今日は下北沢でElectric Asturiasのライブもあり、かなり悩んだ末のですがこちらへ。
PTF、KTG、TEEと英文字3つのというよくわからん共通点のあるインストのプログレバンドの3つ。他に3文字のプログレバンドだとKBBとQUIとAPJかな? 意外と有るな、しかも全部インストだ。
PTFは今年の頭に初めて見たバイオリンフロントの若いバンド、ベースが相変わらずプログレでは有り得ない低いポジションで面白い。MCで言っていたけど、やはりハードコアな人みたい。なかなかシルエレでモニターアンプに足を乗っけてノリノリで弾く人は見れないので。
前も書いたかもしれませんが、バイオリンメインのギター無しのロックバンドという事で、Jean-Luc Pontyみたいな感じもしますが、むしろ直接KBBみたいな音です。若いプログレバンドとしては勢いが有って良いと思います。現在アルバムの録音中だそうで、今後がちょっと楽しみです。
高島圭介 (violin)
鬼頭武也 (keyboards)
馬庭千峰 (bass)
関勇亮 (drums)
http://ptfweb.com/
お目当てのKTG、筒井さんが2年ほどフランスへ行かれてしまうとのことで、しばらくこの編成ではライブが無いかもとの事で…録音物はしばらくお預けかな?ちょっと残念。
このバンドにしては少しハードな「真冬のTV塔」からスタート、ライブを繰り返すごとにタイトになっていく感じで、緊張感が有って良かったです。
FLAT122の頃からの定番曲「Spiral」ですが今回は大分気合が入っていて、ベースとピアノのメカニカルな感じがUnivers Zeroとかのチェンバーロックのようでもあり、緊迫と弛緩がグルグルと入れ替わるような密度の高い演奏。「Kenta and Fireworks」は新曲、以前ここで買った川崎さんのCD-Rに入ってたピアノ曲のKTG版です。ノスタルジックな感じだったピアノにちょっと不思議なクラリネットが乗っかる感じ。
このバンドのライブには割と何度も行っているのですが、何となく今回はちょっと聴こえ方が違っていて「チェンバーロックの変種」として腑に落ちたというか・・・1年以上たってようやくこのバンドの聴き方がわかったような気がしました。
1. 真冬のTV塔
2. Stair of new world
3. Spiral
4. Kenta and fireworks
5. Signs
川崎隆男 (piano)
筒井香織 (clarinet)
谷本朋翼 (drums)
中島洋隆 (bass)
http://ktg.ameniwa.net/KTG/KTG.html
んで、トリがTEE。2、3回見てるハズだけど、昔見たときはもーちょいスマートな感じだったような…何やらプログレ度が増してる気がします。完成度で言えばこの日一番じゃないでしょうか?皆様そつなく上手です。曲は何処を切ってもプログレ「プログレと聞いてイメージする音」を煮詰めたような音。
それでも「寄せ集めの何か」にならないのは、やっぱ本気でプログレ好きなんだろーなというのが伝わってくるのが大きいのかと思います。あと単純にフルートのイマケンさんの自己主張が面白い。2ndアルバムは持ってなかったので会場で買って来ました。
ギターの方は「月禿の騎士」(なんというネーミングセンス)というジェネシスのコピーバンドもやってるようで、次のライブではドラムがあの堀江睦男仙人だそうで・・
米倉竜司 (keybaords)
今井研二 (flute)
浅田隆行 (drums)
飯ヶ浜幸雄 (bass)
米田克己 (guitars)
http://blog.goo.ne.jp/bandtee