2011/04/09 Acoustic Asturias @池袋シャロン・ゴスペル・チャーチ

池袋のシャロン・ゴスペル・チャーチという教会でのAcoustic Asturiasのレコ発ライブ。
大山さんのガットギター以外は全て生音、こーゆー教会でのライブってのは初めてですが、天井高い場所での自然な残響音が気持ち良い感じ。
後半ではoboeの堀子孝英さんが参加、元々は大谷恵子さんの予定だったのが急遽ピンチヒッターとのことでしたが、素晴らしくフィットしてました。いやぁ本当にこのまま全部の曲にゲスト参加してもらっても良さそうなくらいハマってました。
日本のプログレの中でも生音のアンサンブルでスピード感が有って、何か映像が見えるような・・・聴きやすい音楽ですがとても独特なモノが有るかと思います。多重録音、アコースティック、エレクトリックといろんな編成を使い分けても「アストゥーリアス」という名前を使い続ける理由もちょっとわかるような気がします。プログレ云々はともかく、確かに「アストゥーリアス」という音なんだなと。

セットリストはたぶん以下のような感じ、たぶん間違ってない…と思う。「紅蓮菩薩」ってのは前やってた和風っぽい…ちょっと源平討魔伝(アクアポリス?)っぽいかも。
アンコールでは3rdのCryptogam Illusionから「Gracier」を演奏。MCでも仰ってましたが、1993年に3rdが出た時にはライブをしなかったので、17年目にして初演とゆーことになるらしいです。3rd出た頃(確か高校生だった)レコ発無いのかと思って情報誌とか色々探したのを思い出しました。

次回は未定みたいですが、テイセナさんとElectric Asturiasの平田さんが参加するStella Lee Jonesが来週の4/15に江古田BUDDYで難波弘之さんのAPJと対バン、6/12には筒井香織さんの参加するKTGが吉祥寺SilverElephantでポチャカイテマルコと対バンです。で、9月くらいにElectric Asturiasが有るかもしれないとかなんとか。

[1st set]
1.Legend
2.ベタ・スプレンデス
3.WATARIDORI
4.邂逅
5.Luminous Flower
6.神の摂理に挑む者たち
[2nd set]
1.ジムノペディ1番 (w/堀子孝英)
2.黄源の舞 (w/堀子孝英)
3.紅江 (w/堀子孝英)
4.ユハンヌス
5.紅蓮菩薩
6.Perpetual Motion
7.ルカ組曲
[アンコール]
1.Glacier (w/堀子孝英)
2.かげろう

 大山曜 (gut guitar)
 筒井香織 (clarinet, recorder)
 川越好博 (piano)
 テイセナ (violin)

 堀子孝英 (oboe)

http://asturias4.exblog.jp/

2010/05/30 Stella Lee Jones, Acoustic Asturias, KTG, FLAT122 @吉祥寺Silver Elephant

FLAT122とAsturias関係(微妙に人脈が入り乱れてる)4バンド対バンのライブです。
まぁ俺のためにあるようなイベントなので当然のごとく行ってきました。

[ Stella Lee Jones ]
ちょっと遅刻で「かげろう」の途中から。
今回はアコーディオンの佐々木さんがお休みで、トラで松本みさこさん( http://www.myspace.com/matsumotomisako ) が参加。リハ一回だそーで、よくまぁこんなややこしい曲を。
「Stella Lee Jones~Jean-Pierre」と映画音楽風を2曲、何やらテイセナさんのやる気がいつもの2割増くらいに見えた…何か生き生きと堂々としてて凄い良かった。「
ラス曲の「シナプス」は凄いクオリティだった・・・コレで完成形かな?

1. 日本のみさなさんサヨウナラ
2. かげろう
3. Stella Lee Jones
4. Jean-Pierre
5. clouds
6. シナプス

平田聡 (guitars)
佐藤真也 (piano)
テイセナ (violin)
三ヶ田晋 (bass)
谷本朋翼 (drums)
工藤げんた (percussions)
松本みさこ (accordion)

( http://www.myspace.com/satoshihirataunit )

[ Acoustic Asturias ]
タイトル未定の和風な曲、なんだか源平討魔伝っぽい感じ(まぁアレもアクアポリスの中潟さんだし)アコアスの曲としてはかなりプログレ度が高い感じで。しかしいつ聴いてもDistanceのピアノフレーズってナマで弾くには無理が有るよーな・・・凄いです。
アンコールは「黄源の舞」(字コレでよかったっけ?)

