2013/04/13 Electric Asturias @吉祥寺Star Pine’s Cafe

5月のアメリカでのフェスRosFestの出演前の壮行会ライブとゆーことで、久々のライブです。ちなみにRosFestですが2004年から開催されてるプログ系のフェスで今回はThe Flower KingsとかPain of SalvationとかShadow Galleryなどが出演するみたいです。

「Tangram Paradox」はMCによると「Gentle Giantのオマージュ」とか言うことで、最初聴いた時は特に意識しなかったのですが、そう言われて聴くと確かにそこかしこにGentle Giantっぽいフレーズが。「迷いの森」は樹霊からの曲・・・ってあれ?この曲ってエレアスで演奏してましたっけ?
「Deadlock Triangle」はRosFest向けの新曲で、ややこしそうな高速フレーズをフロント3人が入れ替わりながら演奏するハード目の曲。曲の作りだけだと是巨人とかみたいな気もするのですけど、変態フレーズを力押しする(個人的にはそーゆーのも好きだけど)感じではなく、プログレらしい綺麗な流れになっているのが流石だなぁと思います。

後半はいつもアンコールで演奏している「Distance」から。ちょっとGismonti色の有るとても好きな曲なのですが、今のエレアスの他の曲の雰囲気からは確かに浮く感じで。
次がまた新曲「Elemental(仮題)」という曲、こちらは落ち着いたテンポの綺麗な曲、精霊とゆータイトル通り水土風火の組曲にする予定とか…今回のは水の精霊(undine)の曲なようです。
そして更に新曲(この日3曲めの新曲)「Honeycomb Structure」という曲。これが「今までのエレアスには無い感じの曲」と言うだけ有って、メロディ主体のエレアスの曲とは違って妙なグルーヴのちょっとポストロックっぽい感じもする曲、ギターのバッキングがプログレらしくなく格好良いです。個人的にはこの日の曲の中で一番。
次が「聲無キ涙」ライブで何度か聴いてますが Cyber Transmission部分のテイさんのバイオリンとギターの重なる所が凄く気持ち良くて。元々はCryptogam Illusionの曲なのですが、この曲はエレアスで演奏されるようになって完全に化けた曲かなと思います。
最後は「アーガス最後の戦い」ソロの掛け合いなんかでは、セナさんのバイオリンが急に躍動感増した感じで聴こえてきたりとか。完成度高い構築系の曲がほとんどのこのバンドですが、個人的にはメンバーを自由にさせたらどんな音が出てくるのかちょっと気になってたりします。
アンコールでは「The Lancer」と、オマケ扱いでもう一度「Deadlock Triangle」でしたが、2度めのこっちの演奏の方が良かったような。

それ程ライブの多いバンドではないのですが、毎回完成度の高さにはほんとビックリします。アンケート用紙に「新曲3曲はまだ未完成で・・」なんて書いてありましたが、それでも作りこみは半端ではなく、バンドメンバーにどんな状態で曲を渡しているのか気になります。新曲も増えてきて出来れば年内に新譜を制作するとの事で、楽しみにしています。

1. 闇からの声
2. 時を支配する人々
3. Tangram Paradox
4. 迷いの森
5. Castle in the Mist
6. Deadlock Triangle (新曲)

7. Distance
8. Elemental -undine- (新曲)
9. Double Helix
10.Honeycomb Structure (新曲)
11.聲無キ涙
12.アーガス最後の戦い

13.The Lancer
14.Deadlock Triangle

平田聡 (guitars)
テイセナ (violin)
川越好博(keyboards)
田辺清貴 (drums)
大山曜 (bass)

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