2011/11/11 山本達久+小林武文+仙波清彦+高橋香織 @吉祥寺the Foxhole

吉祥寺の「the Foxhole」っていうジャズバーみたいな所で月イチでやっている、山本達久さんと小林武文さんのデュオにゲストを加えたシリーズ。
今回はのゲストは仙波清彦師匠と高橋香織という事でパーカッションx3にバイオリンという編成。
前半最初は山本達久+小林武文デュオでの演奏。次はこの2人に高橋香織さんを加えての演奏、高橋香織さんでこんな完全即興なんて見たこと無かったのですがエフェクター使ったエレクトリックバイオリンで多彩な音を出してました。
前半最後は「山本達久+小林武文+仙波清彦」という、パーカッション3台での演奏。やっぱりこう仙波清彦さんが演奏に参加した瞬間の空気の変わりっぷりが凄かったです。

ちょっと休憩挟んで後半戦は4人での演奏、何かこう「太陽と戦慄」のクリムゾンからRobert FrippとJohn Wetton抜いてJamie Muirをもう一人入れたよーな感じ?
一番最後では仙波師匠が煽るだけ煽って「ワン・ツー・スリー」と叫び、他のメンバーをクライマックス状態にしておきながら一人で煙草を吸いに行くという・・・もう流石というしか。

  • 山本達久 (percussions)
  • 小林武文 (percussions)
  • 仙波清彦 (percussions)
  • 高橋香織 (violin)


野澤美香 / SERIOUS GARDEN (1996)

このアルバムの存在を知ってからずーっと探していたのですが、ようやくヤフオクで入手する事が出来ました。

野澤美香さんは現代音楽の作曲家の方みたいですが、80年代には「ばちかぶり」「原マスミ」「カトゥラトゥラーナ」などにも参加、1994年にはJOHN ZORN’S COBRAの近藤達郎部隊に参加したりとか。ちなみに最近CAVE(シューティングゲームの)のBGMを担当したりもしてるみたいです。たぶん全部同一人物だと思うんですが。
個人的には原マスミの「夜の幸」というアルバムでこの方が担当した「花のひかり」という曲が凄く好きでずーっと気になる存在でした。

このアルバムは1996年のダンスパフォーマンス用の音楽をCDにしたものみたいです。想像してたような音とはちょっと違っていてSimon Fisher Turnerにも似たような、不思議な音楽・・・特にミニマルなピアノとボイスから始まってだんだん壊れてくような3曲目の「Velvet Riot」に惹かれます。

Nozawa Mica / Serious Garden (1996)

  1. Oxygenator
  2. Lotus, lotus
  3. Velvet Riot



ちなみにこの映像は1993年くらいの田口トモロヲさんとのテレビでの共演。ギターは佐野史郎。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=0zPmyzMt-W8[/youtube]

で、コレが原マスミの「花のひかり」って曲
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=VIVSqelJd4w[/youtube]

2011/10/29 minoke?, KTG, 水鏡 @吉祥寺Silver Elephant

というわけで久々のシルエレ

minoke?

Soft Machineの5th-7th辺りのちょっとミニマルなジャズロック。変に大げさな展開入れない辺りは好感持てるのですが・・・何か毎回もう一捻り欲しいなぁとか思ってしまいます。
ベースの川口さんの曲が浮遊感有って良かったけど何故にイントロがKing CrimsonのPieceだったのだろうか・・・

  • カワグチヤスシ (stick, bass)
  • タカハシカツノリ (drums)
  • カヤマコウセイ (sax)
  • セキドクニヒコ (keyboards)

( http://www.d1.dion.ne.jp/~kosec/ )

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=QCXF69pjYuo[/youtube]

