2010/06/08 Sleep walkers @吉祥寺MANDA-LA2

2月に同じMANDA-LA2でやった「大熊ワタル秘宝館」で演奏した新ユニットに名前がついての初ライブです。
まぁその「Sleep walker」っていう同名のジャズバンドが日本(吉澤はじめのヤツ)にも海外にもあるみたいですが・・・

前半(というか最初30分ちょい)は清水さんのソロ。MCでは自分の好きな音楽について、とゆーことで珍しく結構おしゃべりされていました。清水ソロに「Epistrophy/Variations」というアントン・ウェーベルン+セロニアス・モンクという曲が有りまして、ウェーベルンって人がシェーンベルグの12音階技法をくそまじめに継承していて・・・とか、それでセロニアス・モンクと通じるものがあるのではないか!とか。あとBill Evansでも12音階の曲が有ってなどなど、実演付きで。
で、実践編とゆーことでTheronious Monkの「Friday the 13th」とAnton Webernを合成した曲を演奏。ある意味想い出波止場の「Larks’ Tongues in Aspic+Sex Machine」みたいな。

  1. それそれ
  2. MC (清水一登の12音階技法講座)
  3. Fridays the 13th/variations
  4. 夢で会いましょう

後半・・・というか本編。いきなり「重量投げ」ザッパみたいな変なキメから入る無茶な曲。
個人的には日本一好きな鍵盤奏者とバイオリン奏者がいるバンドになってしまってるので…いやもう最高でした。
「ヒョーロク玉」はKILLING TIMEでも演奏してますが、初めて聴いたのは「清水+向島+今堀」の時(その時はWaltz#11とかって名前だったよーな)その時のワクワクした感じが再来した感じ。大熊さんのバスクラも非常にピッタリで…でも何かフツーに13拍子でソロ取ってるよなぁ。「Sub-continental Tango」でも向島さんのバイオリンが冴えてました。
「Dusk」も数回聴いてますけど、こんな緊張感ある感じだっけな?とか、この曲の後半はなんかのサントラで聴いたフレーズが(凍りつく夏のQ Signだっけな?)「Do You Wanna Dance」での小林武文さんのドラムも良かったです。なんかフロアタムにティンパニみたいなペダルが付いててブイブイ言っていて面白い。

全篇、清水一登さんらしい「ポップでヘンテコなインスト」に満ちていて充実したライブでした。プログレ度も高かったような。
コレ続けてくれればもう「おUが観たいー」とか思わずにすむかも。早くも次回が楽しみです。

  1. 重量投げ
  2. Fall
  3. ヒョーロク玉
  4. Improvisation
  5. 大赤斑
  6. Sub-continental Tango
  7. Improvisation
  8. 地底人vs最低人
  9. Party Swing
  10. Dusk
  11. Do  You wanna Dance (surdo balkan steps)
  12. Friday 13th/variations (encore)
  • 清水一登 (piano,keyboards)
  • 向島ゆり子 (violin)
  • 大熊ワタル (clarinet,bass clarinet)
  • 小林武文 (percussions,tabla)


2010/06/08 Sleepwalkers @吉祥寺MANDA-LA2
2010608ShimizuKazuto

行きたいライブ

とりあえず今月(すでに2本行ってるけど)行きたいライブとか。

06/08 Sleepwalkers (清水一登+向島ゆり子+大熊ワタル+小林武文) @吉祥寺MANDA-LA2
06/08 植村昌弘ドラムミーティング(臼井かつみ+吉村由加+金澤美也子+かわいしのぶ) @荻窪ルースターノースサイド
06/11 小川美潮+林栄一+大川俊司+吉森信 @新大久保EARTHDOM
06/13 秋元きつね「 俺♡劇場」 @お台場カルチャーカルチャー
06/16 ル・インチ(三田超人+坂出雅海+泉水敏郎+iWah/ゲスト:清水一登) @南青山CAY
06/16 NATSUMEN,sgt. @下北沢GARDEN
06/20 中野テルヲ @高円寺HIGH
06/25 福原まり+中原信雄+越川歩 @西麻布星条旗通り Bar DAYS
06/26 Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷Pleasure Pleasure
06/27 Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷Pleasure Pleasure
07/03 Cluster @代官山UNIT

6/8のバッティングが痛い・・・別の日だったら絶対両方行くんだけどなぁ。とりあえずSleepwalkers予定です。

GoogleCalendarのATOMフィールドを右側に表示してみたんだけど、日付順に並ばないのは何故。何かプラグイン使った方が良いのかなー。

ブログを再開

WordPress3.0RC1 が出てたのでちょっと試しつつ、ブログ書くことを再開してみようかなと思ってます。まぁ音楽ネタくらいしか書いてなかったので仕事系のプログラムの話とかもちょっと書いてこうかなとか。
そんなわけで↓にTracWikiの話と、最近行ったライブ3本分の話をちょこっと。

