PolySoft / tribute to Soft Machine (2003)

えーとコレは「Collectif Polysons」というフランスのバンドによる、ソフトマシーンのカバーアルバムです。カバーアルバムなのですが本家より[tag]Hugh Hopper[/tag]と[tag]Elton Dean[/tag]が参加して「PolySoft」というバンド名になってます。

収録してるのは2002年のライブですが、コレがまた偏っていてHopperとRatledgeの曲のみです。FaceliftはもちろんSlightly all the timeやBackwardsまで演奏してます。Elton Dean含めて4管編成での演奏なので、ちょうどThirdの頃のソフトマシーンをちょっと現代的なセンスで解釈したよーな感じになってます。

特にゲスト参加のEmmanuel BexのハモンドオルガンがRatledgeともちょっと違ったアプローチ+音色で面白いです。

PolySoft / tribute to Soft Machine

Marcio Montarroyos featuring Stone Alliance (1977)

ディスクユニオン新宿ラテンブラジルフロアにて。Hermeto Pascoalの名前を見て購入、1977年のアルバムです。
Latin Jazz系には全く疎いのでよく知りませんけど、結構有名な人たちなのかな?(参加メンバーは以下参照)端正で力強いかなりかっちょいいジャズです。何かJohn SurmanとかKeith Tippett Groupとかにラテンパーカッションが入ったよーな感じで、コレがまたとても格好良くって。大当たりでした。

あ、Hermeto Pascoalは1曲に参加してるだけみたい。

  • Steve Grossman (tenor sax,soprano sax)
  • Gene Perla (bass,keyboards)
  • Don Allas (drums,conga,percussions)
  • Marcio Montarroyos (trumpet,flugelhorn,mellophone,piano)
  • [tag]Hermeto Pascoal[/tag] (piano,flute)
  • Erasto de Holanda Vasconcelos (percussions,sudo)
  • David Sion (percussions)
  • Dom Bira (congas,bell)

Marcio Montarroyos featuring Stone Alliance

あさやけぼーだーらいん (2006)

えーとコレはちょい前にamazonから届いていたCD。インディーズじゃなくて同人CDって事になるのかな?(違いがよくわからん)
以前ネットラジオかYouTube辺りで物凄く可愛い「コンピューターおばあちゃん」のカバーを偶然聴いて、それを歌ってたのがこのアルバムのボーカルの茶太さんって人で。(同人音楽界では結構有名な人みたい、最近メジャーからもアルバム出したとか)
このアルバムではテクノっぽいのとか脱力系とか菅野よう子みたいなのとか結構振れ幅大きくて、ちょっとおんなじ人が歌ってるとは思い難いくらい。
特にstudioCampanellaのbermei inazawaって人のトラックが凄い作り込みで気に入りました。この人のberpopってCD欲しいんだけど売ってないんだよなぁ・・・

秋葉原の同人CDを売ってるお店とか行ってみたこともあるのですけど、なんだかこの世界も奥が深そうで面白いです。
ちなみにその時視聴したのはハードコアテクノに萌えボイスが凄い速さで乗っかる気の触れた音楽でした。買わなかったけど。

( http://www.voltagenation.com/pprr/ )

石橋英子+吉田達也 / slip beneath the distant tree (2007)

何度かこの編成でのライブを見てかなり期待してたこのユニットのCDをよーやく捕獲してきました。ライブで見てた印象よりも石橋さんの色が強く出てるよーな感じかな?と思います。予想以上にまとまっていてビックリ。

ライブでもやってたカバー曲(Genesis/Time Table,This Heat/Twilight Furniture,Soft Machine/As long as…)は全部収録、是巨人の「詩と農夫」も入ってますね。ライブで見て大層気に入ってた石橋さんの「Hospital」って曲が入ってて嬉しかった。RUINSや高円寺百景的なモノを期待するとちょっとアレかも知れませんが、全体的に密度高めの演奏(吉田さん関係では珍しく結構重ねてる)で満足度高めです。

ユニオンの特典の8cmシングルはThis Heatの曲と、もう一曲(吉田曲かな?)入ってました。

BARRICADE / 1969-1974: Le Rire Des Camisoles

ZNRの前身バンド「BARRICADE」の1969-74年の発掘音源集。コレいつのまに出てたんでしょう?

とりあえず一周聴いた所、ZNR好きな人以外にはオススメできませんけど、個人的にはスゲー面白い。ZNRの片鱗を覗かせつつもアヴァンロックとゆーかレコメンやNo New York辺りの匂いがプンプンします(コンポステラみたいな曲もある)。

どの曲がいつ頃の録音なのかよく分からないのですけど、この時期のフランスでこんな音やってたのかと思うと凄いなぁ。録音もそんなに良くないし、ただのセッションを録っただけみたいなのも多いですけど、とにかくフリーキーでイカレててイカします。ZNRファン必聴ってのは煽りじゃなかったみたい。

ちなみに分厚いライナーが付いているのですが、全部フランス語なので読めません。細かな経緯はLocus Solusのページ ( http://www.locus-solus.co.jp/catalogue/znr.html ) 見ていただいた方が。

