今日聴いたCD: unbeltipo / unbeltipo (1999)

なんか最近諸事情であまりライブに行けなくてこのサイトも更新できないので、「今日聴いたCD」ってタグ作って不定期更新しようかと。

tipographica解散後に出た今堀恒雄さんのunbeltipoの1st。unbeltipoはこの後「unbeltipo trio」とゆーコトで今堀恒雄+ナスノミツル+佐野康夫のトリオで定期的にライブをこなしつつ、アルバムを3枚リリース(こないだ新譜の「Uncle Bunny Tongue」が出たばかり)します。ですが、この頃ライブでは色んなフォーマットで演奏活動をしてたと思います。そもそもそんなにライブ多くなかったかも、自分が見たのは2000年システマあきまつりの「今堀+外山+沖山+松前」くらいでしたので。

参加メンバーは元tipographicaから大儀見元と菊地成孔、ベースがJuicy Fruitsの沖山さん、ドラムの鎌田清さんはNANIWA Expressの方かな?

このアルバム(4曲ですが40分くらい)リズムパートをカットアップというか再構築したよーな不思議グルーヴの上で、頭のオカしいブレイクビーツのような音でJDVers3(時代劇としての高速道路version3) 以外の曲はもうtipographicaの不思議なポップさは聴こえてこないなーとか思います。

恐ろしいのは、現在のunbeltipo trioではライブでこのアルバムを遙かに超える密度の曲を演奏し続けてるとゆーことでしょうか。

unbeltipo / unbeltipo

  1. UBT4
  2. UBT3
  3. UBT1
  4. JDVers3
  • 今堀恒雄 (guitars,programming)
  • 鎌田清 (drums on 1.2.)
  • 大儀見元 (percussions on 2.3.4.)
  • 沖山優司 (bass,turntables on 2.)
  • 高桑英世 (flute on 3.)
  • 数原晋 (trumpet on 2.)
  • 菊地成孔 (sax on 2.4.)

sistema records: SICD-2 (1999/07/11)

技術ネタというか

PHPとかJavascriptのネタをこっちに書き続けるのもどうかなーと思いまして。(そんなに書いてないけど、これからは書こうかと思って)
WordPressのマルチサイト機能を使って、もう一個ブログを作ってみました。

http://vctn2.sakura.ne.jp/wp/wpdev/

こちらで。

Gastronomics / Tangrams (2011)

矢口博康さんの新ユニット(?)のアルバムです。メンバーはDarie(濱田理恵)さんと、川口義之さんの3人での、いろんな楽器を持ち替えてインスト音楽です。とてもリラックスした音ですけど、一つ一つの音に表情が有って楽しいです。やっぱし矢口さんのサックスの音が気持ち良いなーと。
実は最近こっち方面へのアンテナが低くて、レコ発ライブが南青山マンダラで有ったそうなのですが(CDにドリンク券が付いてた)見事にスルーしてしまいました。今度ライブ有ったら見たい。

  1. Come to Hawaii
  2. Monodon monoceros
  3. It’s too easy to be good
  4. Boris the dragon
  5. Little sister
  6. Leprechaun
  7. Cornbread
  8. I’m not afraid to die
  9. Sleep on the beach
  10. Tangrams
  • 矢口博康 (sax, clarinet, acoustic guitar)
  • Darie (piano, accordion)
  • 川口義之 (sax, ukulele)

Deep Sea Label: DS-2002

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=9t_MPsf8RCY[/youtube]

Phlox / Talu (2010)

カケハシ・レコードのこのページを見ていて、つい衝動的に購入してしまったCDです。エストニアの割と最近のバンドみたいです。これは2010年作の4thとのこと。

下に貼りつけたYouTube見てもらうと分かりやすいのですが、レコメンジャズロックの最新型って感じの音…というかmachine and the synergetic nutsという日本のバンド(一番したにYouTube貼り付けてみた)を聴いたこと有る方は、あまりに似てるんでビックリするんじゃないかなと思います。(個人的にはmsnの方がモダンな感じがしてて好きなのですが)

個人的には「メカニカルなレコメンジャズロック」ってだけでもう大好物なので、愛聴しています。他のアルバムも買ってみようかな。

  1. phlox / talu (2010)Võib-olla dresiiniga
  2. Hullelu
  3. Monokkel
  4. Ooode
  5. Loomaaed
  6. In the wood
  7. Siil
  8. Istu. Viis
  9. Augustin
  10. Binokkel
  • Kalle Klein (sax)
  • Raivo Prooso (bass)
  • Pearu Helenurm (keyboards)
  • Kristo Roots (guitars)
  • Madis Zilmer (drums)
  • Allan Prooso (percussions)
  • Vambola Krigul (vibraphone)
  • Maarja Nut (violin)
  • Liis Jürgens (harmonica)
  • Ramo Teder (flute)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=_cdTqAf3E8E[/youtube]

