strange music page
* * * 2001.6-7(travel india/pakistan)


-2001.7.21 @ GILGIT #1 (到着)

#ギルギット着。山の形が日本の山とは全然違うのにびっくり。
いやこの写真じゃ全然わからないんだけど、何て言うか山の形をした大きな岩がそびえ立ってるような感じで。


ここではNEW TOURIST COTTAGEという日本人の奥さんがいる宿へ、一泊70Rs(140円くらい)。久々に日本米と日本食の食事。とても美味しく感じられました。
そーいえば、インターネットカフェに行く途中で子供が寄ってきて「写真撮って!」とか言ってきて、今カメラ持ってないよ、と返すと「10ルピー、くれ!」とか.....パキスタンではそんな事ないかと思ってたんですけどね、クソガキ。
-2001.7.23 @ GILGIT #2 (腸チフス)

#ええと恐らく前日のスネークバーガーで食べたバーガーに当たる、大当たり。

そして次の日の晩、熱。ただ事でなさそーな痛みだったので、宿の人に病院に連れていってもらいました。
医者: 「とりあえずこの抗生物質を7日間毎日飲みなさい」
との事、病名を言っていたんですけど英語力が足らなくてわかりませんでした。後で宿の人に "ウルドゥー語→英語→日本語" で訳してもらったところ、「腸チフス」だそーで。
とりあえず7日間の療養が決定、自動的に中国行きがアヤシクなってきました。

療養期間中は階段昇り降りすらつらい状況、食事も義務感だけでおかゆとか食べてました。
しょうがないので、宿に置いてある日本語の本/漫画を読んでばかり。宮沢賢治の本に「....は一ヶ月後チブスで死んだ...」みたいな文があって、非常にダークな気分になったり。

ちなみに写真は宿の仔猫、病気中は彼だけが友達でした。(ってそんな事ないです、病気中いろんな人にお世話になりました。ほんとありがとうございます)
-2001.7.29 @ GILGIT #3 (虹)

#宿屋の2階でダラダラしてたら、窓から何か今まで見たことも無いような色の濃い虹。
あんまり綺麗なんで、病院に行く以外の用事で久々に外。
「山のふもとまで行ったら、虹が降ってくるんじゃないかな?」とか思っちゃうくらいに綺麗な色で...なんか腹痛いのも、この時はあんまり気にならなくて。
何か吉兆じゃないかなー?なんて思って「きっと近いうちに腹痛も無くなって、フンザに移動できる」なんて勝手に確信していたんですけど.....結局その後.....(下に続く)

-2001.8.2 @ GILGIT #3 (盲腸/入院)

#抗生物質飲み続けたけど、何か痛みが引かない。どうも右の下腹が張っているよーだ。で、公立の大きな病院へ。
SUZUKI(日本の軽自動車を改造した乗合バス)の振動が非常に下腹にこたえます。

で、行ったらどーなったかと
医者:「君は??だから、このまま入院しなさい」
で、??の英単語がわからなかったのですが.....後から宿の人に聞いたところによると「盲腸」と。
盲腸....いつの間にか腸チフスは治り、いつの間にか盲腸になってた模様。そしてこっから3日間入院、点滴+断食ライフ。

ちなみにカルテを見せて頂いたところ、全然理解できない病状説明の英文の最後に「?」が付けられていました。
きっと「盲腸」とか「腸チフスかな?」とか書かれてたんだと想像されます。とりあえず看護士に伺ってみたところ、ニコニコしながら「NO PROBLEM」と言われました...

で、その最初「手術の必要は無い」って言ってたNO PROBLEMは、3日後に「手術をしなければならない」に変わりました。
ギルギットの病院での手術はちょっと怖かったので (時々「注射器が足りないから、買ってきてくれ」とか言われるし) パキスタン首都のイスラマバードへ逃げるように移動しました。
-2001.8.11 @ ISLAMABAD (手術/入院)

#手術3日目。少しだけ体力が回復してきたみたいで、自分でTVのチャンネル(ウルドゥー語ばかりで気が狂いそう)を変えることができるようになりました。
ここの鎮痛剤は何だか非常にドラッギーな感じで、これを飲んで寝てると何か体中が引っ張られるような...エレベーター乗ってるような感覚を持ちます。鎮痛剤飲んでから病室のTVで映画(twelves monkeys)を見てたら、なんだか急に何かに襲われるよーな気になって、あまりに怖いのでTV消して寝ちゃいました。

ちなみにこのヒマな入院期間中に見た映画 ...あと、「Last Action Hero」「Anaconda」「Twelves Monkeys」「True Lies」などなど...