KTG

元FLAT122川崎さんのバンド。だいたい毎回見てますが、全体的に今までで一番完成度が高かった気がします。
最初の方からインプロパートの割合が大きめな曲「屋上にて」「真冬のテレビ塔」を演奏してたのですが、テーマ部分とインプロ部分のイメージが上手く繋がっていて。インプロ部分の筒井さんのクラリネットも冴えてて良かったです。
川崎さんのシンセが今までのMS2000からモジュールタイプのものに変更、シンセの割合もちょっと増えてて良かったのですが・・・Blue MSのイントロだけはシンセでピロピロ弾くよりピアノ音で弾いたほうが良いかなと思いました。
色々と詰め込み過ぎな部分が薄れたせいか、安心して聴けるようになったような気がします(それにしても普通の音楽よりは情報量は多いと思いますが)
KTGでは次のライブは決まってないそうですが、12/24のStella Lee Jonesのライブに川崎さんがゲスト参加されるそうなので、ちょっと楽しみだったりします。

  1. 屋上にて
  2. 真冬のテレビ塔
  3. Stay from new world
  4. Blue MS
  5. サイン
  • 川崎隆男 (keyboards)
  • 谷本朋翼 (drums)
  • 中島洋隆 (bass)
  • 筒井香織 (clarinet)

http://music.geocities.jp/ktgsc2009/
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=CqoN5CY872E[/youtube]

水鏡

いわゆる女性ボーカルのジャップスプログレのイメージ。セットリストは鍵盤の阿南さんのブログから拝借。
新月みたいな進行の曲は結構好きなんだけど・・・リズム隊はもう少し頑張った方が。アンコールの曲が何故かちょっとスカみたいで面白かった。

  1. 理宇
  2. 科戸の風
  3. 流転-雨-
  4. 八咫烏
  5. 水の鏡
  6. 月の草 露の草
  7. 雪虫
  8. 狐月(アンコール)
  • 双葉 (vocals, flute)
  • 阿南順也 (keyboards)
  • 柳川圭市 (bass)
  • 朝倉靖雄 (guitars)
  • 神山敬太 (drums)

http://www.mizukagami.jp/
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=DF-e-k8jBKk&feature=player_embedded[/youtube]

M3-2011秋に行ってみた

というわけで、先日行われたM3-2011秋に行ってみました。
M3はいわゆる「同人音楽」の即売会。前から同人音楽方面とか若干気になってたので行って来ました。

適当にアタリをつけて視聴させてもらったり視聴コーナーで色々聴いてみたりはしたのですが・・・プログレ方面な感じではあまり収穫無かったかなぁ。事前にもーちょい調べていけばよかったのかもしれませんが。うーん。

Acoustic AsturiasがA.m.uさんのVidroBunnyのブースで生演奏するとゆーことで見てきました。なんと1.8m四方のブースの中、それも周りのブースも音出してる中でガットギターとバイオリンとクラリネットとパーカッションとボーカルの5人で・・・厳しそうだったなぁ。

「月読レコード」 ( http://www.tsukuyomi-rec.net/ )
・鏡星 / 銀霊譜
ワールドディスクなんかでも取り扱われたりしてるので、プログレ系の方にも結構認知されてるのかも。とりあえず新譜だけ買ってみました。40分1曲という・・・トータルアルバムというか何というか。こんな長い曲なのに冗長さを感じない、凄い構成されたアルバムになってます。26分くらいから急にUnivers Zeroみたいな展開に。いやでも今回のM3で自分が聴けた範囲の中では一番良かった。
そいえば月読レコード主催者の翡翠さんのブログをちょっと読んでみたのですが、ハニーフラッシュでの「新月セッション」なんかに参加されたりしてるんですね。

「雪蛍」 ( http://homepage3.nifty.com/tumaranaimonodesuga/ )
その月読レコードさんのお隣のブースの「雪蛍」(これがサークル名で良いのだろうか?)
・雪蛍 / Chronus
・雪蛍 / 戦乙女戦記
・雪蛍 / 月の踊り子
ちょっとRPGの音楽っぽい感じ(というか桜庭基っぽいのかな?)M3新譜の「Chronus」ってCDの1曲目が爽やかでファンタジックなプログレで良かった。
M3ごとにCD作ってるみたいですが、少しずつ良くなっていくのが面白いなぁ。

