えーと6月以来のギルゴンゴ(清水一登+植村昌弘+ナスノミツル)のライブへ行ってきました。
前半はインプロから始まって植村さんの「ish #4」へ、このishシリーズは植村さんのギルゴンゴ用の曲ですでに8,9曲くらい出来てるそうなのですが、現在披露されてるのは ish #5 まで(#3はやってないかも)
MCでは清水さんの新しいシンセが軽くて幸せという話、むかしむかし某プログレバンドでクラビネットを運んでた時に十二指腸潰瘍をやらかしたとか何とか。ちなみに清水さんの新しいシンセはKORGのKrossという機種、前まで使ってたのがKORGのDW-8000という1984年発売のモノでしたので大分違うんだろうなぁ…まぁDW-8000の高速アルペジエイターを使った演奏が何とも清水一登さんらしかったのですが。
この後はいつもの「最低人」「ヒョーロク玉」を演奏、「ヒョーロク玉」なんかは大体どのバンドで演奏しても結構グダグダな感じになるのですが、このメンツだと無茶なリズムの伸び縮みにも対応てしまうのが面白いです。前半最後は「ish #5」この変な曲もいつの間にかこなれた演奏になってました。
前回のライブで前半部分だけお披露目した「マンボミー・ルンバユー」という(なんてトホホな曲名…)KILLING TIMEとかで「収容所(アルバム収録時はOne for each sentimentってタイトル)」として演奏してた曲を、無理矢理ラテンにした曲。今回は最後まで演奏、って後半部分はわりと普通に「収容所」になってるような気が。
「ソフト」はナスノさんの曲でTeneleven用に作った曲だそうで、何故かこのバンドで初演になってしまった模様。ミニマルなループをベースにした曲。ちょっとポストロックっぽい感じも有りつつベースのフレーズが倍テンポになる辺りとか単純に格好良かったです。
アンコールでは ish #5 をシャカタク風に。あの植村さんの変態リズムを取っ払って上モノだけ整理するとこんな感じになる?という感じ。「誰だお前ら」って突っ込みたくなるような爽やかな演奏に大笑いでした。MUMUの曲なんかもドラム抜いて、鍵盤部分だけまともな拍子で演奏したらウェザー・リポートみたいになるんじゃないかとは思ってたのですが、こんな感じになるとは。
今までだと、1/3がインプロで残り2/3が曲って感じだったのですが、今回はほとんど曲を演奏する感じになっていました。なんかもうそろそろ録音して頂いても良いのでは無いかと思うのですが。
次回は11/20にMUMUとの対バンで、荻窪ルースターノースサイド。本日やった「マンボミー・ルンバユー」と「ソフト」を合体バンド、ムムゴンゴとして完全版を演奏するそうです。あと11/6に久々に植村さんの「濃縮還元ドラムミーティング」が有りサポートに清水さんと佐藤研二さんが参加されるようです、ドラムは植村さんの他に大西秀雄さんとSakuraさん(元ラルク)だそうで。
1. impvovisation ~ ish #4
2. 最低人
3. ヒョーロク玉
4. ish #5
1. マンボミー・ルンバユー(収容所のダンスバージョン)
2. ish #2
3. ソフト
4. 重量投げ
5. ish #5 (シャカタクバラード版)
清水一登 (piano, keyboards)
植村昌弘 (drums)
ナスノミツル (bass)