続くかなぁ・・・

TracWikiのPDF化プラグイン

今まで趣味の事と下らない事しか書いてなかったので、これからはちょっとプログラム系のネタも一緒に載せてみようかなと。

で、仕事でプロジェクト管理とかにTracとゆーソフトを使ってるのですが。これにプロジェクト管理用のWikiがくっついてまして。仕様とか議事録とかメモとかを書いとくのに重宝してまして。
で、コレをそのまんまPDFにできないかなーと思ってググった所。
http://d.hatena.ne.jp/penguin_niisan/20100209/1265674139
でバッチリ紹介されてました。
http://trac-hacks.org/wiki/TracWikiPrintPlugin から TraicWikiPrintPluginとゆーモノを使えば良いようで。

ウチの環境はCentOS5.4+Python2.4.3+Trac0.11で。大体こちらのサイトに書いてある通りで問題なかったのですが、
http://www.daionet.gr.jp/~knok/trac/trac.cgi/wiki/pisa-l10n
から持ってきたPatchがeasy_install でインストールしたPISAとのバージョン違い(pisa-3.0.32)で通らなかったので、パッチの内容を見ながら直接
/usr/lib/python2.4/site-packages/pisa-3.0.32-py2.4.egg/sx/pisa3/pisa_context.py
を修正しました。

で、先のサイトでも書かれてる通りHeiseiKakuGo-W5だと、英数字がズレる。(普通にReportLabでHeiseiKakuGo-W5使うときはこんなにズレないんだけどなぁ・・・)
なので http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/ からIPAフォント系を取ってきて、/usr/share/fonts/ja/TrueType/ の下にごそっとコピー。loadTTFontを組み込んでOKかなーと思ってたんですが、ここでちょっとハマリ。どうもReportLabにフォントパスが通ってないみたいで・・・結局
self.loadTTFont(['ipag','ipag'],’/usr/share/fonts/ja/TrueType/ipag.ttf’)
self.loadTTFont(['ipamp','ipamp'],’/usr/share/fonts/ja/TrueType/ipamp.ttf’)
self.fontList['helvetica'] = ‘ipamp’

と、フルパスでフォントの設定したら上手く行きました。

ちなみに設定は trac.ini に
[components]
wikiprint.* = enabled

[wikiprint]
toc_title = “{ ブックで出力する時のタイトル }”
#CSS and content files (or URLS, using http://…)
#css_url=c:/path/to/file.css
#article_css_url=c:/path/to/article.css
#book_css_url=c:/path/to/book.css
#frontpage_url=c:/path/to/frontpage.html
#extracontent_url=c:/path/to/extracontent.html

みたいな感じでokでした。
まだやってないけど、PDF出力のフォーマットやヘッダフッタ設定は上記のcssとかhtmlで出来るみたい。書式は
http://www.xhtml2pdf.com/doc/pisa-en.pdf
を参照で。

2010/06/03 ロイヤルハンチングス,先カンブリアクラリネット四重奏団 @湯島Sea Garage

えーと2日続けての清水一登さん。

ロイヤルハンチングスは初めて見たのですが、ちんどん通信社の瀬戸信行さんとコントラバスの熊坂義人さんの2人バンド。愛嬌のあるクレズマーみたいな音楽、結構好きかも。
( http://www.myspace.com/royalhuntings )

次が、清水一登さんの先カンブリアクラリネット四重奏団。メンバーは

清水一登 (bass clarinet)
梅津和時 (bass clarinet, clarinet)
多田葉子 (clarinet)
近藤達郎 (clarinet)

とゆー(一部の物好きには)錚々たる面子。
このメンバーで清水一登さんの作るヘンテコな曲を一生懸命演奏するバンドです。 全然ジャズでもクラシックでもポップスでも無いので、なんて説明すればよいか難しいですが…個人的には Aksak Maboul に似た触感の音だなーと思ってます。マーチ(行進曲)みたいな曲もあるのですけど、アレで行進したら必ず足がもつれそーな。
ちなみに曲名も「1番」とか「3番」とか…「Duo Plus Duo」は原曲はAreposの「それそれ」かな?