「Dragon Spiral Music」 ( http://www1.odn.ne.jp/~cbj91770/dragonspi.htm )
これは吉祥寺シルエレとかでもライブしている、MagnetnotezとかIgzit-nineってバンド関係のブース。
・Magnetnotez / Self Bootleg Vol.1 2010.03.11
・LITTLE DESKTOP MUSIC.5 ”Visions of changes’
・Dr.Aardvarks Works Vol.6 “FANGS”
でそのMagnetnotezのライブ音源と鍵盤の初坂恵美さんとギターの井上のぼるさんのそれぞれ打ち込み作品を1枚ずつ。井上さんのFANGSってのが結構良かったかも。ちょっとJadisを連想するような爽やかなギターメインのインストプログレでした。

あとはプログレとは全然関係ないけど、DJ TECHNORCHとか(Ove-Naxxとか参加してた)前買った「ぼくたちの変拍子」ってのが気に入ってたStudio-kurageなんかのCDを買って帰りました。

Electric Asturias / Fractals (2011)

先日のレコ発ライブで入手したElectric Asturiasの新譜「Fractals」についてアレコレ。メンバーにFLAT122の平田さん(現Stella Lee Jones)と田辺さんが入ると聞いてからずっと楽しみにしてました。

1曲目「Double Helix」たぶんこのアルバムの中で一番ややこしい曲。ちょっとサムラみたいな変態アンサンブルも有りつつ全体的にはメロディアスという曲。ちなみに山下洋輔トリオの1975年の名作「キアズマ」の1曲目も「Double Helix」ってタイトルだったりします(たぶん関係ない)「闇からの声」はちょっと昔のAsturiasをちょっとダークにした感じのイメージの曲、ギターとバイオリンの掛け合いが格好良い。1st~3rdはこんなインタープレイみたいな事は無かったので。ちょっと新鮮。
「Castle in the Mist」前半はアコアスで演奏してもおかしく無いような感じですが、ベースソロを挟んで後半ではギターの泣きメロが炸裂します。アルバム中一番長井10分近い曲。
「Moondawn」は「静かなるMoonSign」ってボーカル曲が元ネタですが、元ネタ知ってるとすっかりバンドサウンドに変わっているのが面白いです。中間部のジャズっぽいギターが平田さんっぽいかな?
「聲無キ涙~Cyber Transmission」は塵骸魔京の曲と3rdのCyber Transmissionを繋げた、というより融合させたような曲。ロングトーンのギターから入ってしっとりとしたバイオリンが重なって、プログレ演歌風かな?なんて思ってるといつの間にかCyber Transmissionに繋がってます。

ラストが「Return To Zero」というFate/Zeroのイメージアルバムに収録されてた3曲(The Berserker, The battle field, The Lancer)のエレアス版。
最後の「The Lancer」はFate/Zeroのイメージサントラ聴いた時、最初「カッコイイ!」と思って、次にこんなにプログレのイメージに近い曲を大山さんが作ったことにちょっとビックリしたものでした。以前のAsturiasも復活後のAcoustic Asturiasのイメージも「いわゆるプログレ」のイメージとはちょっと違うモノだったので…何かこう開き直ったような、プログレの緊張感と流れるよなメロディーの上手く組み合わさった曲だと思います。

あ、ちなみにFate/Zeroのイメージサントラはアコアスの筒井さんも3曲程参加してます。後半の組曲FATEのバンドアレンジと聴き比べてみるのも面白いかなと思います。

全体的に田辺さんの骨太ドラムと大山さんのドライブの掛かったベースが効いていて、思ってたよりもバンドの音になっています。「いわゆるプログレ」的なイメージを凝縮したようなアルバムですが、どのバンドの何かに似てるとかいう事も無く…まぁそのAsturiasのロックとしか表現できないのですが、そのような音です。
プログレな方は買って頂いて損することは無いと思います、というか古いのにしか興味の無い方も是非買いましょう。

しかし2006年のアコアスの「Marching Grass on the Hill」から2008年の多重録音「In Search of the Soul Trees」ついこないだの「Legend of Gold Wind」と、どのアルバムも充実した内容で…いやホント凄いなぁと。

