感じ。音の印象としてはマヘルとかに近いんだけど、マヘルで感じるようなハッとする瞬間は全然無くて。んーと…駄目。音のスキマを聴かせる訳でも無いし、大体ステージであんまりニヤニヤすんな。

次はJoakim Haugland、この「Smalltown Supersound」っていうレーベルのオーナーみたいです。何か妖しい機器を弄りながら強烈なノイズと変なビート。最初面白かったけど、後半飽きた。

ラストが、Kim Hiorthoy(Hiorthoyの2個目のoは斜め線入るヤツね)アルバムは繊細な感じのちょっとポップなエレクトロニカだったので、コレ系はライヴどーなんだろ?とか思ってたんですけど、1曲目からノリノリ。とにかくこの人は頭を振る。拍子の頭に合わせて頭を振る。テンポが上がれば更に早く頭を振る。デカイ音になれば更に激しく頭を振る。長髪な人なのでもう前は全く見えてなだろーなと。

いやもーバカですよこの人、バカ。でも楽しかったなぁアレ。この日でた3人の中で一番分かり易くて、かつ楽しかったです。

2004/10/16 Richard & Dave Sinclair @渋谷O-WEST

そんなわけで元キャラバンのDave Sinclair + Richard Sinclairの来日公演です。

前半はDaveとRichardだけでの演奏。曲目は結構知らないのも有ったんですけど、「Disassocation」「The Dubsong Conshirtoe」「The Love in Your Eyes」「Hello Hello」「if I could not do it all over again」「Going for A Song」とか・・・1部最後にMatching Moleの「O Caroline」もやってて嬉しかったり。Dave Sinclairの最近出たCDの曲とかもやってたみたい。わかんなかったけど。

1部ではリチャードの声をゆっくり楽しむことが出来ました、カンタベリ音楽好きとしてはこの2人の演奏ってカンタベリのコアな部分を濃縮したよーな感じで。

んで2部はオパビニアの3人と一緒の演奏。予告通り「Nine Feet Underground」を演奏してました、清水一登とDave Sinclairのツインキーボードは仕事分け合ってるよーな感じで。んでも時々清水色も出しつつ。

芳垣安洋も鬼怒無月も基本的には原曲に忠実に、要所要所で「らしさ」を見せてました。Richardもまあその前回来たときよりはちゃんと演奏してました。Daveのオルガンのフレーズはやっぱり何か「カンタベリ」って音を強く感じます。

アレだ詳しいライヴレポはきっとPOSEIDONさんがやってくれるよ。それかTAKE’s PAGEで(しかしいつも思うんだけど、なんでこんなに曲目把握できるんだろう?)

  • Richard Sinclair (vocals,bass)
  • Dave Sinclair (keyboards)
  • 清水一登 (keyboards)
  • 鬼怒無月 (guitars)
  • 芳垣安洋 (drums)

2004/09/19 Expresso Gong/Gongzilla@初台DOORS

えーと、Gongzillaの初来日に行ってきました。

モーソフ

前に一回だけ同じ編成で江古田Flying Teapotで見たのですけど、随分印象が変わってました。美也子さんのキーボードがオルガンにワウをかけた音メインになっていて、もうSoft Machineの3~4そのままって感じ。いやでも格好いーんだなコレが、ベースもドラムも前見たときより引き締まって聴こえました。

あ、でも最後のインプロちょっと長すぎて飽きた。

  1. ?
  2. Rain Drop
  3. アフロ圏
  4. ?
  • 福島幹夫 (alto sax,soprano sax)
  • 内田典文 (bass)
  • 沢田守秀 (drums)
  • [tag]金澤美也子[/tag] (keyboards,voice)

Expresso Gong

そんな訳で、Expresso Gongってことで(もちろん後半のGongzillaとメンバーは一緒なんだけど、Expresso辺りの曲をするのでこー名乗ってるみたい)

「Golden Dilemma」くらいやるかな~?とか思って見てたのですけど、「Soli」「Heavy Tune」「Three Blind Mice」とExpresso IIから4曲。(他の曲はMoerlan’s Gongを熱心に聴いてないのでわからん)

肉だけ食って育ったとしか思えないドラムの人とか最初不安に思ったんですけど、結構細かなテクが効いててイイ感じでした。特に個人的には「Three Blind Mice」をやってくれたのが嬉しかったです。変態ジャズロックっていうか、Benoitのmarimbaの動きがヤバかったです。本気で神とか思いました。あとBenoitのソロも面白かったんだけど、ちょっと長かったかな?

一部ラスの「Expresso」はGazeuse!のラス曲。BonさんはHoldsworthのギターのラインを一生懸命なぞってる感じ。

  1. Soli
  2. ?
  3. Golden Dilemma
  4. ?
  5. Three Blind Mice
  6. Heavy Tune
  7. (Benoit Moerlan solo)
  8. Expresso

Gongzilla

んで後半、Gongzilla曲。と言っても実は一枚も聴いたことが無いのでセットリストはごめんなさい。

演奏のほうは流石に今演ってる曲なだけ有って、一部よりもイキイキしてる感じでした。ボーカル曲だけなんかフツーだったよな。

で、アンコールですよ。何かGongの曲の隠し玉持ってるかと思ったら・・・・「Peaches En Regalia」・・・・・ってザッパかよ!!!
いや面白かったからイイけどさ。

  • Hansford Rowe (bass)
  • Benoit Moerlan (vibraphone,marimba)
  • Bon Logaza (guitars)
  • Sam Aliano (drums)

2004/06/24 Mani Neumeir+L?K?O @渋谷ROCK WEST

写真、ロクなのが無くってゴメンナサイ。

GURU GURUの怪人ドラマー、マニさんの3度目の来日です。1回目も2回目も行けなかったんで、今回逃したら後悔すると思い行ってきました。この日はオールのイベントで、会場に1:30位に行ったら小さいハコの中は既にDJタイム(ULUだったのかな)ピキピキピキーンのトランステクノで大変楽しく踊ってました。

2:00くらいにマニさん登場で、最初はマニさん一人での演奏。タム多用のあのドンツカしたビートが聴けるだけで感激です。次は何か前の方でヘンな事やってるなーとか思ったら、袋から金皿(カレーポットとかも有ったぞ)を床に並べて叩きまくり。オランダのHan Bennink見たときを思い出しました。

その後はL?K?OとTATEYAMA(AOA)とのセッション。スクラッチとシンセの音と生ドラム、かなり混沌として格好良かったです。何かシロフォンっぽい音のする民族楽器とか格好よかったなぁ。

しかし64過ぎて日本のクラブでこんんだけ客を盛り上げられるドラムって一体・・・そもそも翌日は昼からドラムのワークショップやってるハズ・・・何かこの国の人たちには日本人とは違うエンジンが搭載されているよーです。私は翌日仕事だったんで、ライヴ終わった後帰りました(それでも4時過ぎだったけど)