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=TtNnBSf72mk[/youtube]

Acoustic Asturias / Legend of Gold Wind (2011)

こないだのライブの時に買ってきた Acoustic Asturias の新譜。2006年のMarching Grass on the Hill以来なので、5年ぶりでしょうか?AsturiasについてはオフィシャルサイトのBiographyを見ていただいた方が早いと思いますが、1987年から(マイペースに)活動している日本プログレの世界では大御所とも言っても良いような存在。
個人的にもプログレとか聴き始めた割と早い頃(高校生くらいだったかな?)に中古CD屋さんで「Circle in the Forest」を買ってからずっと好きでいるので、かなり思い入れのあるバンドになっています。

Acoustic Asturiasは2003年から活動再開したアコースティック編成のAsturias。活動再開した時のライブを見たときには以前の3枚(Circle in the Forest,Brilliant Streams,Cryptogam Illusion)からちょっとイメージ変わったのかな?と思ってたのですが、ここ数年のライブ(全部追っかけてるわけでは有りませんが)とか見てきて、楽器編成が変わってもやっぱり音は変わってないなぁなんて最近思えるようになってきました。

今回のアルバムではここ数年のライブで演奏してきた曲を中心に収録されてます。どの曲も映像が視えるような叙景的な感じで、生音のアンサンブルですがどれも緻密でドラマチックな感じの曲も多いです。一般的なプログレのイメージとはちょっとズレるのかも知れませんが、やっぱりコレはプログレなのだと思います。個人的にはラス曲の「かげろう」の遠くから来て遠くへ去ってくようなイメージが気に入ってます。「凍てついた記憶」と「紅蓮菩薩」は某PCゲームのに使われていたものですね。

次は Electric Asturiasの新譜が…秋くらいには出るのかな?あとゲーム音楽も追っかけてる人としては「クラシックダンジョンx2」のサントラ(たぶん大山さんも曲書いてると思われる)がでるのかどうかが気になっていたりしてます。

Acoustic Asturias / Legend of Gold Wind

  1. Legend
  2. 黄原の舞
  3. ベタ・スプレンデス
  4. 凍てついた記憶
  5. Perpetual Motion
  6. ユハンヌス
  7. 邂逅
  8. 紅蓮菩薩
  9. ルカ組曲 – i. 草原のルカ
  10. ルカ組曲 – ii. 星とルカ闇に消え
  11. ルカ組曲 – iii. 風の王国
  12. かげろう
  • 大山曜 (gut guitar)
  • 筒井香織 (clarinet, recorder)
  • 川越好博 (piano)
  • テイセナ (violin)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=LRE8XCu9FxM[/youtube]

2011/04/11 仙波清彦+高岡大祐+山本達久 @渋谷Bar Isshee

この日の夕方に結構大きめの余震が有ったので行くかどうか結構迷ったのですが、こんな組み合わせを俺がスルーしちゃいかんだろうと思い渋谷へ…電車遅れてスタート間に合わなかったよ。
そんなわけで以下のような3名でのインプロライブ。鳥の鳴き声の犇めく、先鋭的なんだかふざけてるんだか(両方かも)よくわからないライブ。仙波師匠のテーブルは上野不忍池の古道具屋のよーなありさまで、一回山本達久さんと仙波支障がセットチェンジした時に山本達久さんが「フツーの楽器が無い…」と。
まぁ仙波師匠の流石すぎる年の功っぷりを眺めつつ、決める所はバシっと決めるのが凄かったです。あと、MCでの植村某さんの話は可笑しかったなぁ…

仙波清彦 (percussions)
高岡大祐 (tuba)
山本達久 (drums)

2011/04/15 Stella Lee Jones, A.P.J @江古田Buddy

Stella Lee Jones

ベースの三ヶ田晋さんが欠席?で、瀬戸尚幸さんが急遽参加されていました三ヶ田さんのアップライトからジャズベースになっていて結構雰囲気が変わっていました個人的にはジャズベースも有りかなーと思いました。
Watercolors(Pat Methenyのカバーじゃないよ!)はMySpaceでは公開されてましたが、ライブでは初演になります。MySpaceで聴いた時は流麗な感じの曲だなーと思ってましたが、ライブで通して聴くと更に複雑になってるみたいです。
「目眩」では難波さんがシンセで参加。あとでMCで仰ってましたが「しんどかった」そうです。水野さんに譜面を見せたら「5小節目以降は別料金やな」だそうで・・・
個人的には「かげろう」が凄く良かったかな、基本ミニマルな曲なのですがこの日はダイナミズムが有って、凄くドラマチックに聴こえました。ミニマルなパートから急にメロディアスなギターが入る辺りでちょっと鳥肌立っちゃいました(しょっちゅうライブ行ってても年に1,2回くらいの現象)