1. Double Helix
2. 闇からの声
3. Castle in the Mist
4. Moondawn
5. 聲無キ涙~Cyber Transmission
6. 組曲FATE: i. 嘆きのフーガ
7. 組曲FATE: ii. アーガス最後の戦い
8. 組曲FATE: iii. The Lancer

大山曜 (bass)
平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
川越好博 (keyboards)
田辺清貴 (drums)

2011/09/03 ROUND HOUSE, Electric Asturias @赤坂Grafitti

ROUND HOUSEとElectric Asturias(レコ発!)の対バンです。

ROUND HOUSE

2006年での3-Dレコ発も見に行ったのですが、ViolinとSaxが増えて5人編成になっています。
Violinが入ったことで、ツインギター編成の頃にしてたような長いメロディーラインをハモって聴かせるような音が復活してたのが嬉しかったです。この辺は結成の頃のWishbone Ashの影響なのかな。

会場のPAのせいか、Saxはちょっとエフェクト(リバーブかな)がキツくて厳しかったかも。というかここのライブハウス、低音が妙にキツイような気が…左端のスピーカー近くに座っちゃったからかなぁ。

加藤さんのギターは特注の青のタルボ(P-MODEL以外で初めて見た)。何が特注って…ネックのポジションマーク(って言うんだっけ、3とか5フレットに付いてる丸ポチ)が青いLEDになっていて光る!点滅する!ナイトライダー!!!(違う)個人的にはこのギミックにバカうけでした。

途中からダンサーの方がベリーダンスみたいな衣装のダンサーも参加されての演奏、最初はどうかと思いましたけど意外と会うかも。何か逆立ちしたままアクロバティックなパフォーマンスが凄かったです。

やっぱりメロディと展開に引き込まれるバンドだなーと、ギターのメロディが気持ち良くて。そろそろ新曲なども聴いてみたかっったりとか思いました。

1. 3-D
2. Super Warp
3. 祈り
4. Drop Zone
5. スフィンクスの涙
6. 雨上がりの都会
7. 人造人間
8. ロマンティックラリー
9. 最後の判決 (アンコール)

加藤正之 (guitars)
上村義昭 (bass)
井上歓喜 (sax)
井高寛朗 (piano)
YURIE (violin)

内藤見映 (dance)
花火 (dance)

http://www.plactn.co.jp/roundhouse/top.htm
[youtube]Ael7gg0bEnI[/youtube]

Electric Asturias

というわけで、とうとうレコ発。90年中頃には、まさかAsturiasが新譜出してライブ観れるなんて思ってなかったなぁ。
ギターはStella Lee Jones/FLAT122の平田さん、ドラムもFLAT122の田辺さん。鍵盤は川越さんですがシンセとオルガンを足して鍵盤3台での演奏。テイセナさんは黒ゴスみたいな衣装でちょっと可愛いなとかそーゆー。

最初のは何かPAのせいでバイオリンの音がきちんと出てなかったようで(何か妙にエフェクト掛かったよな音がするとは思ってた)
新曲の「時を支配する人々」のMCで言っていた曲名元ネタはKing Crimsonの夜を支配する人々(The Night Watch)ですね。各人のソロを交えながらゆっくり盛り上がっていく感じ。

組曲Fateはフーガ/アーガス最後の戦い/The LancerのFate/Zeroのイメージアルバムの3曲を繋げて演奏。やっぱり最後の「The Lancer」という曲、プログレらしい場面展開の多い曲なのですが、全くテンション下がらず最後まで行く奇跡のよーな曲。
アンコールではエレアス版での「Distance」アルバムでの演奏に近く鍵盤の右手のスピードが凄いことになってました。ぎりぎりリアルタイム
で聴いてたので、あのエレピの音色が嬉しいです。

PA関係のトラブルとか有りましたが流石のクオリティでした、それよりプログレでこれだけ客集められるのはやっぱり凄いなと思います。

エレアスでのライブは決まってませんが、アコアスの方でSiberian Newspaper(Violinメインのインストバンド、格好良いです)と目黒Blues Alley Japanで対バンだそうです。

1. 闇からの声
2. Castle in The Mist
3. Double Helix
4. 聲無キ涙~Cyber Transmission
5. 時を支配する人々(新曲)
6. 組曲FATE
7. Distance (アンコール)