1. wataridori
2. ベタススプレンデス
3. Legend
4. かげろう
5. Perpetual Motion
6. (新曲)
7. 邂逅
8. Distance
9. 黄源の舞

大山曜 (gut guitar)
テイセナ (violin)
川越好博 (piano)
筒井香織 (clarinet,recorder)

( http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html )

[ KTG ]
Kawasaki Takao Group もしくは Kaori Tsutsui Group ってことで。
リゲはFLAT122の頃から何度か。立体的で格好良いなぁ。中島さんのベースがアレンジの中に入りこんできてて面白くなってきた。

1. Lige [Type Irregular]
2. (??Stay From New World??)
3. (谷本さんの曲)
4. 洞窟の森 3
5. 屋上にて
6. 真冬のテレビ塔

川崎隆男 (piano,synthesizer)
筒井香織 (clarinet)
谷本朋翼 (drums)
中島洋隆 (bass)

http://music.geocities.jp/ktgsc2009/ )

[ FLAT122 ]
活動停止中のFLAT122、1年半ぶりくらいかな?
以前からよくやっていた曲を、3曲だけといえば3曲ですが…なんというか密度もテンションも凄く、貫禄すら感じる演奏。
Stella Lee JonesとKTGと同じ日に観て、改めて圧倒されました。3ピースのバンドでこんなに情報量の多い音楽なんて、ちょっと他に想像つかないです。
ちょっと今日、本当に改めて凄いなと思いました。
だがしかし、たぶんしばらくライブは無い模様。。。。。たまにでイイからやってくれないかな?

1. 波濤
2. Neo Classic Dance
3. Spiral

平田聡 (guitars)
川崎隆男 (piano,synthesizer)
田辺清貴 (drums)

( http://music.geocities.jp/thewaves2005/ )

2010/02/20 Acoustic Asturias @江古田BUDDY

去年末のエレアス(electric asturias)の時に勢いでチケットを買ってしまったので(まぁどっちにしろ来てたろうけど)アコアス(acoustic asturias)のライブです。ゲストはMambabooの中島オバヲさん。バイオリンは伊藤恭子さんが都合により欠席で代わりにエレアス(こないだStella Lee Jonesでも見たけど)テイセナさんが参加。

新曲?の「命をつなぐ水」は民族っぽい感じという依頼でゲームの曲を・・・と言っていたので、Lamento辺りかな?と思ったんですけど、PSP用の「クラシックダンジョン」の曲ではないかと。RPGのフィールドっぽい感じの曲。3月にサントラ出るみたいなので曲目確認してそれっぽから買ってみよう。

ポルトガルのGouvaia Art Rock 2010へエレアスで出演されるとの事で、ちょっとチェックしてみたらMats&Morganも出てる…あとEnidとかAfter Cryingとか、Morglblってプログレだっけな?ちょっと見に行きたいが、流石に無理か。

アンコールではそのフェスにSteve Hackettも出る、とゆーことで大山さんのギターソロで「Horizons」を演奏。そいえばバンコが来日したときもギターの人がアンコールでこの曲やってたな、とか思い出しました。

この日の個人的なベストは前半最後の「Luminous Flower」でした、大いに盛り上がるバイオリンと淡々としたクラリネットが凄く良かったです。

オバヲさんのリズムが入ると演奏がタイトになる感じ。大山さんの昔からの知り合いだそうですが、ちょっと意外かなと思ってたのですが(mambabooでしか知らないからか)メリハリ付いてとても良かっです。
テイセナさんは急遽参加って感じだったと思うのですが、堂々とした演奏でエレクトリックバイオリンじゃない演奏は初めて観たのですが、このままテイさんでも良いのでは?とか思えるくらいしっくり来てました。

