2月に同じMANDA-LA2でやった「大熊ワタル秘宝館」で演奏した新ユニットに名前がついての初ライブです。
まぁその「Sleep walker」っていう同名のジャズバンドが日本(吉澤はじめのヤツ)にも海外にもあるみたいですが・・・
前半(というか最初30分ちょい)は清水さんのソロ。MCでは自分の好きな音楽について、とゆーことで珍しく結構おしゃべりされていました。清水ソロに「Epistrophy/Variations」というアントン・ウェーベルン+セロニアス・モンクという曲が有りまして、ウェーベルンって人がシェーンベルグの12音階技法をくそまじめに継承していて・・・とか、それでセロニアス・モンクと通じるものがあるのではないか!とか。あとBill Evansでも12音階の曲が有ってなどなど、実演付きで。
で、実践編とゆーことでTheronious Monkの「Friday the 13th」とAnton Webernを合成した曲を演奏。ある意味想い出波止場の「Larks’ Tongues in Aspic+Sex Machine」みたいな。
- それそれ
- MC (清水一登の12音階技法講座)
- Fridays the 13th/variations
- 夢で会いましょう
後半・・・というか本編。いきなり「重量投げ」ザッパみたいな変なキメから入る無茶な曲。
個人的には日本一好きな鍵盤奏者とバイオリン奏者がいるバンドになってしまってるので…いやもう最高でした。
「ヒョーロク玉」はKILLING TIMEでも演奏してますが、初めて聴いたのは「清水+向島+今堀」の時(その時はWaltz#11とかって名前だったよーな)その時のワクワクした感じが再来した感じ。大熊さんのバスクラも非常にピッタリで…でも何かフツーに13拍子でソロ取ってるよなぁ。「Sub-continental Tango」でも向島さんのバイオリンが冴えてました。
「Dusk」も数回聴いてますけど、こんな緊張感ある感じだっけな?とか、この曲の後半はなんかのサントラで聴いたフレーズが(凍りつく夏のQ Signだっけな?)「Do You Wanna Dance」での小林武文さんのドラムも良かったです。なんかフロアタムにティンパニみたいなペダルが付いててブイブイ言っていて面白い。
全篇、清水一登さんらしい「ポップでヘンテコなインスト」に満ちていて充実したライブでした。プログレ度も高かったような。
コレ続けてくれればもう「おUが観たいー」とか思わずにすむかも。早くも次回が楽しみです。
- 重量投げ
- Fall
- ヒョーロク玉
- Improvisation
- 大赤斑
- Sub-continental Tango
- Improvisation
- 地底人vs最低人
- Party Swing
- Dusk
- Do You wanna Dance (surdo balkan steps)
- Friday 13th/variations (encore)
- 清水一登 (piano,keyboards)
- 向島ゆり子 (violin)
- 大熊ワタル (clarinet,bass clarinet)
- 小林武文 (percussions,tabla)