平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
川越好博(keyboards)
田辺清貴 (drums)
大山曜 (bass)

http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html
[youtube]b-2RgD7JnCw[/youtube]

2011/08/26 GAGAKIRISE, にせんねんもんだい, hununhum, LAGIDAGIDA @渋谷O-NEST

「LAGITAGIDA主宰CaterpiRhythm #03」hununhumとLAGITAGIDAを観たかったので行ってきました。

GAGAKIRISE
「ガガキライズ」と読むらしいです。ギターとドラムのデュオ。親の仇のようなドラムとずーっと轟音なギター、いやーうるさい。
途中から聴いたのですが、とにかく勢い一発な感じ…HELLAっぽいかな。

イノウエリョウ (drums)
吉澤幸男 (guitars)

http://ggkrz.web.fc2.com/
[youtube]feHmQFk7AkE[/youtube]

にせんねんもんだい

見るの久しぶりだなー、1曲目はギターの子がシンセ?をビョーンって音を出すニューウェイブっぽい感じ。TRANS AM(アメリカのポストロック)みたいな感じも。残りのギターを弾く曲はそれ程変わらない…プログレ耳にはどうしてもジャーマン・ロック(Ash Ra Tempelみたいな)に聴こえちゃいます。

高田正子 (guitars, sythesizer)
在川百合 (bass)
姫野さやか (drums)

http://www.nisennenmondai.com/
[youtube]wTd6cRsRfUE[/youtube]

hununhum
生で見るのはレコ発以来かな?
奇矯な曲、それでもアヴァンギャルドな攻撃性とは違っていて、何かカンタベリー音楽とも通じるちょっとユーモラスな音です。以前のライブでは全曲繋げて演奏してたように思うのですが、今回は1曲ごとに区切って演奏(といっても1曲10分くらいはありますが)

アルバムもリリースされてますが、やっぱり生で見るほうが楽しいな。ここ最近の一押しバンドなのですが、本当に色んな人に見てもらいたいなーとか思います。

根本歩 (percussions)
根本潤 (sax,voice)
多田佳代 (keyboards,voice)
岩清水雄 (bass)
中川達也 (guitars)
木村友紀彦 (drums)
??? (voice)
??? (voice)

http://hununhum.p1.bindsite.jp/
[youtube]2bR7y-e4_Fk[/youtube]

LAGITAGIDA

マヒルノが解散して、そのマヒルノの大竹さんと河野さん。Green Milk From The Planet Orangeの矢澤さんのバンド。鍵盤の方はゲスト扱いかな?んで、大竹さんと矢澤さんはSajjanuでも活躍されてます。

事前にYouTubeでちょっと見てて「Sajjanuとどう違うんだ?」とか思ってて、ギター弾きまくってる所はSajjanuっぽいのですが、時折出てくるフュージョンをハードコア化したような所はちょっと面白い。
会場限定のミニアルバム「CaterpiRhythm」を購入、CDでちゃんと聴くと意外とプログレっぽいかも。

大竹康範 (guitars)
河野岳人 (bass)
矢澤孝益 (drums)
蓮尾理之 (keyboards)

http://www.lagitagida.com/
[youtube]cz8gQL_YuAM[/youtube]

2011/08/06 Wine’s, Free Rock Project, 東京ザッパラス @吉祥寺Silver Elephant

Wine’s

ご存知と思いますが、その昔「イカ天」ってゆー番組が有りまして。もう20年くらい前になると思いますが、バンド全盛の時代に「みち」という名前でフワフワした感じの打ち込みポップスをやってる方が出てまして。当時それを見てた自分は妙に気に入ってしまって(繰り返し観た覚えがあるからVHSに録画してたハズ、実家にまだ有るかな?)
ただコレを見た当時中学生くらいでその後この「みち」さんっていう情報を追っかけることも出来ずに(アルバムが出てるようなので、たぶん当時色々活動されてたんだと思います)そのまま忘れかけていたのですが。mixiで知り合いの方の日記で偶然この名前を見つけてしまって。