ちなみに後半は再びロイヤルハンチングスの曲をクラリネットカルテット交えて演奏したり。あとこの日は瀬戸信行さんの誕生日だったようで、最後の方まで延々とハッピーバースディの曲のモチーフが。

2010/06/02 喜多直毅+清水一登+外山明 @大泉学園 in F

in F のスケジュール見て久々に「この組み合わせは!」と思って行ってきました。喜多直毅(Salle Gaveau,黒田京子などなど)、清水一登(KILLING TIME, ヒカシュー, 新大久保ジェントルマンなどなど)、外山明(Tipographica, Mull Houseなどなど) の組み合わせ。

うん…ちょっとは曲やってくれることを期待してたんだけど、この日は全編即興演奏。
それでも好きなミュージシャンばかりなので見てられるのですが…外山さんギターばっか弄ってないでドラム叩いてよー。

2010/05/30 Stella Lee Jones, Acoustic Asturias, KTG, FLAT122 @吉祥寺Silver Elephant

FLAT122とAsturias関係(微妙に人脈が入り乱れてる)4バンド対バンのライブです。
まぁ俺のためにあるようなイベントなので当然のごとく行ってきました。

[ Stella Lee Jones ]
ちょっと遅刻で「かげろう」の途中から。
今回はアコーディオンの佐々木さんがお休みで、トラで松本みさこさん( http://www.myspace.com/matsumotomisako ) が参加。リハ一回だそーで、よくまぁこんなややこしい曲を。
「Stella Lee Jones~Jean-Pierre」と映画音楽風を2曲、何やらテイセナさんのやる気がいつもの2割増くらいに見えた…何か生き生きと堂々としてて凄い良かった。「
ラス曲の「シナプス」は凄いクオリティだった・・・コレで完成形かな?

1. 日本のみさなさんサヨウナラ
2. かげろう
3. Stella Lee Jones
4. Jean-Pierre
5. clouds
6. シナプス

平田聡 (guitars)
佐藤真也 (piano)
テイセナ (violin)
三ヶ田晋 (bass)
谷本朋翼 (drums)
工藤げんた (percussions)
松本みさこ (accordion)

( http://www.myspace.com/satoshihirataunit )

[ Acoustic Asturias ]
タイトル未定の和風な曲、なんだか源平討魔伝っぽい感じ(まぁアレもアクアポリスの中潟さんだし)アコアスの曲としてはかなりプログレ度が高い感じで。しかしいつ聴いてもDistanceのピアノフレーズってナマで弾くには無理が有るよーな・・・凄いです。
アンコールは「黄源の舞」(字コレでよかったっけ?)

1. wataridori
2. ベタススプレンデス
3. Legend
4. かげろう
5. Perpetual Motion
6. (新曲)
7. 邂逅
8. Distance
9. 黄源の舞

大山曜 (gut guitar)
テイセナ (violin)
川越好博 (piano)
筒井香織 (clarinet,recorder)

( http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html )

[ KTG ]
Kawasaki Takao Group もしくは Kaori Tsutsui Group ってことで。
リゲはFLAT122の頃から何度か。立体的で格好良いなぁ。中島さんのベースがアレンジの中に入りこんできてて面白くなってきた。

1. Lige [Type Irregular]
2. (??Stay From New World??)
3. (谷本さんの曲)
4. 洞窟の森 3
5. 屋上にて
6. 真冬のテレビ塔

川崎隆男 (piano,synthesizer)
筒井香織 (clarinet)
谷本朋翼 (drums)
中島洋隆 (bass)

http://music.geocities.jp/ktgsc2009/ )

[ FLAT122 ]
活動停止中のFLAT122、1年半ぶりくらいかな?
以前からよくやっていた曲を、3曲だけといえば3曲ですが…なんというか密度もテンションも凄く、貫禄すら感じる演奏。
Stella Lee JonesとKTGと同じ日に観て、改めて圧倒されました。3ピースのバンドでこんなに情報量の多い音楽なんて、ちょっと他に想像つかないです。
ちょっと今日、本当に改めて凄いなと思いました。
だがしかし、たぶんしばらくライブは無い模様。。。。。たまにでイイからやってくれないかな?

1. 波濤
2. Neo Classic Dance
3. Spiral

平田聡 (guitars)
川崎隆男 (piano,synthesizer)
田辺清貴 (drums)

( http://music.geocities.jp/thewaves2005/ )

2010/02/20 Acoustic Asturias @江古田BUDDY

去年末のエレアス(electric asturias)の時に勢いでチケットを買ってしまったので(まぁどっちにしろ来てたろうけど)アコアス(acoustic asturias)のライブです。ゲストはMambabooの中島オバヲさん。バイオリンは伊藤恭子さんが都合により欠席で代わりにエレアス(こないだStella Lee Jonesでも見たけど)テイセナさんが参加。

新曲?の「命をつなぐ水」は民族っぽい感じという依頼でゲームの曲を・・・と言っていたので、Lamento辺りかな?と思ったんですけど、PSP用の「クラシックダンジョン」の曲ではないかと。RPGのフィールドっぽい感じの曲。3月にサントラ出るみたいなので曲目確認してそれっぽから買ってみよう。

