NHK-FM「今日は一日プログレ三昧」13時間放送とゆー無謀な企画の中での生放送ライブでキング・クリムゾンをコピーという、これまた無茶な企画。
Altered Statesってことで太陽と戦慄~レッド辺りの曲をやるのかな?と思ってたのですが、なんと1stの全曲カバー。なんとゆー馬鹿で無駄な事を…この無駄っぷりがプログレといえばプログレですが。
前半(A面)1曲目はもちろん「21世紀の精神異常者」から、最初の変な「バホー」って音もちゃんとサンプリング。あまりの忠実なコピーっぷりに吹き出しそうになりました。特に内橋さんのギターのトーンがFrippまんまで。この曲の最後のフリーっぽく戻って終わるところもアルバム通り再現。
「風に語りて」ではデヴィッドさんが参加してアルバムのハモるパートもカバー、「エピタフ」に入る所とかもほんとにアルバムそっくりで。んでもこのアルバムの頃のロバート・フリップってもうちょいぎこちない所も有ったような気もしましたが。
ちなみにデニスガンのボーカル、Greg Lakeには似てないだろーとか思ってたのですが(どっちかっつーとPeter Hammilかなとか、Altered States plasy VdGGの時は是非)かなり健闘していました。
「エピタフ」終わってよーやく拍手。次はB面の「ムーンチャイルド」から、ここでも内橋さんのギターの音色があのアルバムのトーンそっくりで。「ムーンチャイルド」の即興パートは、ちょっと途中でいつものAltered Statesになりかけてましたけど、岡本さんの鍵盤のおかげでだいぶ抑制されてた感じでした。
そして「タタッツッタタツタツタ」とゆードラムから最後の「クリムゾンキングの宮殿」へ。木管系のお二人もバッチリ再現していたと思います。
いやまぁ本当よくこんな馬鹿なことするなー(褒め言葉)と思いました。個人的にこのLPは親父が持ってたせいもあって、かなり刷り込まれているのですが…本当に再現度高かったです。
ちなみに家に帰って録音してたのを聴いたら、ミックスのせいかラジオ音質のせいか、ナマで聴いてた時よりもよりクリムゾンそっくりに聞こえました。
このAltered States plays King Crimsonは11/26に新宿PIT-INNでまたやるそうです。
- 21st Century Schizoid Man
including Mirrors
- I Talk To The Wind
- Epitaph
a) March For No Reason
b) Tomorrow And Tomorrow
- Moonchild
a) The Dream
b)The Illusion
- The Court of Crimson King
a) The Return Of The Fire Witch
b) The Dance Of The Puppets
- 内橋和久 (guitars)
- ナスノミツル (bass)
- 芳垣安洋 (drums)
- 岡本洋(key)
- Dennis Gunn (vocals,guitars)
- 塩谷博之 (flute, clarinet, soprano sax)
- 吉田隆一 (flute, tenor sax, bass clarinet)
- デヴィッド・マシコ (vocals)