そんな訳でこのバンドの岡本弥千(みち)さんが、20年前にイカ天で見た方な訳です。

現在の音はイカ天の頃とはだいぶ違っていて、ハードロック寄りのバンドの音。んでもボーカルはその昔見た雰囲気が残ってる感じでした。終わったあとちょっとお話させて頂いたのですが、しばらく音楽活動からは離れてらっしゃったそうで。
うーんでも20年くらいずーっと気になってたこの方を生で見る事ができて凄く嬉しかったです。

  • 岡本弥千 (vocals, guitars)
  • 松田雅嗣 (guitars)
  • 大橋博勝 (bass)
  • 岸野隆之 (drums)

Free Rock Project

「ロックの語法を否定しないインプロ」みたいなコンセプトなのかな?
メンバーはドラムのMEWさんと元Marble Sheepの宮崎りえさんに月兎の村上常博さんを迎える感じで。
基本オンビートでリフ弾きまくりな演奏。結果MANDOGとかDMBQ(というかHydro-Guru)みたいな、サイケ寄りのフリーな感じになってました。
でもまぁコレが意外と楽しくて、特にギターの村上さんが・・・アンプの上にギター置いてワウ踏んでギュイーン→ドヤ顔、ギターの弦を弓で叩いてポワーン→ドヤ顔。と、まぁ大変面白く・・・月兎での演奏よりこっちの方が好きかもしれないです。SGベースをバリバリと弾きまくる宮崎りえさんも格好良かったなぁ。

  • MEW (drums)
  • 宮崎りえ (bass)
  • 村上常博 (guitars)

東京ザッパラス (Frank Zappa コピーバンド)

でラストがザッパコピーのコレ。2度目のライブだそうです。鍵盤2台で、80年代ザッパっぽい感じでの演奏。メンバーは、シルエレ辺りで何度か見たことが有るような方々。紅一点の「江戸マン子」(なんてヒドイ名前だ…)さんはナース姿。なんというサービス。

下らないネタを仕込みつつも演奏はキッチリバッチリ。何度か他のバンドでも観てますけど「ナポレオン(白)」さんのフルートが良いですねぇ。後半では「江戸マン子」(やっぱりヒドイ名前だ)は水着に着替えて演奏。なんというサービス(2回目)

アンコールではやっぱり「Black Page #2」を演奏。ザッパのコピーならコレが無いとねぇ・・・とか思ってたら続けて「Peaches En Regalia」へ。
いやでもコレ準備大変だったろうに・・・演奏のクオリティも高かったし、メンバーの方がお客を楽しませようとしてるのも凄く良かった。
ちなみにセットリストはベースの方のmixi日記から拝借、大体聴いたことある曲でしたがザッパの曲名なんてすぐには出てこないので。

  1. Chunga’s Revenge
  2. City of Tiny Lites
  3. Teen-age Wined
  4. Trouble Everyday
  5. Zoot Allures
  6. Montana
  7. Easy Meat
  8. The Black Page #2
  9. Peaches En Regalia
  • ナポレオン(白) (vocals, flute)
  • スティーブ梅 (vocals, guitars)
  • 和田チャッカマン (drums, vocals)
  • 江戸マン子 (vocals, 木琴)
  • パトリックあはぁ~ん (bass)
  • 情事デューク更家 (synthesizers)
  • グレゴリー・ペッサリー (piano, organ)

2011/07/27 山本達久+小林武文+清水一登 @吉祥寺Foxhole

吉祥寺Foxholeは初めて行きます。場所はMANDA-LA2の線路挟んで逆の辺りで、バーの真ん中辺りに適当にセットを作ったような感じ。
なんか扇風機がやたらと回ってると思ってたら、エアコン無いのね。テーブルにはうちわ。