1. Synapse
2. かげろう
3. Watercolors
4. Ceaseless Memory
5. Clouds
6. 目眩 (w/難波弘之)
7. Parallel Railways

平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
佐々木絵美 (accordion)
佐藤真也 (piano)
谷本朋翼 (drums)
くどうげんた (percussions)
瀬戸尚幸 (bass)

A.P.J

難波弘之さんのA.P.Jです。久しぶりに観るのですが…確かにMC長い。というか水野正敏さんのくだらない話が長い。
「基本はジャズ、曲はわりとポップ、ほんのりとプログレ」といった感じのいい塩梅の音は相変わらず。やっぱし難波さんのピアノは良いなぁと。
「膚(はだえ)の下」とゆー曲では平田さんがゲストで参加。難波さんがしきりに「ギターで弾くと結構ベタなメロディ」と言ってましたが、確かに。何かFocus(Jan Akkerman)みたいだなーと(プログレ耳なもので)思ってしまいました。

1. Dimetra
2. Treefrog
3. 妖精写真
4. 膚の下 (w/平田聡)
5. クラゲ注意報
6. Labyrinthos

難波弘之 (piano)
水野正敏 (bass)
池長一美 (drums)

2011/04/09 Acoustic Asturias @池袋シャロン・ゴスペル・チャーチ

池袋のシャロン・ゴスペル・チャーチという教会でのAcoustic Asturiasのレコ発ライブ。
大山さんのガットギター以外は全て生音、こーゆー教会でのライブってのは初めてですが、天井高い場所での自然な残響音が気持ち良い感じ。
後半ではoboeの堀子孝英さんが参加、元々は大谷恵子さんの予定だったのが急遽ピンチヒッターとのことでしたが、素晴らしくフィットしてました。いやぁ本当にこのまま全部の曲にゲスト参加してもらっても良さそうなくらいハマってました。
日本のプログレの中でも生音のアンサンブルでスピード感が有って、何か映像が見えるような・・・聴きやすい音楽ですがとても独特なモノが有るかと思います。多重録音、アコースティック、エレクトリックといろんな編成を使い分けても「アストゥーリアス」という名前を使い続ける理由もちょっとわかるような気がします。プログレ云々はともかく、確かに「アストゥーリアス」という音なんだなと。

セットリストはたぶん以下のような感じ、たぶん間違ってない…と思う。「紅蓮菩薩」ってのは前やってた和風っぽい…ちょっと源平討魔伝(アクアポリス?)っぽいかも。
アンコールでは3rdのCryptogam Illusionから「Gracier」を演奏。MCでも仰ってましたが、1993年に3rdが出た時にはライブをしなかったので、17年目にして初演とゆーことになるらしいです。3rd出た頃(確か高校生だった)レコ発無いのかと思って情報誌とか色々探したのを思い出しました。

次回は未定みたいですが、テイセナさんとElectric Asturiasの平田さんが参加するStella Lee Jonesが来週の4/15に江古田BUDDYで難波弘之さんのAPJと対バン、6/12には筒井香織さんの参加するKTGが吉祥寺SilverElephantでポチャカイテマルコと対バンです。で、9月くらいにElectric Asturiasが有るかもしれないとかなんとか。

[1st set]
1.Legend
2.ベタ・スプレンデス
3.WATARIDORI
4.邂逅
5.Luminous Flower
6.神の摂理に挑む者たち
[2nd set]
1.ジムノペディ1番 (w/堀子孝英)
2.黄源の舞 (w/堀子孝英)
3.紅江 (w/堀子孝英)
4.ユハンヌス
5.紅蓮菩薩
6.Perpetual Motion
7.ルカ組曲
[アンコール]
1.Glacier (w/堀子孝英)
2.かげろう

 大山曜 (gut guitar)
 筒井香織 (clarinet, recorder)
 川越好博 (piano)
 テイセナ (violin)

 堀子孝英 (oboe)

http://asturias4.exblog.jp/

2011/03/26 KTG, 國田大輔Trio, zonk-monk with ISAO @吉祥寺Silver Elephant

最近あまりライブに行ってない(全然行ってないわけではない)のですが、久々に吉祥寺Silver Elephantへ。

KTG (Kawasaki Takao Group)