しかしあれだけ緊張感ある曲と演奏で「癒し系プログレ」ってのはもう流石に無理があるよなぁ。

セットリストはたぶん以下のような感じ。前半の3曲目だけわかんなかった・・・誰か詳しい方ヘルプ。

(追記)コメント欄で指摘もらいました、前半3曲目「凍てついた記憶」。後半6曲目は「Marching Grass on the Hill」でした・・・スミマセン。

  1. 神の摂理に挑む者達
  2. かげろう
  3. 凍てついた記憶
  4. レジェンド
  5. 黄原の舞 (w/中島オバヲ)
  6. 邂逅 (w/中島オバヲ)
  7. Luminous Flower (w/中島オバヲ)
  1. ユハンヌス
  2. ベタスプレンデス
  3. Perpetual Motion
  4. 命をつなぐ水 (w/中島オバヲ)
  5. woods 迷いの森 (w/中島オバヲ)
  6. Marching Grass On The Hill (w/中島オバヲ)
  7. 流氷 (w/中島オバヲ)
  1. Horizons (ギターソロ)
  2. Distance
  3. 黄原の舞 (w/中島オバヲ)
  • 大山曜 (guitars)
  • 筒井香織 (clarinet,recorder)
  • 川越好博 (piano)
  • テイセナ (violin)
  • 中島オバヲ (percussions)

2009/12/05 Electric Asturis @江古田BUDDY

このライブは珍しく前売りを買って楽しみにしていました。

そー思ってた人が多かったのか、この江古田バディに来た中で一番の混みようでした。
メンバーはAcoustic Asturiasからピアノの川越さん、FLAT122のギターの平田さんとドラムの田辺さん、あとバイオリンのテイセナさんを加えての5人編成。

ライブは「The Lancer」からスタート、「Fate/Zero Original Image Soundtrack」に収録されている曲で、このアルバム聴いた時に「この曲ナマで聴きたいなぁー」とか思ってて・・・念願かないました。
前半最後の「雪舞う」は川越さん大山さんテイさんの3人での演奏。5人編成での迫力とは違いますが、この日のライブの中でも秀逸だったんじゃないかな。すげー良かった。

後半は平田さんの新曲「シナプス」平田さんテイさん田辺さんの3人での演奏。平田さんらしい変な曲。「Moondawn」はいとうかなこさんの歌ってたアレですね、大分アレンジされてましたが。
組曲フェイトの2曲は同じフェイトのアルバムから「The Berserker」と「Battle Field」です。元々バイオリン入ってない曲でしたが、バイオリン入りで当然なように聴こえちゃいます。
最後は難曲の「Double Helix」(下に貼り付けたYouTube)たぶん完全新曲だと思いますが…ややこしい変拍子と変なブレイクと、それでも格好良いフレーズと。

アンコールは「神の摂理に挑む者たち」かなーと思ってたのですが、3rdアルバムから「Distance」でした。うーむ…あえて外したのかな?にしても相変わらずこの曲の高速ピアノフレーズは良いなぁ、GismontiのKarateみたいな感じで。

バンド編成では今回初ということで若干ぎこちない部分は有りましたが、カッチリ構成されたプログレでこれだけの内容を聴かせてくれるバンドはたぶん他には無いと思う。
2時間ちょいの演奏時間だったと思いますが、久々に時間の早く過ぎるような気持ちでライブを堪能しました。

次回はAcoustic Asturiasで2/10にまた江古田BUDDYで。MAMBABOOの中島オバヲさんがゲストとか。
Electric Asturiasの方は3/27に吉祥寺SPCでKBBとの対バンが予定されてるみたい。

・・・いやでもこの編成で是非「血闘のアンビバレンス」が是非聴きたい。あとついでにアコアスで「籠の鳥の孤独」が聴きたい。

1st set:
1. The Lancer
2. 闇からの声
3. Phoenix
4. Castle in the mist
5. 雪舞う

2nd set:
6. シナプス
7. Moomdawn
8. 聲無キ涙 (include cyber transmission)
9. 組曲フェイト:
a. 嘆きのフーガ
b. アーガス最後の戦い
10.Double Helix

encore:
11. Distance
12. The Lancer

大山曜 (bass)
平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
田辺清貴 (drums)
川越好博 (keyboards)

Asturias / In Search of the Soul Trees (2008)

soultrees_jacket1.jpg
こないだの高円寺MISSION’Sで早速買ってきたAsturiasの新譜です。いやなんだかコレがもーかなり凄くって。

個人的な話、Asturiasは高校の頃かな?レンタルCD屋さんで「Circle in the Forest」を借りてハマって、3rdの「Cryptogam Illusion」が出た頃はリアルタイムで聴いてて・・・一応古いファンになるのかな?自分のページ見たフランス人の方に「自分はAsturiasのファンなんだが、Yoh Oyamaの連絡先を知らないか?」とかメールで聴かれたりとかして、Asturiasのサイト作ってるのがその方だと思うのですが、確かそれが6,7年前のことだったと思います。