このライブは「山本達久+小林武文」のお2人に毎回ゲストを迎えるというイベントで、今回が2回目(初回はMIDIギターの井上経康さん)だそうです。

20時スタートだったのですが、ちょっと遅刻して会場へ。山本さんと小林さんのデュオを演奏中。座ったところからは見辛かったのですが、普通のドラムによく使ってる金属片みたいなモノ。小林さんは金物類と小さいボンゴとWAVEDRUM、あと金物の下に木の箱(カホン?)みたいなのが有ったかな?
その後清水さんが参加して「清水+小林」「清水+山本」のセット。
「山本達久さんが凄い!」ってのは何度か書いてますが、小林武文さんの電子音と生音の入り混じるプレイも面白い。

休憩時に山本達久さん本人にチャージを支払い。ちょこちょこライブハウスには行ってるけど、ミュージシャン本人にチャージ手渡ししたのは初めてかも。

後半は清水さんの「重量投げ」の前半部分から3人での演奏。そのまま怒涛のインプロ。中盤から後半にかけてのとにかく手数多いドラムの中を縦横無尽に動きまわる清水さんのピアノも凄い。
いやー、面白いライブでした。暑かったけど。

 山本達久 (drums)
 小林武文 (percussions)
 清水一登 (keyboards)

2011/07/23 福原まり+猫沢エミ, Gastronomics @六本木新世界

福原まり+猫沢エミ

福原まりさんはアップライトピアノとアコーディオン。アコーディオンの演奏は久しぶりに見るかも。猫沢エミさんは…昔CD聴いた覚えがあるなぁー、パーカッション叩くのは知らなかったです。
越川歩さんは福原まりさんのライブ以外では、KILLING TIMEのバイオリンで何度か見ています。
岩見継吾さんはOncenth Trioの方、ペンギンハウスとかなってるハウスとかで何度かセッションを見てますがこんなポップス寄りの演奏を見みるのは初めてかも。猫沢エミさんのバンドでも演奏されているそうで。

途中から観たのですが、曲目は福原さんと猫沢さんの曲で半々って感じでした。福原さんの曲では「常習者のごとく」とかもこの編成で演奏、普段は中原信雄さんのベースなのですが、岩見さんのコントラバスでの演奏も面白かったです。猫沢さんの曲はちょっと雰囲気ある感じのポップス、かの香織とかマリマリとかみたいに聴こえる。

岩見継吾さん、何度か見てますが、やっぱりこの方のベースが印象的で。良いプレイヤーだよなぁと思います。彼のオンセントリオ(Oncenth Trio)というバンドの2ndが会場で売ってたので買っちゃいました。

福原まり (piano, acoordion, vocals)
猫沢エミ (percussions, vocals)
越川歩 (violin)
岩見継吾 (contrabass)

GASTRONOMICS

こちらは矢口博康さんの曲を演奏するユニット。メンバーはダリエ(濱田理恵)さんと渋さ、栗コーダーの川口さん。

自分はCDがリリースされてからこのユニットの存在に気付いたので、ライブを見るのは初めてです。メンバー3名とも曲ごとに楽器を持ち替えて忙しそう。矢口さんの不思議な曲、ジャズだったり歌なしのポップスだったりと…やっぱり矢口さんの音としか言いようが無いですが、リアルフィッシュとか好きだった人は是非観にきてほしいかも。

新曲が3曲ほど有りましたがそのタイトルが
 「ピアノ」(ダリエさんのピアノをフィーチャーした曲)
 「アコーディオン」(ダリエさんのアコーディオンをフィーチャーした曲)
 「ギター」(矢口さんのギターをフィーチャーした曲)
というあまりにも安直なタイトル。でも「ピアノ」って曲好きな感じだったなー。タイトル通りダリエさんのピアノがとても良いです。
矢口さんはサックスよりもギターを演奏する事のほうが多かったのですけど、やっぱりあのチャルメラのよーなサックスの音が好きなのでもっとサックス吹いてほしいなぁとか。

矢口博康 (guitars, baritone saxes, alto sax)
濱田理恵 (piano, accordion, pianica)
川口義之 (baritone sax, soprano sax, recorder)

福原まりさんと矢口博康さんという元リアルフィッシュのお二人が出るライブだったので、ひょっとして共演とかあるかなーとか思いましたが、残念ながらそれは無かったです。んでも、どちらのユニットも面白かったです。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=9t_MPsf8RCY[/youtube]