去年末のは観に行けなかったので、自分が見るのは去年の7月以来になります。FLAT122の川崎隆男さんのユニット。
ピアノトリオ+クラリネットとゆー編成ですが、音の方はちょっと変わったチェンバーロック・・・暗黒チェンバーとかジャズロック系の音ではなく、クラリネットがアクセントになった「室内楽+ロック」って感じでしょうか?
以前数回見てますが、だんだんバンドとしてまとまってきた感じがします。ベースが自然にアンサンブルの中に入ってくるような感じのアレンジが気持ち良いなと思います。
「サインズ」は新曲、中間に静かめのパートを含む三部構成、3パート目の視界が拡がってくような所が気持ち良いです。
そうそう「実はMCが下手で…」とか仰ってましたが。うん…知ってました。

次回は、6/12(日)にシルエレでポチャカイテマルコと対バン。FLAT122好きでまだこっち見たこと無い方は是非。た。

1. 真冬のテレビ塔
2. Stair of New World
3. サインズ
4. 屋上にて
5. スパイラル

川崎隆男 (keyboards)
筒井香織 (clarinet)
谷本朋翼 (drums)
中島洋隆 (bass)

http://music.geocities.jp/ktgsc2009/

Kunita Daisuke Trio

Enigmatic Driveの方のギタートリオ。
・・・テクニカルなフュージョンですね、個人的には好みじゃ無いのですがメロディアスで結構聴きやすいかと思います。
にしても上手いなぁ・・・

國田大輔 (guitars)
二家本亮介 (bass)
山内陽一朗 (drums)

http://www.daisukekunita.com/

zonk-monk with ISAO

大阪のバンドらしいですね。ギターのISAOさんはSPARK7の方、アメリカから戻ってきたばかりとか。
左右の女性が二人とも下段がエレクトーン(STAGEA D-DECK)を使ってました。ライブハウスでエレクトーンって初めて見たよ。しかも一気に二台も。ちなみに左の鍵盤の方、ストロベリーソングオーケストラでも鍵盤弾いてる方みたい。
演奏は派手派手のプログレ、聴いてて笑いがこみあげてくる感じの。エレクトーンの下鍵盤のベースが良い感じです。
全体的にRPGの戦闘曲っぽいなーとか思ってたら、最後にFinal Fantasy Vの「ビッグブリッヂの死闘」をこの編成で演奏。あのイントロはISAOさんの7弦ギターのタッピングで再現。
いやー面白かったです。

高田圭悟 (drums)
長崎祥子 (keyboards)
大沼あい (keyboards)
ISAO (guitars)

http://www.myspace.com/zonkmonk3
http://zonkmonk3.yangotonaki.com/

2011/03/02 奥の細道vol.2 @秋葉原CLUB GOODMAN

「石割桜presents」とゆーことで、面白そうなメンツだったので秋葉原へ。

奥州波動

Zletovskoのベースが桑原さんからナスノさんに変わっただけの編成ですが、このユニット(?)は即興でプログレを演奏するユニット。「即興+プログレ」というと、また似た編成ですがホッピーさん吉田さんナスノさんの「大文字」がありますが、アレよりもプログレっぽさはこのユニットの方が上かも、キーボード4台を駆使してプログレっぽいフレーズを弾き倒すのが圧巻。
後半の少し大人しめのパートで奥の方のメロトロンっぽい音の演奏が、ちょっとMatching MoleのImmediate Curtainって曲みたいで感動した。
・・・また見てみたいけどなぁ、やらないだろーなぁ。

  • 堀越功 (keyboards)
  • ナスノミツル (bass)
  • 吉田達也 (drums)

喜多直毅+金澤美也子

これは以前も見たことが有るのですが・・・いや凄かったです。床にバイオリン置いて弓を叩きつけるバイオリニストを初めて見た。
バイオリンとピアノとの2人だけで、前見たときはもーちょいジャズインプロっぽかったような記憶もあるのですが…今回は少しポップさも感じるような不思議なメロディーも有ったりして、即興でアヴァンポップを演奏しているような趣も。

  1. インプロ
  2. (Steve Swallowの曲)
  3. トルコの・・・
  • 喜多直毅 (violin,voice)
  • 金澤美也子 (piano,voice)

te_ri

ちょっと久しぶりに見たら聞いたことない曲ばっかしになってた。
相変わらず、(あえて)制約を付けた中で曲作ってるような感じの、

  • 村上巨樹 (guitars)
  • 片山貴志 (drums)

石割桜

3回目の今回から喜多直毅さん(岩手出身らしい)も参加。ナスノさんの村上さんに対する無茶振りがますますヒドイ。これが東北のバンカラ文化か・・・
今回も岩手をテーマにしたお題を客に出してもらって演奏するという・・・「ほや」「めんこいテレビ」「厳美渓」「ずんだ餅」「宮沢賢治」とか。どう考えてもヒットチューンには成り得ないけれど、

  • ナスノミツル (bass)
  • 吉田達也 (drums)
  • 村上巨樹 (guitars)
  • 喜多直毅 (violin)