2003/11/29 chienowa 16 @ 渋谷NEST

#「chienowa」っていうイベント。とりあえずmachine and the synergetic nutsとNATSUMEN(BOaTの後継バンドみたいなのかなー?とか思って)を見たくて行ってきました。

machine and the synergetic nuts

えーと前に見たのも確かココ(NEST)だったよーな。

前回見たときに感じた少しバランスの悪い感じは随分良くなってました。Soft Machineの「Out-Bloody-Rageous」に似たようなシーケンスの曲が有ったりとか、カンタベリ色もかなり強く感じさせる内容。

ハードコアのリズムの上にDave StewartとElton Deanが乗っかってるよーな感じ。ってのは言いすぎかな?んでもNational Healthとか好きな人だったらかなりの確率で気に入るような気もしますが。

  • マヒマヒ (soprano sax)
  • 須藤俊明 (drums)
  • スズキヒロユキ (bass)
  • 岩田ノリヤ (keyboards)

music from the mars

ザクザクとしたリフが印象的なんですけど、実は七拍子の曲とかだったりしました。(しばらく変拍子な事に気付かなかった)

エレピの人が急にクラシカルなフレーズをひいたりとかしてて面白かった。

これでもーちょい歌メロが印象に残るとイイと思うんですけど・・・・

  • 藤井友信 (guitars,vocals)
  • 吉村祐司 (drums)
  • 大野慎太郎 (bass)
  • 坂井キヨオシ (piano)

NATSUMEN

で、今日の目当てはmsnじゃなくて、実はこっちなのです。AxSxEさんのBOaTの後継バンドのようなインストバンド。

キーボードのEigoってのはPanic Smileの石橋英子さんです。他は良く知らないのですけど、ベースはRUNTSTAR(ギターポップだっけな?)の人みたい。

えーとハードコアかロックかポストロックかプログレかエモか・・・もしくはその全部か。

曲の構造は結構難解。変なブレイクとか、不協和音とか色々、でもテーマはとても印象的なメロディー。轟音のギターリフが一瞬止んでフルートとアコギの繊細なパートが入ったりとか、ギターリフの裏のキーボードのシーケンスがとても格好よかったり、フルート+クラリネットのパートは一瞬チェンバーロックを思わせるような瞬間もあったりとか。

このバンドがポストロックかどーか知らないですけど、「ポストロック」とかで括られてる音に感じてた不満を吹き飛ばすような音でした。やっぱりロックってのはこーじゃないととか思ったり思わなかったり。

自分の期待値の数倍良かったライヴなんてそう滅多に有るわけじゃないんですけど(このバンドは予備知識あんまり無かったから余計)シビレルっていう昔の漫画みたいな言葉が出てきそーな感じ。

んでも、こんなに格好イイのに、あんまり音源をリリースしてないみたい。何かオムニバスにちょっとずつ入ってるみたいだけど・・・正式音源が早くリリースされることを祈ります。

そしてそれまではライヴで、12/14高田馬場PHASE,12/31秋葉原GOODMAN。→http://boat.d4k.net/

  • AxSxE (guitars)
  • Aine (miming guitar)
  • Yashyro (acoustic guitar)
  • 石橋英子 (keyboards,xylophone,flute)
  • Maseeta (drums)
  • Shige (bass)
  • Izu (clarinet)

sugar plant

えーと実はコレの最初だけちょっと見て帰っちゃったのですが(仕事が残ってたの)

Klaus Schulzeみたいな感じのシンセ+アンビエントなエレピ+Manuel Gottschingにしか聴こえないギター+ちょっと落ち着いた感じの女性ボーカル。っていう音でした、Ash Ra TempelのStarring Rosiみたいだなぁ(あんなにサイケじゃないけど)とか何とか、ちょっと聴いただけなので。すんません、でもこの前のNATSUMENのインパクトがデカ過ぎて。

2003/11/20 えとうなおこSESSION @ 西荻窪アケタの店

これはGiulietta Machineのライヴではないのですが、メンバーは一緒です。前々から(UBiKの頃)から見たいなーとか思ってたんですけど、あんまり沢山ライヴをやる方では無いので今までずっと見れずにいたのです。

ちなみに、えとうなおこさんは最近だと大友良英blue bandとかNOVO TONOとか、昔だとUBiK(NaO2)とかSunset Kidsで活動されてた方。自分はこの人の曲がちょっと(かなり)好きなのです。

そんな訳で、satomilkさんとかとアケタの店に行ってきました。大津さんのPowerBookからエフェクト音に乗っかる柔らかな感じのゆっくりとしたピアノの曲。こーゆーのを聴きたかったのです。(大友さんのバンドとかだと、あんまり前面に出てくること少ないし)

曲によっても振れ幅大きいんですけど、エレクトロニカとも似たような/違うような不思議な音、大津さんの曲なんかはちょっとボサノバのようでも有り、アンビエントみたいな音にも聴こえるし。んでもMUMとか好きな人とかに受けそうな感じもするんですけど、どうなんでしょうか?