で、多重録音でのAsturiasの新譜。#1-5,#6-10で2つの大曲に分かれるMike Oldfieldの初期3枚と同じ編成になってます。大山さん自身が「現代のTubular Bells」と言っているように、今までのどのアルバムよりも直接的にMike Oldfieldの影響を隠さない内容になっています。
んで、Mike Oldfieldのパクリみたいなアルバムなのかというと全然そうではなくて(というか、あんなアルバムをパクるなんて労力に見合わないことも無いと思いますし)一つ一つのパーツを試行錯誤しながら緻密に作っていったんだなと思わせるような、70年代のプログレの魅力を持ちつつも新しい音楽になってます。
ちょっと前に「Fate/Zero image soundtrack」ってアルバムが出ていて、その中の「The Lancer」って曲は今までのAsturias(っていうか大山さん)らしくもなく、吹っ切れたよーな格好良いプログレ曲で。今回はそれを上回るよーな物凄い密度のアルバムになってました。正直まさかここまでの内容だとは思ってなかったのですがー。

#1「sprits – 精霊の踊り」 緊張感のあるミニマムなフレーズからアコースティックな楽器が重なっていきます、この感じはAcoustic Asturiasでの経験が活かされてるのかな?Mellotronは新月の花本さん。そのままの流れで#2「revelation – 啓示」へ、ミニマルな流れからリズム体が入ってくるところが異様に格好よいです。
#3「reincarnation – 輪廻転生」 Flat122の平田さんによるギターが入っています。このアルバムでは新月の津田さんとLu7の栗田さんの3人の特徴的なギターの方がゲスト参加されてますが、それぞれ持ち味を発揮しつつも全体のパーツとして機能している感じが面白いです。
#4「fountain – 源流」 いやもうココは結構もろMike Oldfieldです。んで次曲に繋ぐ辺りはAsturiasっぽいメロディーだなと思います。
#5「woods – 迷いの森」 えと「Lamento」ってゲームの曲(コレのサントラも半分くらい大山さんが担当していて、結構面白いです)からです。ギターはLu7の栗原さん。Holdsworthっぽいギターと伊藤さんのバイオリンとの掛け合いが妖しい雰囲気で面白いです。

こっからが第二部、#6「pilgrimage – 巡礼」 シャマナシャマナとゆーゲームの曲(前作の「Lumisous Flower」もこのゲームで使われてたのが原曲)、確かにゲームでも使われてましたがアルバムのこの流れで聴くと全く違和感なく一つのピースとしてハマっていて。ギターは新月の津田さん、ロングトーンの気持ち良さは流石だなー。
#7「Paradise – 雲上の楽園」 ですけど、これ聞いて最初に思い出したのが「Anthony Phillip / Slow Dance」確かアレもA/B面一曲ずつのアルバムで、コレも凄い名盤だと個人的には思ってるのですが、あのアルバムの静謐ながらもエモーショナルな感じが感じがこの曲にも有って。
#8「storm – 嵐」 Asturiasとしはちょっと珍しい、畳み掛けるよなプログレ曲です。この曲だけでも2,3曲作れそうな密度です。
#9「soul trees – 木霊」 このアルバムのハイライト、10分を超えますが緊張感を保ったまま最後まで行きます。バイオリンは初期Acousitc Asturiasの北辻さん、この人の切れの有る演奏はやっぱりイイよなぁぁ。#10はこないだのライブでも聴きましたが津田さんばりのロングトーンのギターとピアノでアルバムを締めます。このギターが大山さんだとすると、Nitro+系のサントラで今まで「津田さんが弾いてんじゃねえの?」とか思ってたのは全部大山さんだった可能性が・・・