Acoustic Asturias / Marching Grass on the Hill (2007)

Acoustic編成で復活してからは初のフルアルバム。「今頃買ったのかよって」ツッコミは置いといて(出たのは去年の11月)
流石に昔みたいに20分とかゆー曲は無いのですけど、プログレ色は相変わらずで十分密度の濃いアルバムになってましす。しっかしこんな編成(アコギ+ピアノ+バイオリン+クラリネット)でプログレってのは他で見ないよなぁ、所謂チェンバーロックの音とも違う不思議な音になってます。

こないだ日記で書いたデモンベインってゲームの「神の摂理に挑む者達」のアコアス(acoustic asturias)版が収録。「うわーかっちょええ」って思ったいとうかなこのボーカルバージョンは何かの初回特典だったみたい。「Bloodstained Roses」もデモンベインの曲みたい。他にも何曲かゲームの曲入ってるのかな?2ndアルバムの「Rogus」が収録されます。これがPC98のゲームの曲だったなんて当時は全然知らなかったのですけど。。

ジャケットの正式メンバーではバイオリンが伊藤恭子さんになってますが、この録音では大半が前メンバーの北辻さんが弾いてるみたいです。あとはボーカルでいとうかなこさんと、ハープに坂上真清(元バーミリオンサンズ)なんかも参加。

しかしこの新譜のライナーのプログレらしからぬデザインは何かと思いました。

Marching Grass On The Hill 

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

Nitro+CHiRALのLamentoってゲーム ( http://www.nitrochiral.com/pc/software/lamento/ ) のサントラ2枚組みです。音楽はZIZZ STUDIO ( http://www.zizz-studio.com/ ) って所。サイト見てて思ったのですけど、泉邦宏さん(渋さとか)とか立花泰彦さん(TOYとか)参加してるんですね。

DISC-1の半分とDISC-2のほとんどがアストゥーリアスの大山曜さんの作曲。1曲目からプログレというかアストゥーリアスっぽいですねぇ。

1曲目以外リズムが打ち込みなのがちょっと勿体無い感じもしますけど、エレアス(electric asturias)好きな人には結構というかかなりオススメなのでは、極々一部の人にしか通じないと思うけどアストゥーリアスがキングからアルバム出る前のデモテープを凄くクオリティアップしたよーな。

2-4の「乱舞」って曲のギターが津田治彦さんにのような気がするけど違うのかなぁ?意外な所ではバイオリンで向島ゆり子さんが5曲ほど参加してます。

あ、ちなみに、どんなゲームなのか全く知りません。えーと・・・女性向けゲームなのかな?

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

National Health / Playtime

えーとナショナルヘルスの発掘音源。Alan Gowen+John Greaves+Phil Miller+Pip Pyleの編成です。故Alan Gowenの鍵盤がガッツリ聴けて嬉しい。

故Alan Gowenとか書いてて気付いたけど、Pip Pyleも去年亡くなっちゃったんだよなぁ。

ちなみにYouTubeに唯一有ったNational Healthの映像。鍵盤Dave Stewartみたいだけど・・・

http://www.youtube.com/watch?v=KzsTdY5Xlwo
http://www.youtube.com/watch?v=82Z9L3cTDRE (←こっちの方が画像イイけど短い)

Playtime

千野秀一 / 赤目四十八瀧心中未遂

#映画のサントラみたい。他には春日博文とか斎藤徹とか大熊亘とか内橋和久とか今井和雄とか。フィールドレコーディングとシンセ音がメインで。

あーダメだ、この蝉の鳴き声の音聴くと「ひぐらしがなく頃に」やってる気分になっちゃう。
赤目四十八瀧心中未遂 

Mono Fontana / Cribas

1998年に「Ciruelo」っていうなんだか物凄いアルバムを出してたアルゼンチンの鍵盤奏者の2ndアルバム。Kievさんの日記でいつのまにか出てる事を知りました(amazonとかで時々チェックしてたんだけど入荷なし、その筋のネット通販で入手)

同じアルゼンチンのFernando Kabusacki、Santiago Vaquez、Alejandro Franovとかと山本精一、勝井祐二などでeweからセッションCDを出していて、以前のアルゼンチン音響派セッションの時に「ひょっとして日本に来るのか!?」とか思ったのですけど「ヒコーキ、キライ」との事で一人だけ来なかったと噂される人です。
前作の「Ciruelo」ではGismontiっぽい曲芸アンサンブルみたいな部分が有ったのですけど、今回のはほとんど環境音をバックに訥々としたピアノソロ(数曲Santiago Vazquezのパーカッションが入ってるのかな?)
会社のパソコンに突っ込んで仕事しながら聞き流してた時には「うーんちょっと地味かなぁ?」なんて思ってたんですけど・・・今日家で聴きなおして見たら凄かった。即興ピアノのようにも聞こえるのですけど、コレは相当計算されてないか。
Keith JarrettとかGismontiのECMモノにも似た雰囲気が有るのですけど、それよりも何か物凄く私的で純粋な感じの。工藤冬里のピアノソロとかの無邪気にも鋭い感覚にも似たよな。

Mono Fontana / Cribas