1998年に「Ciruelo」っていうなんだか物凄いアルバムを出してたアルゼンチンの鍵盤奏者の2ndアルバム。Kievさんの日記でいつのまにか出てる事を知りました(amazonとかで時々チェックしてたんだけど入荷なし、その筋のネット通販で入手)
同じアルゼンチンのFernando Kabusacki、Santiago Vaquez、Alejandro Franovとかと山本精一、勝井祐二などでeweからセッションCDを出していて、以前のアルゼンチン音響派セッションの時に「ひょっとして日本に来るのか!?」とか思ったのですけど「ヒコーキ、キライ」との事で一人だけ来なかったと噂される人です。
前作の「Ciruelo」ではGismontiっぽい曲芸アンサンブルみたいな部分が有ったのですけど、今回のはほとんど環境音をバックに訥々としたピアノソロ(数曲Santiago Vazquezのパーカッションが入ってるのかな?)
会社のパソコンに突っ込んで仕事しながら聞き流してた時には「うーんちょっと地味かなぁ?」なんて思ってたんですけど・・・今日家で聴きなおして見たら凄かった。即興ピアノのようにも聞こえるのですけど、コレは相当計算されてないか。
Keith JarrettとかGismontiのECMモノにも似た雰囲気が有るのですけど、それよりも何か物凄く私的で純粋な感じの。工藤冬里のピアノソロとかの無邪気にも鋭い感覚にも似たよな。