まぁその個人的には思わずほぼ全曲のコメントを書いちゃうくらいの内容でした。こないだのライブで「アルバム再現するには20人くらい集めなきゃならないので・・・」とか仰ってましたが、そんなの是非実現させて欲しいです。Mike Oldfieldもやってたし。
そうそう、ゲーム関係のサントラの話で。Acoustic Asturiasでも演奏されている「神の摂理に挑む者達」という曲(デモンベインとゆーNitro+のゲームが原曲)があるのですが、いとうかなこさんが歌っているボーカルバージョンが収録されたベストアルバムが12/10に発売されるみたいです。いやこのボーカルバージョンが凄く格好よくって。ちなみにこのアルバムの中では「籠の鳥の孤独(神樹の館)」「静かなるMoon sign(シャマナシャマナ)」「Heartbreaking Romance(破天荒遊戯)」とかも大山さん作曲だったりします。気になる方とかNitro+のゲーム好きな方(俺だ俺)は是非。

2008/11/09 Acoustic Asturias @高円寺MISSION’S

ポセイドンフェス2週目、Asturiasの新譜発売(ライブはAcoustic Asturiasですけど)

自分はライブを見るのが結構久々なもので、伊藤恭子さんが加入してからは初めて見ます。いやーこの人凄い上手いですねー、クラシック畑の方みたいですが細かいアクセントとか凄く繊細な感じで。
新譜は多重録音モノなのですが、アコアス用にアレンジし直してアルバムの中から2曲演奏。

2nd setでは筒井さんの「絵本の音楽」だっけな?ちょっとモンゴルっぽい感じの曲。「Perpetual Motion」は大山さんの新曲とのこと、難しくて今までナカナカ出来なかったとか・・・確かにコレは。
「Luminous Flower」って確かゲームの中の曲だったよね?Nitro+じゃなくて・・・なんだっけな?この曲好きなんだよな。

アンコールは新譜のラス曲を大山さんのエレキギターと川越さんのピアノで演奏。大山さん、人前でエレキギターを弾くのは高校生以来とか・・・っていうか物凄く津田治彦さんな音。
で最後の最後に「神の摂理に挑む者達」を演奏。この曲がアコアスで出来るなら「血闘のアンビバレンス」とかもやってくれないかなー(どちらもNitro+のデモンベインの曲)いや勿論エレアスでも良いのだけど。

チェンバーというか何と言うか、いやプログレっぽいっちゃプログレなんですが、何か他のモノとは違ってイチから丁寧にフルスクラッチで作り上げられた音楽って感じかなーと思います。

そいで新譜の「IN SEARCH OF THE SOUL TREES」買ってきました。ちょっとコレについては改めて書くかもしれませんが、ちょっと物凄いかもしんない。
ちょっと前に出た「Fate/Zero image soundtrack」に大山さんの「The Lancer」って曲が有って何か吹っ切れたよーな格好よいプログレ曲で。その流れを受けつつ今までのAsturiasの集大成的なアルバムになってます。プログレ者は迷わず買うとイイと思うよ。

1st set:
1. Bird Eyes View
2. WATARIDORI
3. ベタスプレンデス(?)
4. Adolescencia
5. paradise -雲上の楽園
6. woods -迷いの森
7. Waterfall

2nd set:
1. Distance
2. Luminous Flower
3. 草原のルカ
4. 早春
5. Perpetual Motion
6. 黄源の舞
7. Marching Grass On The Hill
8. 邂逅

encore:
1. dawn -夜明け
2. 神の摂理に挑む者達

 大山曜 (acoustic guitar)
 筒井香織 (clarinet,recorder)
 川越好博 (piano)
 伊藤恭子 (violin)

http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html

Acoustic Asturias / Marching Grass on the Hill (2007)

Acoustic編成で復活してからは初のフルアルバム。「今頃買ったのかよって」ツッコミは置いといて(出たのは去年の11月)
流石に昔みたいに20分とかゆー曲は無いのですけど、プログレ色は相変わらずで十分密度の濃いアルバムになってましす。しっかしこんな編成(アコギ+ピアノ+バイオリン+クラリネット)でプログレってのは他で見ないよなぁ、所謂チェンバーロックの音とも違う不思議な音になってます。

こないだ日記で書いたデモンベインってゲームの「神の摂理に挑む者達」のアコアス(acoustic asturias)版が収録。「うわーかっちょええ」って思ったいとうかなこのボーカルバージョンは何かの初回特典だったみたい。「Bloodstained Roses」もデモンベインの曲みたい。他にも何曲かゲームの曲入ってるのかな?2ndアルバムの「Rogus」が収録されます。これがPC98のゲームの曲だったなんて当時は全然知らなかったのですけど。。