ポルトガルのGouvaia Art Rock 2010へエレアスで出演されるとの事で、ちょっとチェックしてみたらMats&Morganも出てる…あとEnidとかAfter Cryingとか、Morglblってプログレだっけな?ちょっと見に行きたいが、流石に無理か。

アンコールではそのフェスにSteve Hackettも出る、とゆーことで大山さんのギターソロで「Horizons」を演奏。そいえばバンコが来日したときもギターの人がアンコールでこの曲やってたな、とか思い出しました。

この日の個人的なベストは前半最後の「Luminous Flower」でした、大いに盛り上がるバイオリンと淡々としたクラリネットが凄く良かったです。

オバヲさんのリズムが入ると演奏がタイトになる感じ。大山さんの昔からの知り合いだそうですが、ちょっと意外かなと思ってたのですが(mambabooでしか知らないからか)メリハリ付いてとても良かっです。
テイセナさんは急遽参加って感じだったと思うのですが、堂々とした演奏でエレクトリックバイオリンじゃない演奏は初めて観たのですが、このままテイさんでも良いのでは?とか思えるくらいしっくり来てました。

しかしあれだけ緊張感ある曲と演奏で「癒し系プログレ」ってのはもう流石に無理があるよなぁ。

セットリストはたぶん以下のような感じ。前半の3曲目だけわかんなかった・・・誰か詳しい方ヘルプ。

(追記)コメント欄で指摘もらいました、前半3曲目「凍てついた記憶」。後半6曲目は「Marching Grass on the Hill」でした・・・スミマセン。

  1. 神の摂理に挑む者達
  2. かげろう
  3. 凍てついた記憶
  4. レジェンド
  5. 黄原の舞 (w/中島オバヲ)
  6. 邂逅 (w/中島オバヲ)
  7. Luminous Flower (w/中島オバヲ)
  1. ユハンヌス
  2. ベタスプレンデス
  3. Perpetual Motion
  4. 命をつなぐ水 (w/中島オバヲ)
  5. woods 迷いの森 (w/中島オバヲ)
  6. Marching Grass On The Hill (w/中島オバヲ)
  7. 流氷 (w/中島オバヲ)
  1. Horizons (ギターソロ)
  2. Distance
  3. 黄原の舞 (w/中島オバヲ)
  • 大山曜 (guitars)
  • 筒井香織 (clarinet,recorder)
  • 川越好博 (piano)
  • テイセナ (violin)
  • 中島オバヲ (percussions)

2010/01/28 戸川純+福原まり @南青山MANDALA

珍しく前売り買ったと思ったら大幅に遅刻・・・4曲目のクレオパトラから。超満員の南青山マンダラでしたが、福原まりさん目当てで見に行ってきました。 
会場に入ったときは福原さんと戸川さんの2人での演奏。「蛹化の女」から中原さんが参加、次の「オーロラB」から矢壁さんが参加して、以降はずっとバンド編成でした。 

戸川さん見るのは相当久々。まだちょっと調子悪いのかなー?という部分もありつつ、でもやっぱりまぁ唯一無二な感じが。 

平沢進の「金星」、なんかアレを福原さんが弾いてるのを見るが楽しい。「Casablanca Moon」なんかも良かったなぁ。「肉屋のように」の中原さんのベースも良かったです。 

個人的なハイライトは福原曲の「ミステリー~森と森の間に」とくに森と森の間にはfishermen tit totってバンドでよく見てて。 
(ちなみにfishermen tit tot = 福原まり/矢口博康/Dennis Gunn/中原信雄/松本治/れいち) 
fishermen tit totの時のドラムはれいちさんだったのですが、なんかこの編成で聴くと矢壁さんのドラムがれいちさんのドラムに随分似てるなーとか思いました。 

ちなみに、次の戸川純さんのソロライブで「岩を掘る日々」(このユニット用の曲)の音源を配るとか・・・欲しいけど、戸川さんのライブ混むしなぁ。うーん。 

1st set: 

  1. 怒涛の恋愛
  2. ある晴れた日
  3. 極東慰安唱歌
  4. クレオパトラ
  5. 岩を掘る日々
  6. いじめ
  7. 蛹化の女
  8. オーロラB
  9. 無題
  10. おしまい町駅ホーム
  11. 十二階の一番奥
  12. 金星 (平沢進)
  13. Because the night (Patti Smith)

2nd set:

  1. 君の代
  2. Joe le taxi
  3. Casablanca Moon (Slapp Happy)
  4. 吹けば飛ぶよな男だが
  5. ミステリー
  6. 森と森の間に
  7. 恋のコリーダ
  8. 肉屋のように
  9. フリートーキング

encore:

  1. パンク蛹化の女
  • 戸川純 (vocals)
  • 福原まり (piano,keyboards)
  • 中原信雄 (bass)
  • 矢壁篤信 (drums)