ラストにはGiulietta Machineのアルバムの「Tudo」(シンセのループは生ピアノでやってました、かなり無茶な感じで)

やはりCDよりもナマの方が全然良かったです。この日は告知も少なかったせいか客少なかったですけど、もっと頻繁にライヴやってほしいなーと思いました。

(http://www.o2-m.com/g-machine/)

  • えとうなおこ (piano,synthesizer,vocals)
  • 大津誠 (guitars,computer)
  • 藤井信雄 (drums)

2003/11/14 壷井彰久+鬼怒無月,おU @江古田BUDDY

POSEIDON RECORD主催のポセイドン祭り。一日目の江古田BUDDYでは、超久々のおUと壷井+鬼怒デュオ。とにかくおUが見たくて、会社を定時で脱出。

壷井彰久+鬼怒無月

#えーとこの組み合わせで見るのは初めてかな、「Era」ってCDをPOSEIDONで出してます。壷井さんの弾くフレーズはどーしてもプログレ、鬼怒さんの参加してる数多いグループの中でも一番いわゆるプログレに近い音だと思います。アコギとバイオリンだけなのに二人の手数の多いこと。「Crawler-A」とかやってました。
そして、凄まじくかみ合わないMC。これがプログレ。
→壷井さんのサイト内、壷井/鬼怒Duoのページ

  • [tag]壷井彰久[/tag] (violin)
  • [tag]鬼怒無月[/tag] (guitars)

おU

#8年ぶり!!!

もー、このメンツが一つのステージで一緒に演奏するってだけで嬉しいです。全員ファンみたいなモノですから。
一人一人の音がとても癖の強いまま、きっちりアンサンブルとして成立ってるってのが凄かったですね。矢口さんのサックスはやっぱりReal FishやFishermen tit totで聴いてたアノ音だし、向島さんのバイオリンもSOLAとかで聴いた艶やかな感じで、今堀さんのギターは今堀さんでしかない音だし、久々に聴いたれいちさんのドラムも相変わらずタメの効いた感じで。

そんな訳で最初は定番「Blivits」(KILLING TIME/BILLおUに収録)おUのアルバムに近い感じの演奏です。「若者もどき」は清水+今堀+れいちのトリオでの演奏、なにやら音源をバックにしたスピード感の有る演奏で確かに若者っぽいのかも。
「タンゴもどき」は2000/6/4 清水一登+向島ゆり子+今堀恒雄 @ 大泉学園 in Fで一回だけ聴いた曲です。他でやった事あるのかな?この「タンゴもどき」から「収容所」(KILLING TIME/SKIPのOne for Each Sentiment)へ続けて一部終了。収容所後半はとてもテンションの高い演奏、あんなに気合の入った「収容所」を聴くのは久々。

休憩をはさんで最初は清水さん1人での演奏。相変わらずミョーな音源を重ねていってピアノソロ、随分前の新宿ロフトプラスワンでの清水ソロを思い出しました。
そしてメンバーがゾロゾロ出てきて「Minerals~Tasmania」を演奏。オパビニアでも聴けますけど、やっぱり当たり前ですけど全然印象の違う感じで。
「Gymnesia」(yet somehow…収録)では清水さんxylophoneの演奏、この曲聴くのはほんとに8年ぶりかも。「Johnson Blues」と続けて、ラス曲はやっぱり「Habanerege」ボーカルの所を向島さんが入り損ねてたけど、相変わらず無茶なこの曲をビシッと演奏するのはやっぱりこのメンツならではかも。
アンコールでは「Epistrophy/Variation」をソロ回し付きでやってくれました。れいちさんは何故か「Habanerege」のボーカルパートを歌ってたり。

MCで清水さんが「久しぶりにみんなで集まって演奏して、やっぱりみんなで演奏してる感じだなー」とか言ってました。その言葉に尽きるような気がします。「これからは一年に一回くらいはやりたい~」との言葉を信じて次回を待つことに。

  1. Blivits
  2. Epistrophy/Variation
  3. Waltz #4
  4. 若者もどき
  5. Contrarily
  6. タンゴもどき
  7. 収容所 (One For Each Sentiment)
  8. (清水一登ソロインプロ)
  9. Minerals
  10. Tasmania
  11. Gymnesia
  12. Johnson Blues
  13. Habanerege
  14. Epistrophy/Variation (アンコール)
  • [tag]清水一登[/tag] (piano,keyboards,bass clarinet,xylophone)
  • [tag]向島ゆり子[/tag] (violin)
  • [tag]渡辺等[/tag] (bass,11-strings fretless guitar)
  • [tag]矢口博康[/tag] (soprano sax,alto sax,baritone sax)
  • [tag]松本治[/tag] (trombone,tuba)
  • [tag]今堀恒雄[/tag] (guitars)
  • [tag]れいち[/tag] (drums)