ジャケットの正式メンバーではバイオリンが伊藤恭子さんになってますが、この録音では大半が前メンバーの北辻さんが弾いてるみたいです。あとはボーカルでいとうかなこさんと、ハープに坂上真清(元バーミリオンサンズ)なんかも参加。

しかしこの新譜のライナーのプログレらしからぬデザインは何かと思いました。

Marching Grass On The Hill 

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

Nitro+CHiRALのLamentoってゲーム ( http://www.nitrochiral.com/pc/software/lamento/ ) のサントラ2枚組みです。音楽はZIZZ STUDIO ( http://www.zizz-studio.com/ ) って所。サイト見てて思ったのですけど、泉邦宏さん(渋さとか)とか立花泰彦さん(TOYとか)参加してるんですね。

DISC-1の半分とDISC-2のほとんどがアストゥーリアスの大山曜さんの作曲。1曲目からプログレというかアストゥーリアスっぽいですねぇ。

1曲目以外リズムが打ち込みなのがちょっと勿体無い感じもしますけど、エレアス(electric asturias)好きな人には結構というかかなりオススメなのでは、極々一部の人にしか通じないと思うけどアストゥーリアスがキングからアルバム出る前のデモテープを凄くクオリティアップしたよーな。

2-4の「乱舞」って曲のギターが津田治彦さんにのような気がするけど違うのかなぁ?意外な所ではバイオリンで向島ゆり子さんが5曲ほど参加してます。

あ、ちなみに、どんなゲームなのか全く知りません。えーと・・・女性向けゲームなのかな?

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

2006/10/08 Era,Asturias @池袋LIVE INN ROSA

ポセイドンのプログレフェス最終日。

ERA

えーと・・・わりと最近も見てるのですけど。最近3rdアルバムもリリースされたEraです。鬼怒さんの曲はだいぶブラジルっぽい曲が増えたなぁーとか思います。壷井さんの方はやっぱし相変わらずプログレ色が強いかも。

  • [tag]鬼怒無月[/tag] (guitars)
  • [tag]壷井彰久[/tag] (violin)

( http://tsuboy.internet.ne.jp/tkduo/index.html )

f:id:vacatonos:20061008071703j:image:w300

(Electric) Asturias

で、今回お目当てのエレクトリック版Asturias、ドラム入りの編成では18年振りとか。思い起こせばリアルタイムで新譜を買ったのが3rdアルバム(1993が)出た頃「新譜も出したんだしライブやるだろー」とか思っていたのですけど、とうとう生ライブはやらなかったと・・・というワケで13年くらい待った事になります。(アコースティック編成では何回か見てますが)

今回のメンバーはアコースティック編成にオリジナルメンバーの桜井さん、津田さん(元新月)を加えた形になります。Fantasmagoriaの藤本さんは現在は正式メンバーでは無い模様。

演奏曲はたぶん↓みたいな感じ、どっかの曲の途中で「Cyber Transmission」のギターも挟んでたような気がしましたけど。

川越さんの曲って言ってた「陽炎」とか緊張感有って良かったなーとか。

演奏者的には大山さんのベースプレイを見て「やっぱり貴方はベーシストですよ」とか言いたくなったり(アコースティック編成の時もギターの6弦の上に右手の親指置いてたしなぁ)良かったです。

あと藤本さんのバイオリンが堂々とロックな感じで格好よかった。何か見るたび(といってもそんなに見てるわけじゃないけど)良くなってく感じ。

アンコールでは3rdの「Distance」この曲凄く好きで、この編成で聴けて良かったなーと。尋常でない速さのピアノのシーケンスと妙にポップや感じが、Egberto Gismontiの「Karate」とかにも似てて。

あ、あとこの日は妙に拍手の音が大きかったよーに思います。やっぱりみんな待ち望んでたんだなーとか思いました。なので「また18年後に」とか言わないでまたやって欲しいです。

  1. Highland
  2. Phoenix
  3. ???
  4. Tightrope
  5. 陽炎
  6. ???
  7. Rogus
  8. Ryu-Hyo
  9. Distance
  • [tag]大山曜[/tag] (bass)
  • [tag]津田治彦[/tag] (guitars)
  • 桜井和美 (drums)
  • 川越好博 (keyboards)
  • 筒井香織 (wind synth)
  • 藤本美樹 (violin)

( http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html )

f:id:vacatonos:20061008085201j:image:w300

2006/04/01 Asturias,Round House @初台DOORS

えーと高校の頃から思い入れのある日本のプログレ2つの対バンでした。21世紀になってこんな対バンのライブを見れるとは思わなかったなぁ。そんなわけでかなりフィルタのかかったこないだのライブの感想文を。

Acoustic Asturias

最初はZabadakとかの影響で聴き始めたのかな?新月の津田さん花本さんの参加でプログレの人には有名ですけど、初めてこのバンドを聴いたときには新月って知りませんでした(それ以前にMike Oldfieldも聴いたことなかった)
3枚のアルバムを出してその後音沙汰が無かったのですけど、何年か前にヘンなフランス人から自分宛に「AsturiasのYoh Ohyamaの連絡先を知らないか?」ってメールが来て(その頃 ‘Asturias’ で検索するとウチのサイトくらいしかなかったみたい)「よくわからんけど、日本シンセサイザー協会って所に所属してるみたいだから、そっちに連絡してみれば?」って返事をした覚えがあります。
それからしばらくして「Asturias Official Web-Site」ってのが出来ていて、見てみたらそのヘンなフランス人がそのサイトを作っていて「おぉぉ」とか思ってました。
そんなこんなでAsturiasは2004年にアコースティック編成で復活して、その後コンスタントに活動を続けています。今の音は「凄く爽やかな室内楽プログレ」って感じかな?
自分がライブを見るのは結構久々だったのですけど、バイオリンの藤本美樹さんが凄く良くなっていてビックリ。なんか細かい表現力が増したっていうかそんな感じで。そいえば大山さんがギターを弾くときに右手の親指を6弦に置いてミュートしていて、どう見てもベース奏者で可笑しかったなぁ。
アンコールには凄い好きな「Distance」という3rdの曲をやってくれて、とても嬉しかったです。

  • [tag]大山曜[/tag] (acoustic guitars)
  • [tag]筒井香織[/tag] (clarinet,recorder)
  • [tag]川越好博[/tag] (piano)
  • [tag]藤本美樹[/tag] (violin)

Round House

このバンドも初めて聴いたのは高校の頃、MADE IN JAPAN RECORDから出てた発掘モノの1枚で、今はなき新宿EDISONで買いました。70年代から80年代にかけて活躍した関西のインストプログレバンドです。最初は「音質悪いなぁー」とか思ってたんですけど、曲の良さとスリリングな演奏がそのウチ気に入るよーになりました。
そして2001年にまさかの復活。プログレの人は意外としぶといんですよ。その後もスローペースながらもコンスタントに活動を続けているのですが、最近メンバーチェンジをして5人でのバンド編成から「打ち込み+ギター+ベース+鍵盤」という編成に変りました。この編成になってから初めて見るライブです。
厚めの打ち込みはDOORSの音響ともあいまって、結構凄い音圧でちょっとビックリ。バンド編成での印象が強かったので、ミドルテンポの曲などでの打ち込みリズムはちょっと違和感が有ったのですが、人造人間とかロマンティックラリーとかの手数の多い曲では結構ハマっていたように思います。Super Warpなんかはバンド編成の時よりも格好よいかも。
新しいキーボードの方(すごい若い人みたい)は少し音色に違和感を感じたけど、ギターとユニゾンでガンガン弾いてる所は格好よかったです。ベースは流石というか何というか、この人のベースが凄い好きな事に気付きました。ギターの加藤さんは相変わらず、この人のギターのメロディーが凄く好きでこのバンド聴いてるようなモノで。でもギターシンセでの音よりも普通のギターの音色で弾いている時の方がイイのですけど。
個人的にはもうSquarepusherみたいなバキバキのリズムにしちゃっても面白いんじゃないかなーとか思います。ブレイクビーツプログレみたいな(いやプログレファンに受けるかどうかは知りませんが)。そーゆー意味では新曲のCarnival Nightのダンスミュージックっぽいのは結構面白かったです。

  • [tag]加藤正之[/tag] (guitars)
  • 上村義昭 (bass)
  • 石川紗宇良 (keyboards)